値下げ実行割合が最も広がった市場

こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。

前回のマクロ視点を経て、今回はミクロ視点で地域市場毎にアメリカ不動産市場を見ています。

昨日までは3日間に渡り

「物件を市場に投入したものの、買い手がつかずに値下げを強いられた市場108選」

を並べて俯瞰してみました。

この表が示すところの意味合いはかなり大きく、

2021年5月～2022年5月

の1年間で

「値下げをする売却物件の割合が増えた」

ということは

「その市場では値下げが進む可能性は高い」

ということになります。

またそれとは反対に

「値下げをした売却物件の割合が減った」

という地域市場もあることに気づいたでしょうか。

2022年5月までに値下げをする売却物件の割合が反対に減ったということは

「その市場では今の時点で底が見えている」

「ここからはさほど価格が落ちない可能性もある」

と言えるわけです。

今日の段階では

「2022年5月までの1年間に値下げした物件の割合が最も多かった順番」

に並べてみましょう。

この並びを見ることで

「価格を下げる圧力がジワジワと確実に広がっている市場」

を垣間見ることが出来ます。

グラフの左の順番は昨日までの

「2022年5月で値下げ実行割合が最も高い順番」

のままです。

市場投入後の値下げが最も進んだ市場

並び基準：一番右の項目「割合の変化」

いかがでしょうか。

一番上から順に

「1年間で値下げ実行案件が増えた市場」

となり、反対に下位6つの市場では

「値下げを実行する物件が減少している市場」

となります。

これらの各地域市場について、明日に続けます。