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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
いよいよ年の瀬も押し迫る中、世間はクリスマスです。
引き続きお正月までお休みモードが続き、年明けから一気に世間が2022年の動きを開始していきます。
私(佐藤)自身は変わらず年中無休ですが、仕事中毒ではなく普通に巡航速度は保ちながらこのホリデーシーズンも
サンクスギビング
クリスマス
レジャー
と人生を謳歌しつつ、仕事と遊びの境目がない毎日です。
もっぱら少し遠出の旅行にいけば、つい周辺の物件に目がいってしまうのですが。。
ちなみに
上でお伝えしたタイムシェアリゾート視察も、ラスベガスでのバケーション中に通りで猛烈に受けた営業がきっかけでした。
⇒ バケーションのつもりが事業につながる
⇒ 事業のつもりがバケーションにつながる
そんな生き方も決して悪くないはずですし、2021年の締めくくりと同時に2022年の仕事始めに力を入れ始めています。
元気よく年を飛び越えて、新しい年を進めていきましょう。
2021年を振り返る
本年2021年のアメリカ不動産市場を振り返る時、それを一言で表現するなれば
「過去に見たことのない異様な変化」
ともいえる年でした。
2020年3月から本格化し始めたパンデミック以降世界は劇的に変化し、アメリカ不動産市場も未だに大きな変化の波にさられています。
資産形成の意味ではこの大きな変化の波に上手に乗れた人々も多かったと思いますが、その大波の要因は間違いなくコロナウイルスです。
良くも悪くもコロナウイルスの影響により発動された量的緩和政策は市場を捻じ曲げ、その結果生まれた投資家特需が、過去に類を見ない異様なリターンを実現させています。
けれども風向きを見る限り、2022年以降はその投資家特需は終わりに向かいつつある様子。
恐らくアフターコロナの世界は以前と同じ姿には完全に戻らないのではないでしょうし、アメリカ不動産市場もまた、パンデミック以降の流れを踏襲する上では完全に新しいステージに入りそうです。
そこで2022年を占うにあたり、本年最後のシリーズではここから起こり得る方向性を予想していきます。
いつもの通り
「過去に何が起こったのか」
「現在はどうなっているのか」
「そうすると未来はどうなりそうか」
そんな、過去と現在の事実から、少し先に未来を見立てていく手法です。
特にこの2021年はアメリカ不動産市場の歴史の中でもかなり特異な状況が生まれました。
下記はアメリカ不動産市場の中間物件価格の推移を示すグラフです。
1963年1月1日から2021年7月1日までの期間になりますが、赤の部分に注目してみてください。
パンデミック以降に2020年第二四半期までに一瞬下がったものの、そこからは空恐ろしいほど、鰻上りに価格が上昇していることが分かります。
過去を見ても、物件価格がこれほど急上昇した時期はないことは明らかです。
この傾向は2022年以降はどのように推移し、どのように着陸していくのでしょうか。
この流れを読み解くには
1.Interst(金利)
2.Demand and Supply(需要と供給)
3.Affordability(値ごろ感)
の3つの力点を押さえておく必要があります。
そして私たちが一番に知りたいのは
「現在の不動産価格の推移は2022年以降も続くのか?」
「それともどこかで大きく価格調整が起こるのか?」
という点です。
結果として2021年も全米のほぼ全地域において物件価格が際立った上昇を見せ、「売り手市場」の性格を最後まで崩すことはありませんでした。
その意味では物件を所有する売主としてはかなり良い売り手ポジションが取れる時期ではありましたが、けれども
「2022年では完全に売り損ねる」
ということはありません。
ただし売りを考える物件オーナーの方々は、遅くとも2022年の夏までには売りに出しても良さそうな風が向いているように見えます(あくまで売却を検討されている方の場合です)。
そこでポイントをつけば、今のアメリカ不動産市場を支配している一番の立役者はやはり「Interst(金利)」です。
歴史上かつてないレベルのInterst(金利)の安さが投資家にリファイナンスの形で資金を提供し、また新規参入者の背中を押す形で市場が勢いを継続してきました。
特に以前から自宅購入を望んでいた人々にとっては、今回の低金利がまたとない絶好の機会をもたらすこととなりました。
金利が低いということは、住宅購入を希望する人々にとっては
「過去には購入できないレベルの広い家が、今なら低金利のおかげで購入できる」
ということです。
そもそもが住宅市場の売買は投資家よりも純粋な自宅購入者の方がはるかに多く、自宅購入を希望する層の動きでアメリカ市場の動きは大きく左右されることになります。
アトランタ市場のようにその3割以上の取引が投資家により購入されている市場は稀で、通常はこの自宅購入者層の動きが不動産市場にとっての「くじら」であり、この層の動きをよく見て市場参入或いは市場撤退のタイミングを推し量る必要があります。
そこで来年2022年以降の不動産市場の動きを読み取るにあたり、ここから本年2021年の動きを
Interst(金利)
Demand and Supply(需要と供給)
Affordability(値ごろ感)
という3つの観点から振り返ってみましょう。
明日に続けます。
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