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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
資産形成の秘密についてお伝えしています。
本シリーズでは資産形成の方法について具体的なステップを書いていますが、もちろん
「これが唯一無二の正解」
というものではありません。
資産形成の術など千差万別でしょうし、何も意識せずとも
「気がついたら資産が形成されていた」
という方も実際にいます。
ある男性は大学の研究員として研究畑で歩んできましたが、後年に妻に先立たれた後に自分名義のマンションなど膨大な資産があることが発覚。
長年自分が研究に没頭する裏で、妻がしっかりとその収入で資産形成に尽力していたことが分かったのです。
生涯を通してお金にほぼ無頓着ながらも資産形成が進むのは本当に幸せなことですが、このような幸運な例は稀でしょうし、少なくとも親から結構な財産を相続する立場でない限りは
「無意識に過ごしては資産形成は実現しない」
のが現実だと思います。
日々の生活で食材を買いたいのであればスーパーに行き、ガソリンを入れる必要があればガソリンスタンドに行きます。
そして資産形成の場合は例えるなら
「ルートの分からない山登り」
に似ています。
ゴールは数値的に定めているものの、そこに到達するまでの道のりを決めるのは自分自身です。
その道が正解かは分かりませんし、途中で気づいてルートを変更する必要があるかもしれません。
途中で適切な人に出会って先に何があるかを教えてもらうこともあるでしょうし、思いがけない形で他人様に助けてもらうこともあります。
その行く先々で新しい環境と他人様への感謝の想いが増大すると同時に頂上は近くなり、やがては目標と定めた頂上へは道半ばで諦めない限り、誰でも到達することが出来る可能性があるのです。
けれども頂上を目指して登り続ける時に、常に意識しておきたいことがあります。
それは、前を向いて頂上に向かって登り続ける自分の姿勢を攻めの「オフェンス」だとすれば、道中で旅路を鈍らせようとするマイナス要因に対する守りの「ディフェンス」です。
自分の旅路を鈍らせる要因とは何も外部からの邪魔のみならず、それ以上に気をつけなければならないのは内部要因である「自分の意思で決める出費」です。
資産形成の秘密について、本日も続けます。
出るを押さえる
資産形成の流れで昨日までにお伝えした
1.目標を定める
2.リバースエンジニアリングを行う
3.収入を増やす
に続いて4つめに来るのは
「出る(出費)を押さえる」
という守りの姿勢です。
青天井よろしく収入がどんどん入り始める姿勢をオフェンスだとすれば、そのバランス取りの要素である反対のディフェンスは確実に必要になります。
そしてここは人の心理面の話になりますが、興味深いことに
「収入が増えるにつれて、支出も多くなる」
このパターンをほぼ誰もが経験することになります。
例えばそれまで15万円の収入だった頃は家賃を含める毎月の出費はそれ以下に押さえ、
けれども
30万になると支出は20万円に増え、
更に60万になると出費が50万円越え、
という具合に、どこかでストップをかけないと収入に応じて支出が際限なく増えてしまうのが人の習い性です。
もちろんその背景には
⇛ 収入が増えたことでようやく養育費を十分に捻出出来る
⇛ 現在の収入を保つにはそれなりの交際費が必要
等、一見正当に思える支出項目もあるものです。
けれども
「本当にこの支出は必要なのか?」
を突き詰めてみると
「今まで頑張った自分へのご褒美(が頻繁に起こる)」
「これだけ収入があるのだから、ちょっと贅沢に暮らしてもいい」
等、実際には絶対に必要とは言えない支出もあるものです。
もちろんこの点は誰が責められる話でもなく
「あれば使ってしまう心理」
は誰にでもあります。
子供時代のお金に関する経験で支出に対する勢いの違いはあるものの、あれば使うのが人の本性です。
だからこそ、
- 本当に必要なもの
- 絶対必要ではないけれどもあれば有利なもの
- 実は不要なもの
を違いを見極めて、冷静にお金と付き合える精神力を高め続けることはそのまま
「資産形成へのディフェンス力を高め、資産形成のスピードを早める」
ことに確実に繋がってきます。
実際のところ、佐藤の観察ではこのお金に翻弄されないディフェンス力を身につける過程は
⇛ 最初から余計な出費はしない超倹約型であり続ける人
⇛ 最初に余計な出費を経験して、その後に倹約型になる人
の大きく2者に分かれるように思います。
そして圧倒的に多いのは後者の、
1.実際に贅沢してみた
2.こんなものなんだなと理解した
3.これらはどうしても必要ではないと心底理解した
というタイプの人々です。
「南の島でのんびりと暮らしたい」
これを実行すると、ほぼ全員が
「いや、この生活は飽きた。。」
となりますし、余程その島に惚れ込んで
「この島で生活して地元に貢献したい!」
とでもならない限り、のんびり暮らしたいだけの動機では続かないものです。
南の島で暮らすのは短期間の休日に実行するからこそ楽しいものであり、また帰る家があるからこそ旅行は楽しいものです。
老子の教え
「足るを知る者は富む」
この言葉はそのまま、資産形成にも当てはまるものだと思います。
ディフェンスは防御力であり、防御力を高めるとは
⇛ 金額の高に翻弄されない
⇛ 本当に必要なものを見極める真贋を養う
⇛ どんなうまい誘いにも乗らない
そんなお金との付き合い方を養う過程でもあります。
そして
「入る(収入)を増やして出る(出費)を減らす」
この攻めと守りのバランス感覚の向こうに、いよいよ資産形成は加速してくるものだと思うのです。
明日に続けます。
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