FSBO(For Sale By Owner:物件オーナー自身による売却)コンサルティング案件が増加中です。
・バイヤーエージェントの報酬はバイヤーからお支払い頂きたい
・自宅も自分で売却することでリスティングエージェントへの報酬をゼロにしたい
という方はこちらからご連絡ください。
コンサルティング料金は発生しますが、リスティングエージェント雇用よりは大幅に節約が可能です。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
FSBO形式で物件を売却する際の必要書類についてお伝えしています。
⇒ リスティングエージェントを雇う場合(手数料がかかる)
⇒ 自分で物件を売却する場合(手数料を省ける)
この双方を比較した時に、それでもリスティングエージェントを雇うことの意義は
- 売買の段取りを熟知している
- 必要な書類を熟知している
の2点にあると思います。
物件売買など普通は自分で行うものではないでしょうし、それでなくとも気鋭の投資家でない限り物件売却は人生で幾度も起こる出来事ではありません。
専門性が高いからこそ未経験でいきなり売却に挑戦するのは難易度の高い作業であり、高額なお金が絡むだけにその手続きにはミスがあっては賠償責任にすらなりかねません。
そこで物件売却時には経験豊富なリスティングエージェントに任せることで、自分は大船に乗った気持ちで構えていられることになります。
けれども言い換えると
⇒ 売却の段取りを全て知っている
⇒ 必要な書類も把握している
ということであれば自分でも売却出来るわけで、これにより物件価格の1%でも2%でも節約することが出来たとすれば、自分の手元には少しでも大きなお金が残せることになります。
そこで昨日までは必須の書類に引き続いて
付属文書の類
の類について見ていきました。
ここから残りの付属文書についてみていきましょう。
調査証書(Survey Affidavits)
アメリカの不動産取引で
Survey(サーベイ:調査証書)
という言葉が出てきた時、その意味は間違いなく
「土地の境界線を示す文書情報」
であり、調査調査証書(Survey Affidavits)
となると
「所有する土地の境界線が記述されている通りであることの宣誓書」
ということになります。
厳密には売買取引において調査調査証書(Survey Affidavits)が必須となる州と必要のない州に分かれており、カリフォルニア州では調査調査証書(Survey Affidavits)は必須とされておらず手続きが省けますが、テキサス州のように売買取引に調査調査証書(Survey Affidavits)が必須となる州もありますので注意が必要です。
修繕・リノベーション証明(Proof of repairs and renovation)
必須ではなくとも準備しておいた方がよい書類の一つに
修繕・リノベーション証明(Proof of repairs and renovation)
があります。
とりわけFSBOをして市場に出して物件を売却する場合、先にお伝えしたように
「最低限の修繕」
は必要になるものです。
前提として、
「住居として使用する上では明らかに支障のある物件瑕疵」
については売主には修繕義務があります。
大抵は物件取引の最中に売主が専門家を雇って調査を実施した後に、
「こことここは明らかに物件瑕疵ですね。」
「値引きして頂くか、クロージングまでに修繕してもらえますね?」
と求めてくることになります(買主の立場であればその逆)。
けれどもそれ以前に、市場に投入した時に見栄えする物件に仕上げる為には最低限の修繕は必要になりますから、買主に言われる前に最低限の修繕は実施することになります。
その時修繕作業の際にきちんと保管しておきたいのが
修繕・リノベーション証明(Proof of repairs and renovation)
であり、これを売主に見せることで確かに修繕がなされている証拠となります。
その為、
- 業者見積(どこを修繕するのかが記載されている)
- 支払いレシート
はきちんと保管しておくようにしましょう。
住宅保証(Home Warranty:ホームワランティ)
投資物件を購入する際に必ず購入しておくべきものに
Insurance(保険)
があります。
ローンを組んで購入する場合はいずれにせよ必須になりますが、現金購入の場合でも万が一に備えてInsurance(保険)には加入するべきです。
そしてこのInsurance(保険)とは別にオプションとして購入するものに
住宅保証(Home Warranty:ホームワランティ)
があります。
ホームワランティと呼ばれるこちらは
- 電気系統
- 配管
- 温水器
- 洗濯機・乾燥機
- 台所の電化製品
等の日常で使用するもの、かつ
「正常に作動している製品・機器を保証してくれる権利」
です。
住居用物件の場合はよくこのホームワランティが交渉の対象になることがありますが、自分自身も物件オーナーとしてホームワランティを有している場合があるかもしれません。
その際はこのホームワランティは確実に買主との交渉材料の一つになりますから、売買の際には
住宅保証(Home Warranty:ホームワランティ)の証明書
も用意しておくとよいと思います。
。。。
数日に渡りFSBOで必要な書類についてお伝えしました。
FSBOそのものは物件売却の段取りに慣れていないと難儀が多く、特に書類系については何に手を付ければよいのやら、専門的すぎて途中で投げ出してしまいたくなることが多々あります。
それ故にアメリカ人でもFSBOを試みた者の、途中で匙(さじ)を投げてリスティングエージェントにバトンタッチするパターンが多いことになります。
この部分を弊社コンサルティングサービスの一つとして実施しており、売主本人が売却手続きを進めねばならないことには変わりませんが、
⇒ 段取りが分からない
⇒ どの書類を使えばよいのか分からない
この部分をサポートすることで、手数料を大きく節約しながらクロージングに着地して頂いています。
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