こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
ここから予想される景気後退の時期にこそ
「自分基金の基盤アップグレードに貪欲になる」
その矛先として、資産形成方法の秘密についてお伝えしています。
先だって
「毎月$2,777.77を貯金すると、30年後には100%ミリオネアになる」
という数字を紹介し、昨日はこの$2,777.77をただ貯金するのではなく
「保守的に見ても10%~15%で回るアメリカ不動産投資」
で回した場合、最低ラインの10%で回す場合は30年後に
$6,064,763.85
となる試算を出しました。
もちろん最初から
「毎月$2,777.77を貯金なんて出来るわけないよね?」
と思うところですが、昨日までにお伝えした
1.目標を定める
2.リバースエンジニアリングを行う
3.収入を増やす
4.支出を減らす
5.規律の中に自由を持つ
6.キャッシュを生み出す資産を購入する
までのステップで「6」までを愚直なまでに実行する場合、
「毎月$2,777.77の貯金なんて出来るわけがない」
「あれ、出来るかも」
「毎月出来るね」
「昔は出来ないと思っていたな」
そんな風に、実績を伴う自信がついてくる可能性はとても高いと思います。
ちなみに6番目の
「キャッシュを生み出す資産を購入する」
とは何もアメリカ不動産に限る必要はなく、オイル採掘権でも何でも
「費用はかかっても最終的に生み出されるキャッシュをプラスで返してくれる資産」
であれば良いのです。
自分で暮らす自宅の場合は会計上は資産ですが、現実には
- 固定資産税
- 保険
- 修繕費
- 利息
等の出費が発生する一方でプラスのキャッシュを生み出すことはありません。
首尾よく物件価値が上昇して将来の売却益がそれまでにかかった費用を全額吸収してくれるというのならばまだ良いのですが、それならば
⇛ 将来のキャピタルゲイン
⇛ 今のキャッシュフロー
この双方を手にできる資産の方が良いに決まっています。
そして資産が生み出したキャッシュで自分が暮らす物件の
- モーゲージ返済
- 家賃支払い
のいずれかを行う方が割に合うと思うのです。
キャッシュを生み出す資産に不動産を選ぶ場合、過去のトップランナーのライバル
⇛ ロケットスタート型のベン・ジョンソン
⇛ 尻上がり型のカール・ルイス
で比較するとアメリカ不動産投資のスタイルは明らかに後者ですが、それでも確固たる安定感と共に将来の安心をもたらしてくれるものだと思います。
佐藤が実践している資産形成の秘密について、本日は最後となる第7の秘密です。
まずは他人様に稼いでもらう

資産形成の方法において
1.先人の真似事をしてみた
2.自分の体験から少しアレンジしてみた
3.確信に変わった部分をアップグレードしてみた
この繰り返しで自然と体系立ててきたのが本シリーズでお伝えしている資産形成の方法ですが、最後となる7番目の秘密は
「まずは他人様に稼いでもらう」
という、自分の生き方に関わる姿勢です。
抽象的な話で締めくくって恐縮ですが、ある意味この7番目の秘密は3番目と4番目の
3.収入を増やす
4.支出を減らす
これらの部分にガッチリ食い込むべき想いの持ち方です。
またこの点は以前も触れましたが、佐藤も仏様ではあるましい
「私は何もいりません。」
「どうぞどうぞ、私はいらないので全て持っていってください」
という清貧家のメンタリティは持ち合わせていません。
正直に告白するなれば、
「常に自分よりも他人様にたっぷり稼いでもらった方が、結果として後年、不思議なことに自分の資産が増えてくる」
ことを体験上知っているのです。
このことは世の中の仕組みがそうなっているとしか言いようがないのですが、
「欲しい」
と思うのであれば恐らく
「自分が他人よりも多く我先に」
と求めては駄目だと思います。
もちろんボランティア活動に参加する場合でない限り、仕事として事に仕える上でタダ働きというわけにはいきませんが
「クライアント様により多く稼いでもらおう」
「パートナーに自分よりも多く稼いでもらう」
そんな姿勢の方が、人生は断然お得なのです。
本シリーズで繰り返しお伝えする
Be fearful when others are greedy, and be greedy when others are fearful.
(他者が貪欲な時に恐れ、他者が恐れる時に貪欲になれ)
ではありませんが、事程左様に人生を楽しむには
「大多数の人々が取るだろう行動パターンとは真逆の方が人生はうまくいく」
ということが言えそうです。
少なくとも私(佐藤)自身は聖者ではありませんし、実際は
「あ、他人様に稼いで頂いた方が後付で自分も繁栄していくな」
「それじゃあ、どんどん他人様に稼いでもらう」
「それに加え、他人様に稼いでもらうとはこんなにも気持ちがいいものだ」
そんな風に後天的に与えることの喜びを知り得た一人です。
生まれ育ちのセンスで最初から
「佐藤は与える子供だった」
と言いたいところですが、残念ながら
「先に人様にお与えすることの物凄さと喜び」
を知ることが出来たのは後年社会人になってから、仕事を通してでした。
一つだけ間違いないのは
「与え続ける人生の自分へのインパクトは相当強烈」
であるという、哲学ではなく現実論の話。
最初からそこに気づく器ではなかったというのが正直なところで、けれどもゆっくりとでも
1.目標を定める
2.リバースエンジニアリングを行う
3.収入を増やす
4.支出を減らす
5.規律の中に自由を持つ
6.キャッシュを生み出す資産を購入する
7.まずは他人様に稼いでもらう
このサイクルを回し始めてみると、自分基金に流れ込んでくるキャッシュフローは自分の想像以上に大きくなってくるものだと思います。
このあたりは恐らく法則性のようなもので、一つ一つを愚直なまでに実行すると万人が
「毎月$2,777.77の貯金なんて出来るわけがない」
「あれ、出来るかも」
「毎月出来る」
「昔は出来ないと思っていたな」
このステップを一つひとつ体験することになると確信しています。
景気後退の様相が色濃くなる今、私達は自分基金のアップグレードに人一倍貪欲になっていきましょう。