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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
米国の不動産市場でその割合が近年増え続けている
「Short Term Rental(ショート・ターム・レンタル:短期賃貸)」
についてお伝えしています。
所有する物件を年間契約で出すのではなく、民泊用にShort Term Rental(ショート・ターム・レンタル)形式で市場に出すパターンは特に近年その割合が増えつつあります。
もともとAirbnbは「アイドリング・ビジネス(動力を伝えることなく空回りさせるアイドリングの意)」とも呼ばれ、
「自分が暮らす物件で部屋が空いているのなら、空室のままではもったいないから貸しに出したい」
という需要を掴むところから始まりました。
この物件オーナー側の供給意欲と
「ほんの数日、出張/旅行先で宿泊場所が欲しい。極力安く済ませたい。」
という利用者側の需要が合致したところに民泊が爆発的に飛躍した真因があります。
そもそも
「空いている部屋を貸しに出す」
という発想は昔からあり、自分の物件に「ルームメイト」を住まわせて
- 月極契約
- 年間契約
等のオプションで長期滞在をさせる流れは以前からありました。
けれどもこの昔からの流れに加えて
「長期ではなく一泊のみ、あるいはほんの数日だけ短期滞在場所が欲しい」
という短期賃貸需要を民泊システムが拾い上げたわけです。
部屋の一部を貸しに出す物件オーナーとしても、特に自分で管理できる場合は
「ルームメイトを入れて家賃をもらうよりも短期滞在の方が1泊当たりの単価が高い」
「回転数が多くなると家賃以上の収入になる」
「清掃料も宿泊料金とは別に請求できる」
という収益性の高さから、長期ルームメイトではなく短期滞在にシフトする流れが出てきたことになります。
そして民泊ブームと共に今度は自分が暮らす物件の一部屋のみならず
「自分の賃貸物件そのものを民泊用に出したい」
という物件オーナーが増えてきたわけです。
この流れがさらに発展して、現在は最初から
「物件全体をShort Term Rental(ショート・ターム・レンタル)に出して収益性を高める」
という目的で一戸建て物件を購入する投資家も増え始めていることになります。
Short Term Rental(ショート・ターム・レンタル) も専門家に
けれどもShort Term Rental(ショート・ターム・レンタル)は収益性が高いとはいえ、その管理の難易度は長期契約よりも高くなります。
ホテルを想像すると分かりやすいと思いますが、ホテルに宿泊するとチェックアウトした後には必ずホテルの従業員が宿泊客が出た後の部屋を訪れ、
- 部屋の清掃
- ベッドメイキング
- アメニティの入れ替え
等を行う必要があります。
近年の民泊ではホテルレベルのメンテナンスが常識になっており、清潔性やアメニティなしには宿泊客からの評価が低くなってしまうことは必至です。
そこで世帯によっては自分たちが暮らす物件の空いている部屋を民泊に出して副収入とする向きがありますが、ここには確実に
「宿泊客の退去毎にホテル従業員ばりの肉体労働が必要」
となります。
その為自分自身で民泊を管理するには限界があり、そのニッチに誕生したのが
「Short Term Rental(ショート・ターム・レンタル)専門の物件管理会社」
です。
「Short Term Rental(ショート・ターム・レンタル)で自分の賃貸物件を貸しに出したい」
「けれども回転数の多い管理で自分に負荷がかかるのを避けたい」
「そもそもが物件を管理するのは距離的に不可能」
そんな風に考える投資家にとっては、Short Term Rental(ショート・ターム・レンタル)専門の物件管理会社の台頭は収益性を高めてくれる希望の光となります。
最初にマイナス点をあげれば、Short Term Rental(ショート・ターム・レンタル)の場合は通常の長期賃貸と比べて
「管理料・維持管理費が高い」
ことは事実です。
けれども収益が高い分、それらの経費を差っ引いたとしても長期賃貸よりも数倍収益性が大きくなる場合が多いのです。
そこで簡単に、Short Term Rental(ショート・ターム・レンタル)専門の物件管理会社が網羅してくれる仕事を見てみましょう。
Short Term Rental(ショート・ターム・レンタル)管理サービスの種類
(管理会社によりサービス内容の違いがあります)
- Airbnb(エアビーアンドビー)等を使ったマーケティング(初期設定から登録変更まで)
- 申込者とのやり取り
- 清掃
- ベッドメイキング
- 除菌(今の時期は特に念入りに)
- アメニティ交換
- 必要箇所の修繕
- 庭の手入れ
- 定期的な害虫予防
- 家具の貸し出し
- 家具の修繕・交換
等、およそ賃貸用に物件を購入したばかりの空っぽの状態からスタートしたとしても、利用者による高評価を得るのに必要な要素は全て網羅しています。
そして
⇒ 自分が暮らす物件の空き部屋を貸しに出す
⇒ 賃貸物件全体を貸しに出す
この両者で言えば収益性が高いのは明らかに後者の物件全体を貸しに出すパターンであり、1泊の単価は物件全体を貸しに出す方が高く、あらゆるメンテナンス要素にかかる費用を差し引いても純収益は高くなる傾向にあります。
。。。
かくしてShort Term Rental(ショート・ターム・レンタル)は収益性を高められる手法として市場そのものが広がりつつあります。
けれども、今の米国に民泊の需要は十分にあるのでしょうか?
最初からShort Term Rental(ショート・ターム・レンタル)を期待して物件を購入したとしても、肝心な需要が思ったほどないのでは投資そのものが空振りに終わってしまいかねません。
そこで、実際にShort Term Rental(ショート・ターム・レンタル)市場はどのように推移しているのかを見ておきましょう。
明日に続けます。
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