昨年以来、米ドルで資産運用を志す方々からのコンサルティング依頼が急増しています。
弊社ではアメリカ不動産コンサルティングに加え、州規制当局に登録されるRegistered Investment Advisor (RIA)としてアメリカ国内での資産運用全般のコンサルティングも提供しており、内容は不動産投資以外となりますが、初心者の方々からのご質問を総括する意図で株や債券に関するまとめ記事を1月7日から期間限定であげさせて頂きます。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
興味深いことに、最近は日本のネットニュースで2チャンネル創設者の西村ひろゆき氏の記事を多く見かけます。
理路整然とした論調で歯に衣を着せない言葉が、賛否両論ありながらも一定の支持を受けているようです。
最近目にした中でふと興味深く読んだのは
「モノやお金では幸せになれない」
との西村氏の論調。
曰く、お金の知識よりも哲学を学ぶことが先決であろうとの見解。
これについては
「お金があって余裕があるからこそ言える」
という反応もあるようですが、私(佐藤)自身は哲学が先との論点は正しいように思います。
そしてこれに始まらず、一昔前の比べるとこの手の
「お金よりも大切なものがある」
という論調が近年は随分と増えてきたように感じますが、この傾向に対して
「そんな姿勢では日本は二度と経済大国に戻れない」
「このままではポルトガルやスペインのように100年単位で経済が長期低迷する国に成り下がる」
そんな日本の将来を危惧する指摘もあるようです。
けれども、よく考えてみると日本はもともと農耕民族でした。
農耕民族としての意識が大きく変わり、経済発展に力を注ぎ始めたのは第二次世界大戦後の経済復興からではないでしょうか。
恐らく経済大国への流れは必然であったでしょうし、日本人の類まれな勤勉性があったからこそ世界第2位の経済大国にまで上り詰めてきたはずです。
この経済大国を目指して勢い進んできた期間がモノの豊かさを初めて味わった時期だったでしょうし、ここからは経済力そのものは縮小していかざるを得ない中で
「お金よりも大切なものがある」
そんな認識が増えてくるのは経済大国への諦めなどではなく、真っ当な気づきでもあるように思います。
然るべき方向へ
先の西村氏がいう
「ここからはいずれにせよ日本では稼ぐことは出来ない」
「世界的に見ても勝利するのは中国」
ここも正論でしょうし、けれども同時に日本を外から見ていると
「日本は真っ当な方向に進んでいる」
とも思います。
何が真っ当かといえば
1.戦争に負けて廃墟となった
2.経済大国を目指した
3.実際に第二位の経済大国になった
4.バブル崩壊で膝をつく
5.少子高齢化も手伝い過去の規模を維持することは難しい
この戦後70年以上の流れの中で日本人の意識は大きく変化してきましたが、これを一起業家に例えるのなら
1.一文無しの状態
2.ビジネスを立ち上げた
3.相当なレベルに会社を成長させた
4.投資が過ぎてバブルで失敗
5.労働力が保てずに過去の規模を維持することは難しい
というところではないでしょうか。
けれどもこの起業家が得たのは
「一度は大成功してモノやお金の豊かさを体験してみた」
「けれどもそこに本当の幸せはなかった」
そんな気づきです。
そしてこの起業家はここで終わりなのかといえば、ここからは価値観が変わるだけ。
「本当に大切なのはモノやお金ではなかった」
この認識はここから先長きに渡り日本全体に広く浸透していくように思いますし、日本という国はかなり真っ当な方向に進んでいくように思います。
それと同時に
「お金が全てではないと言えるのは、自分に経済的余裕があるから」
これもまた事実です。
どんな綺麗ごとを言っても衣食住が脅かされるのなら誰だって心に余裕がなくなります。
日々の生活が保証されかつ余裕があるから言えるとは真っ当な見解ですし、それが真実です。
けれども、最低限の衣食住が満たされた後に
「モノやお金が最優先ではない」
このことに誰もが気づくというのも、また真実だと思うのです。
そして現実を見れば
政府も
会社も
自分の将来を保証してくれないことは明らか。
そうすると自分の将来は自分で準備することは決してオプションではないはずですし、当ブログで自分基金と呼ぶ老後資金は他の誰に頼るでもなく自分自身で構築していくありません。
その意味では当ブログを
「アメリカ不動産投資の成功術」
と題している意味は決して
「不動産投資を通してウハウハのお金持ちになりましょうよ」
そんなハコモノやお金を中心に据える意図はなく、その真意は
「将来に備える自分基金構築の成功」
を目指すものです。
老後にも働く働かないは個人の自由ですが、年金以外に入ってくる収入が
$500(5万円)
$1,000(10万円)
$2,000(20万円)
$5,000(50万円)
のいずれにするかは個人の自由。
月に税金のかからない追加収入が
$2,000(20万円)
だけでも随分楽になるというのは大抵の人々に当てはまるでしょうし、
⇛ モノやお金では幸せになれないという認識
⇛ 同時に政府に会社にも頼らない自活できる経済力を身につける努力
このようなポイントがこれからの時代には合うのではないでしょうか。
言っても、世界から見れば日本は
「世界で暮らしたい国」
でカナダに次いで世界2位に位置づけられている優れた国です。
来る将来を見据えた上で、当ブログが日本という国の将来に合った生き方に少しでも貢献出来るよう、引き続き項を上げ続けていきたいと思います。
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