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「お金のことを深く理解した上でお金に好意を持つと、お金にも好かれる」
科学的な根拠がある話ではありませんが、そんなくだりでお金の本質について断片的に触れています。
アメリカ不動産投資なるものは資産運用の一つではありますが、
株だろうが
不動産だろうが
資産運用以前にお金の本質を深く深く理解して、お金を大好きになると
「お金に好かれる」
との証明は出来ないものの、成果を上げる方々を見ているとその傾向は否めないように思います。
資産運用でうまくいく人々は得てしてお金をマスターしていることは事実で、
「お金のことはよく分からないけれども、とりあえず不動産を購入しよう」
とのアプローチもあるかもしれませんが、それよりもグリップは正しく握って(お金を深く理解して)ドライバーをフルスイングした方がより的確に飛距離が出るのは自然のことです。
現実には株でも不動産でも、それぞれの資産購入はお金に紐づけられた価値を転換する行為であり、同時に不動産の場合は不動産金融において
「他人様(金融機関)からお金を借りる」
という複雑な側面が出てきますから、借金を持つ前にお金の本質について知っておくことは大切だろうと思うのです。
現代の米ドルが将来はデジタルのフェデラルコインに取って代わられるのかは私には分かりませんが、いずれにせよ
米ドルは
「そもそも誰が仕組みを握っているのか」
そして
「米ドルはどうやって生まれるのか」
という、川の源流を見るかの如くにお金の流れを知り抜いていくことが、お金について深く理解する為の第一歩になるように思います。
そこで金融資本主義経済において、昨日はその主役ともいえる
FED(連邦準備制度理事会)
について触れました。
FED(連邦準備制度理事会)については新聞でも頻繁に登場しますので
「結構大事な機関なんだろうな」
「金利を上げたり下げたりする機関らしい」
そんな認識は誰にでもあると思います。
実際のところ、価値交換の媒体として貨幣制度が必要不可欠な現代社会ではその存在と権限はあまりにも大きいものです。
より厳密にいえば、FED(連邦準備制度理事会)そのものは政府機関ですが、その指示の元に動く各連邦準備銀行は株式を発行している法人です。
株式が発行されているということは、当然そこには複数の株主が存在していることになります。
株主については趣旨を外れますので割愛しますが、
「会社は株主が所有している」
この民間企業の本質はFED(連邦準備制度理事会)でも全く変わりません。
そんなFED(連邦準備制度理事会)の存在を意識しつつ、お金の流れについてもう少し見てきましょう。
本日も続けます。
ここでも存在しないお金が生まれる
前述のようにFED(連邦準備制度理事会)そのものは米国政府機関ですが、その動きは米国政府とは距離を置いた立場にあります。
大統領自身がFED(連邦準備制度理事会)を動かすことはありませんし、米国政府の意図を汲み取って行動を起こすことはあっても、米国政府の意思に直接動かされない存在です。
そして昨日までは存在しないお金が生み出される瞬間として銀行が融資するパターンをお伝えしましたが、実はこのFED(連邦準備制度理事会)自身が、存在しないお金を生み出すことがあります。
その瞬間は「Treasury Department(財務省)が発行する米国国債をFED(連邦準備制度理事会)が購入する時」です。
流れを見ていきましょう。
米国政府で「予算が足りない」と騒がれる時に使われるのが伝家の宝刀が、Treasury Department(財務省)による米国国債の発行です。
Treasury Department(財務省)が発行する米国国債としては
- Treasury Bills(短期国債)
- Notes(中期国債)
- Bonds(長期国債)
等がありますが、その名称は違うものの実質の違いは満期までの年数であり、
「米国政府にお金を支払い債権を購入し、満期に利息と共に返済してもらう」
この債権の本質はどれも同じで、主に銀行を始めとする金融機関や各国の中央銀行が米国国債を購入することになります。
そしてここに一つのトリックが起こります。
この米国国債を意図的にFED(連邦準備制度理事会)が購入することがあるのです。
FED(連邦準備制度理事会)はお金の流通そのものを管理する、いわば米国経済の管理人のはず。
銀行で流通するお金はFED(連邦準備制度理事会)により厳密に監督されており、銀行の立ち振る舞いはFED(連邦準備制度理事会)に管理される上では大丈夫と考えられています。
例えば各金融機関は連邦準備銀行に対し常々一定の準備金を寝かせておくことが課せられており、いわば監督に自分のお金の一部を預けている身ですから、その銀行業務には一定の保証がかけられているわけです。
そして金融機関同士のお金の貸し借りもFED(連邦準備制度理事会)が監督しており、お金の流通そのものを管理する中で
ヘッドコーチ ⇒ FED(連邦準備制度理事会)
アシスタント ⇒ 連邦準備銀行
プレーヤー ⇒ 各金融機関
の関係が成り立っていますから、各金融機関の動きはヘッドコーチの元に監督されることになります。
ところが米国政府がTreasury Department(財務省)をして米国国債を発行する時、この米国国債をFED(連邦準備制度理事会)が購入する時に一つの矛盾が起こります。
ヘッドコーチは監督者そのものですが、ヘッドコーチ自身を監督する機関は存在していないはずです。
そして何より、ヘッドコーチであるFED(連邦準備制度理事会)そのものはお金を生み出せないはず。
各金融機関は当然お金を支払って米国国債を購入しますが、お金を生み出せないヘッドコーチはどうやって米国国債を購入するのでしょうか?
その様子は
【シュミレーション】FED(連邦準備制度)が介入し続けるとこんなことが起こる
でも詳細をお伝えしましたが、FED(連邦準備制度理事会)が米国国債を購入する時には米国内の
ワシントンD.C.
テキサス州フォートワース
の二か所あるアメリカ合衆国製版印刷局で現物のドル紙幣をジャンジャン刷って米国政府に支払うわけではないのです。
現ナマとして刷られるドル紙幣をFED(連邦準備制度理事会)が購入する米国国債に使うというのであれば、実際に存在する現金である故にまだ分かり易いものです。
けれども実際はそうではなく、FED(連邦準備制度理事会)は各金融機関が預けている準備金の額を帳簿内で増額(FEDにとっては負債、金融機関にとっては資産)することでFED(連邦準備制度理事会)からの支払いとし、米国国債を購入しているのです。
紙幣を印刷するまでもなく、「帳簿上の数字をいじっているだけ」という事実。
一般家庭で
「家計簿の数字を勝手に増額してお買物しよう」
ということはまずあり得ませんが、FED(連邦準備制度理事会)が牛耳る世界ではこれがまかり通っていることになります。
かくしてこの世に存在しないはずのお金は
⇒ 金融機関が融資する時
⇒ FED(連邦準備制度理事会)が米国国債を購入する時
に生まれる事実を捉えておきましょう。
明日に続けます。
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