FSBO(For Sale By Owner:物件オーナー自身による売却)コンサルティング案件が増加中です。
・バイヤーエージェントの報酬はバイヤーからお支払い頂きたい
・自宅も自分で売却することでリスティングエージェントへの報酬をゼロにしたい
という方はこちらからご連絡ください。
コンサルティング料金は発生しますが、リスティングエージェント雇用よりは大幅に節約が可能です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
当ブログでは自分と家族、また周りの大切な方々を支える為の老後資金のことを自分基金と称して
「自分基金を貯めることは必須」
との趣旨でお伝えしています。
自分自身で将来の基金を準備していくのであれば、そこに必要不可欠な要素が「金融知識」です。
佐藤を含め世界中のほとんどの人々は子供の頃からお金について専門的に学んだことはないはずですし、社会に出てから金融知識を学ぶかどうかは自分次第。
長年勤めあげた対価として老後の社会保障を期待することに何ら否はありませんし、むしろ個人事業なり特定の団体を通して社会に貢献してきたのであれば、老後に然るべき利益を享受しても良いはず。
けれども、現実には
国
地方自治体
会社
の多くが
「雇用者の将来を支えたくても支えられない」
という事態に直面し始めているわけです。
現実には今から30〜40代の働き盛りの人々が70〜80歳になる時に
「国民年金はゼロです」
という事態になるかといえば、そんなことはないだろうと思います。
けれどもそれが
「生活するのに十分な金額か?」
と言えば、そこには大きな疑問符がつくもの。
自分で老後の準備をする必要があるのかないのかといえば確実にあるでしょうし、故に金融知識を深めていく努力は誰にでも必要なように思います。
そこで本シリーズでは米ドルを軸にFRB(連邦準備制度理事会)のレベルからお金の流れを俯瞰しています。
日頃なんとなく使っているお金ではありますが、
「お金は誰が管理しているのか」
「お金はそのそもどこから生まれてくるのか」
「お金にはどんな特徴があるのか」
といったお金の根本的な部分を深く知ることには大きな意義があります。
お金について学校では教えてくれなかったことを一つ一つ知り始めると、パズルのピースが埋まるかのように全体像が見え、お金に対して良い判断が出来るようになるのです。
もちろん、かくいう私(佐藤)自身もお金については日々勉強中の身でありお金の専門家であるかのように語るつもりはありませんが、少なくともアメリカ不動産投資を志す方々の豆知識になれる程度にはお伝え出来るつもりです。
ここからもう少し踏み込んで、お金の機能について見ていきましょう。
お金の増殖機能
お金の本質を知る上で、お金の特長である
- 価値の交換機能
- 価値の保存機能
- 価値の増殖機能
はそれぞれ深く理解しておく必要があります。
ゴルフのクラブでもその特長を正確に捉えると、クラブをより上手に使いこなすことが出来るものです。
お金もこれと同じことで、何となくの理解ではなく言葉に落とし込んでその性質と特長を深く認識すると、よりお金を上手に使いこなせるようになります。
そこで不動産金融を語るにあたり深く理解しておいきたいお金の機能に
価値の増殖機能
があります。
言葉のとおり、「お金は増殖する」という機能ですが、手元のお金がどうやって増殖するかといえば、その増殖パターンは
- 一定額もしくは一定割合のリターンを得る(自然な増殖)
- 借金する(意図的な増殖)
のいずれかしかありません。
後者の場合は厳密には昨日お伝えした流れの通りで
Liability(責任能力)
ではなく
Debt(借金)
という形で、他人様から借入れることで増殖していくことになります。
そして上の2つの増殖パターンは
「お金を寝かせるだけでリターンが生じる」
こともあれば、
「リターンを得る為に意図的に借金をする」
こともあり、更には
「更にリターンを得るべく、借金をする為にリターンを活用する」
こともあるという具体に、いずれにせよお金が生み出す力で手元のお金が更に増えていくのです。
借金は未来からの前借り
そこでお金には手元のお金が増えていく増殖機能があり、Debt(借金)もまた意図的なお金の増殖形態の一つであることは間違いありません。
このDebt(借金)の本質を別の表現でいえば、Debt(借金)とは
「未来からの前借り」
であり、借金には良い借金と悪い借金の2つがあるという意味では
「良い未来からの前借り」
「悪い未来からの前借り」
の2つがあることになります。
それぞれの前借りの良し悪しは横において、ここで最も注目しておきたいのは
「前借りした分は将来に返す必要がある」
ということと、そこには
「返済能力がある」
とされる前提があることです。
Liability(責任能力)
ではなく
Debt(借金)
であればそこには法的な返済義務は発生しており、そして
「お金を生み出す資産を購入する」
ことは関係者一同を富ませる借金であることになります。
例えば
$100,000
の物件を購入するのに物件価値の75%となる
$75,000
を借入れたとすれば、手元資金が$75,000分増殖しています。
けれどもこの$75,000はあくまでも
「未来からの前借り」
であり、法的責任の元に一定期間内に、或いは然るべき時期に返済しなくてはなりませんから、家賃収入を返済に充てることで前借りを返していくわけです。
かくして
- お金は増殖する
- 増殖のパターンは自然なリターンか意図的な借金
- 借金は未来からの前借り
ということが言えますが、この視点で米国経済全体を改めて俯瞰する時、そこには空恐ろしい現実が見えてきます。
お金について知識を深めるべく、明日は生々しい数字を見ていきましょう。
投資案件をメールマガジンで無料購読。
下記よりメールアドレスをご登録ください。