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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
先日、とある物件で修繕を行いました。
結構なダメージを全体的に修繕する必要があり、
- 業者選定
- 素材選び
- 見積もり確認
等の作業に2、3ヶ月かけてようやく修繕を発注。
素材は中国から輸入したのですが
- 原材料不足
- 配達事情
等が重なってようやく修繕を実施出来ました。
修繕そのものは半日で終了する程度でしたが、ここでトラブルが発生。
複数の素材はUPSというアメリカの民間郵送会社を使い厳重な梱包をもって郵送されてきたはずが、素材の一部が完全に壊れていたのです。
車両運搬
空輸
等を複数隔てる過程のどこかで荒い扱われ方をしてしまう為、どんなに厳重に梱包しても素材が一定のダメージを受けてしまうことは起こり得ます。
この時も荷物の積み替えの過程で投げられたか何かで、素材の一部が破損していたのでした。
結果として材料がない以上はその日に作業は終了せず、残りは代わりの新しい素材が届いてから続きを実施することになりました。
ちなみに素材が破損していたこと自体は業者が到着した段階で知らされており、
「支払いは今日のうちに済ませるでも、残りの素材が届いて全ての作業が完了してからでもどちらでもいいよ。」
「支払いはいつにするか?」
と聞かれましたが、このような場面では佐藤の答えは常に
「Not today.(今日は払わないよ)」
です。
ここはあくまでも佐藤個人の体験から思うところですがアメリカで業者に作業を依頼する時の作業終了どころは
「基本、支払いが完了したら作業は終了」
そんな仕事終了どころの感覚はあるように思います。
もちろんこのことは職業ひとっからげにして言えるものでもなく、アメリカでも例えば
CPA(公認会計士)に確定申告作業を依頼する ⇛ 基本的に前払い。作業が見積もり以上になれば追加請求
弁護士に大きなプロジェクトを依頼する ⇛ プロジェクト完了ごとに請求がくる
等、職種やプロジェクトの大きさ等で全く違ってきます。
けれども物件修繕に関する業者(特に電気や水回り関係)の場合は一定期間を要する大きなプロジェクトでない限り、1日ないし数日で終わる程度の作業であれば後払いの形式が多いものです。
全額先払いは厳禁
そしてアメリカで業者と付き合う時に注意しておきたいのは、単発の修繕で業者に依頼する際は
「料金の前払いは絶対にしない」
ことです。
米国で自宅の修繕を依頼する機会がある方も多いと思いますので強調しておきますが、
「小規模の修繕や作業の依頼に対しては前払いは絶対にしない」
これは鉄則です。
なぜならば、あくまでも一般論ながら
「基本、業者の仕事意識はお金を支払った段階で終わる」
と考えておいた方がよいからです。
駆け出しの頃はこのことを理解しておらず、純粋素朴(?)な佐藤は性善説で前払い。
支払い後は業者が全く作業にこなかった痛い思いをしたことがあります。
このように書くと全ての業者が
「お金だけが目的」
「お金をもらえば作業しない」
という極端な印象を与えてしまいかねませんが、それは極端にしても
「お金を全額受け取った時点で、業者のモチベーションは大きく下がる」
これは否めないように思うのです。
世の中で製品もしくはサービスを受取るには対価を支払う必要があります。
製品を渡す或いはサービスを施す側はボランティアでない限り
「お金はいりません。ただでお渡しします」
ということはありません。
そうすると
「製品を渡す/サービスを施す目的は対価を頂くため」
と言い切ってよいでしょうし、対価を期待しているからこそ製品・サービスは提供されるものです。
ところが業者に単発の作業を依頼する場合、
「対価(お金)を支払った瞬間」
ほぼここがサービスの終わりどころであり、支払い以降に作業を終わらせてもらうにはなかなか苦労するもの。
だからこそ業者に依頼する際に私(佐藤)自身は
⇒ 最後の仕上がりまで見届ける
⇒ まずい部分があればやり直して頂く
という式で最後までやりきってもらうまでは、支払いはしないのです。
冒頭で触れた修繕業者の場合、彼らのせいではなく(恐らく)郵送業者の運搬工程の不手際で商品にダメージがありました。
けれども発注を含めての仕事依頼ですから、あくまでも作業が完璧に終了するまでは支払うことは出来ません。
そして案の定、業者の方は仕事が9割完成しているのに私(佐藤)から支払いを受け取れていませんから
1.再発注(頻繁に佐藤に経過報告の電話)
2.再訪問、仕上げ作業
この流れは実に短期間に行われたのでした。
もしもこれが先に全額支払っていたとすればサービスのモチベーションは切れ、ほぼ間違いなく残りの仕事を仕上げてもらうには何度も電話連絡する必要があり、数ヶ月経ってようやく完了したはずです。
。。。
ここでご紹介したのはあくまでも私(佐藤)が長年業者と付き合ってきた中で実感している個人的な体験に留まる話しで、中にはプロフェッショナル精神で支払い後も真摯に対応してくれる本物もいます。
けれども多くの場合は対価を全額支払った段階でモチベーションが切れてしまうのが常ですので、全額支払いは全作業が終わってからにしておいた方がよいと思います。
そしてその業者が本物であるかどうかを見定めるもう一つの場面。
それは
「事後の領収書請求に真摯に対応してくれるか」
です。
自動的に領収書が送られるシステムを採用している場合はよいのですが、そうでなく領収書を依頼しなくてはならない場面は今もあり得ます。
ところが
- 全ての作業が完了した
- 支払いも完了した
この後に改めて領収書を請求する場合、迅速に丁寧に領収書を発行してくれる業者は結構少ないものです。
「何度請求しても送ってこない」
ということはザラにありますし、
「繰り返し請求してようやく送ってくる」
のが普通のレベルともいえます。
最後の領収書発行まできちんと行うことは半ば当たり前のように聞こえるかもしれませんが、そこに気を揉まなくてはならないのが難しいところ。
このあたりは業者の心理を理解しつつ、上手に付き合っていくしかないなと思うのが正直な感想です。
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