昨年以来、米ドルで資産運用を志す方々からのコンサルティング依頼が急増しています。
弊社ではアメリカ不動産コンサルティングに加え、州規制当局に登録されるRegistered Investment Advisor (RIA)としてアメリカ国内での資産運用全般のコンサルティングも提供しており、内容は不動産投資以外となりますが、初心者の方々からのご質問を総括する意図で株や債券に関するまとめ記事を1月7日から期間限定であげさせて頂きます。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
ここから先に予想される景気後退を上手にくぐり抜け、かつその先のビッグウェーブに飛び込む準備として
「自分基金の基盤アップグレードに貪欲になる」
という考え方でお伝えしています。
「人々が恐れる時に貪欲になる」
とは、私(佐藤)にとっては何も
「今こそ大きく儲ける」
ということのみならず、それよりもむしろ
「自分基金の基盤磨きに貪欲になる」
ことと定義しています。
近年を振り返ってみても先のパンデミックの時期に大きく飛躍出来た人々は過去に
「自分基金基盤のアップグレード」
に全力を尽くしてきた人たちです。
例えば2008年の世界金融危機から一気に急降下し始めた時期、佐藤の自分基金は今の規模ではありませんでしたが世の経済が大きく傾いていく中で実行していたのはやはり
「自分基金基盤のアップグレード」
でした。
2008年7月4日のアメリカ独立記念日も朝からノンストップで画面とにらめっこして仕事を続けていましたが、気がつくと外は暗くなっており
「ドーーーン!」
「ドドーーーーン!」
と独立記念日を祝う花火が連続で打ち上げられる音が耳に入ってきたのを今でもよく覚えています。
リーマンショックの2ヶ月前のことで
「もはや景気後退への突入は不可避」
と決定づけられていた時期であり、不動産価格の急降下が始まっていたタイミングです。
あの頃も今も変わらないペースで
「人々が恐れる時に貪欲になる」
この法則に従ってガムシャラに自分基金システムの改善に貪欲になり、そのアップグレードされた基盤が後の結果をもたらし、昨今のパンデミックの最中にも発展し続ける基盤になったと確信しています。
そして今再び、米国が景気後退に突入し始めた中で
「人々が恐れる時に貪欲になる」
このタイミングが来たと思うのです。
もちろん先の経済の不透明さを喜ぶような不届きな想いはカケラもなく、純粋に
「自分基金の磨き上げに貪欲になる時期がきた」
と思えばこそ、興奮冷めやらぬ日々が続きます。
自分基金を磨き上げる資産形成の方法について、本日も続けます。
規律の中に自由を持つ
昨日まで
1.目標を定める
2.リバースエンジニアリングを行う
3.収入を増やす
4.支出を減らす
という順番で進めてきましたが、この4番目まで進めてくるだけでもかなりの割合で資産形成の器である自分基金の基盤が出来上がってきます。
「基盤のアップグレードに貪欲になる」
とはこれらの過程を
⇛ 点検し
⇛ 不要なものをなくし
⇛ 新しいものを追加する
という作業の飽くなく反復です。
面白いもので、景気後退の時期にこの自分基金のアップグレードに貪欲になると
「追加するべき新しいもの」
がかなりの確率で新登場してきます。
ゲームのステージで言えば
「過去の積み上げがなければ獲得できなかったアイテム」
のように、過去の軌跡がなければ巡り合わなかっただろう
- 企画
- 案件
- 出会い
等が不思議なことに、景気後退の時期に貪欲になるとまとめて現れてくるのです。
だからこそ、
⇛ 目標を点検して修正・加筆し
⇛ リバースエンジニアリングを更に深め
⇛ 収入を増やし
⇛ 支出を極小化する
というそれぞれのステップに磨きがかかることになります。
けれどもこの一連の流れの中で、ほとんどの人々が経験するだろう負の排出物があります。
それはガソリンを入れて車を走らせる時に出てくる排気ガスの如く、
「燃えるが為に出てくる不要なガス」
があるのです。
俗に言う
「(自分でも気付かない)ストレス」
がそれであり、このストレスには個人差があるものの
⇛ 全力投球の毎日
⇛ 収入を青天井に向かわせるに伴って出てくる責任の重さ
⇛ 稼ぎを守るための強い意思
これらに自分の時間と能力を注ぎ続けていくと、個人差はあれども
「排出するべきストレス量が貯まる」
傾向は確かにあります。
「仕事のストレスは仕事でしか発散出来ない」
という人がいますが、これは至言です。
酒を飲んだり愚痴をこぼしても仕事からのストレスは一時しのぎにしかならず、仕事から来るストレスはやはり仕事を通してでないと解決しないものだと思います。
これと同様に、資産形成の旅から出てくるストレスは資産形成をもってしか癒やされないもの。
けれども、そうはいってもストレス発散で酒を飲んだり食事をする時のように、資産形成の旅においてもちょっとしたガス抜きは必要です。
ただし、この時の排気ガスの抜き方には落とし穴があります。
「頑張ったんだから、ご褒美でちょっと自分に贅沢しよう!」
このご褒美は結構でも、資産形成の過程においては
「せっかく頑張って貯めたのに、意味のないものに湯水の如くお金を使ってしまう」
という人も少なくありません。
「自分で稼いだんだから、自分に使ってもいいじゃないか」
といえばそうなのですが、せっかく5千ドル貯めても出費が6千ドルあっては意味がないのです。
けれども
貯めて
貯めて
貯めて
「ちっとも使わない」
では精神衛生上もよくありません。
そこでこの点は佐藤も上手に富を積み上げていく資産家達を模倣してきたのですが、
「毎月、ここまでは自由に使っていい」
という金額を決めると良いと思います。
例えば、アメリカ人投資家の間ではInvestpediaでも紹介されている
50/20/30 Budget Rule(予算ルール)
というものがあります。
所得に対してその使い方の割合を
50 ⇛ 生きていく上で必要不可欠な出費
20 ⇛ 絶対に必要ではないが使ってよしとする支出
30 ⇛ 投資に回す資金
の3つ分けるという概念です。
実に、資産形成を実現していく人々はこの
20 ⇛ 絶対に必要ではないが使ってよしとする支出
を実行し、貯まったストレスを20の予算内に押さえて自分にご褒美を与えるが如く自由に使うお金があります。
あえて言葉に落とすなら、資産形成においても
「規律の中の自由」
が大切であり、
「規律あるルールの中で厳格に動きつつも、その規律の範囲内で自分自身に自由を与える」
と精神的にも健全な状態に保ちながら進んでいくことが出来ます。
また自由にしてよい割合を20とは一般概念であり、そこまで使いたくなければ使う必要もありません。
ただし好き勝手に使ったとしても絶対に20の割合は越えないルールです。
ちなみに私(佐藤)自身は割合としてはとても20も好きに使う気分にはなれないタイプです。
そんなに欲しいものもありませんし、それよりも
50/20/30 Budget Rule(予算ルール)
でいえば30の投資に回すお金の方を増やしたいからです。
強いて言えば、佐藤の場合は予算ルールの割合分配は
8/2/90
あたりに落ち着いていると思います。
資産形成の秘密について、明日に続けます。
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