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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
アメリカ不動産のファイナンシングについて、レンダーの部分からお伝えしています。
Mortgage Loan Officer(モーゲージ・ローン・オフィサー)
Mortgage Brokers(モーゲージ・ブローカー)
の両者がいる中で、投資家としての目利きを鍛え上げる意味でもレンダーを選んでくれるMortgage Brokers(モーゲージ・ブローカー)は介さず(余分な報酬を支払わない意味でも)、自分自身でMortgage Loan Officer(モーゲージ・ローン・オフィサー)を選んで直接やり取りをすることが推奨されます。
もちろん物事を進める上では
「多少の報酬を支払ってでも専門家を雇った方がよい」
という場面は大いにありますし、私(佐藤)自身も自分がよく理解していない分野については無料情報は避けて(無料情報は時間の無駄になる可能性が高い)、極力その道の評判の良い専門家を探すようにしています。
けれどもアメリカ不動産のファイナンシングの場合、恐らく自分自身で取り組んで
1.手数料と金利を比較しながら適切なモーゲージ会社を探す
2.Mortgage Loan Officer(モーゲージ・ローン・オフィサー)と直接やり取りをする
という式の方が専門知識も深まり、何よりも「借金をコントロールする力」が増してくるだろうことは間違いありません。
また結局のところ自分の身銭からMortgage Loan Officer(モーゲージ・ローン・オフィサー)への報酬は支払われているわけですから、いずれにせよモーゲージ会社とやりとりすることは
「モーゲージローンのプロを雇っている」
ことと同義です。
それならば時間の許す限り、また思い浮かぶ限りの質問をぶつけて自分の金融リテラシーを高めていった方が断然お得だと思います。
かくして不動産のファイナンシングに必要な登場人物として
Mortgage Loan Officer(モーゲージ・ローン・オフィサー)
Mortgage Brokers(モーゲージ・ブローカー)
の2者に言及しましたが、豆知識としてその他のレンダーの種類を簡単に押さえておきましょう。
本日も続けます。
Hard Money Lender(ハードマネー レンダー)
最初にハードマネーレンダーからいきますが、ハードマネーに手を出すのは一番最後の選択肢にしておく必要があります。
ハードマネーは大手の金融機関であることはまずあり得ず、通常は豊富な資金を有する
- プライベートレンダー
- 個人資産家
のいずれかです。
その金利は10%〜20%と非常に高く、借りる必要があるのは
⇛ どうしても短期のつなぎ資金が必要な時
⇛ フリップ案件で購入と修繕に資金が必要だが、銀行からの融資が期待できない
という場合に限定した方がよいと思います。
いずれにせよ借金をコントロールする力が十分にある上級者のみが融資元の選択肢とするべきでしょうし、何も分からない初心者が手を出すべき融資元ではないことは確かです。
Correspondent Lender(コレスポンデント レンダー)
ローンを組む際に消費者の窓口に立つのはMortgage Loan Officer(モーゲージ・ローン・オフィサー)ですが、一旦クロージングが終わるとそのモーゲージを引き受けるのがCorrespondent Lender(コレスポンデント レンダー)です。
Correspondent Lender(コレスポンデント レンダー)は分かりやすくいえばモーゲージローンを用立てする金融機関の中でも「資金調達係」のような役割を果たしています。
融資元となる金融機関そのものも融資行為を継続するためには資金が必要となります。
不動産ファイナンシングの場合は通常は数千ドルどころか、一万ドル単位や十万ドル単位の融資案件が繰り返されることになります。
そこで融資資金が枯渇しないようにモーゲージが発行されたら
- Fannie Mae(ファニー・メイ)
- Freddie Mac(フレディ・マック)
等にモーゲージを引き渡すのがCorrespondent Lender(コレスポンデント レンダー)の役割です。
そしてCorrespondent Lender(コレスポンデント レンダー)からモーゲージを引き受けたFannie Mae(ファニー・メイ)やFreddie Mac(フレディ・マック)はSecondary Market(セカンダリー・マーケット)と呼ばれる市場でその債権を投資家に売ることになります。
そうして債権を売却した資金が、今度はCorrespondent Lender(コレスポンデント レンダー)を通じて金融機関に入り融資資金が整うわけです。
この一連の流れで一般消費者のモーゲージもセカンダリー・マーケットに流れていくことでアメリカ不動産ファイナンス市場が回っていますから、Correspondent Lender(コレスポンデント レンダー)のような存在は消費者目線では表に出てくる立場ではありませんが、不動産市場を存続・発展させ続ける上で重要な役割をしていることが分かります。
この手の裏方レンダーについて、もう少し知識を深めておきましょう。
明日に続けます。
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