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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
のリンク先のサンプルに沿ってLoan estimate(ローン・エスティメイト:ローンの見積もり)について詳細を確認しています。
Loan estimate(ローンの見積もり)はRegulation Z(レギュレーション・ゼット)という金融業界の法律に基づいて定められている為、完全なプライベート融資でない限りは確実に目にすることになります。
例外として
住居用物件(1〜4戸)
商業物件(5戸以上)
の違いはあり、Regulation Z(レギュレーション・ゼット)が適用されるのは4戸以下の住居用物件に関する融資申し込みの時のみです。
この4戸以下の住居用物件であれば
住居用物件購入
投資用物件購入
のいずれの場合でもLoan estimate(ローンの見積もり)は発行されることになりますので、ここでお伝えするポイントについてはよく確認するようにしましょう。
余談ですが、融資を受ける際の金利はこれら
住居用物件購入
投資用物件購入
の2つでは違いがあり、後者の方は前者に比べて金利がやや割高になります。
そこで融資申込み書には購入対象の物件が
「居住用か投資用か」
を記入する欄がありますが、
「低い金利の方がいいよね」
「どうせ分からんだろう」
と投資目的にも関わらず居住用として申請する人もいます。
この場合は後になってレンダーに知られると虚偽の申告を行ったとして厳しい処罰の対象になり得ますので、最初から正直に投資用融資として申請した方が良いです。
物件購入にあたり少しでも安心出来るようにRegulation Z(レギュレーション・ゼット)のような法律が整備されてきた経緯がある上で、購入者自身も正直に融資に向き合う必要があると思います。
そこで昨日まではProjected Payments(支払い予想)の項目で具体的に毎月の返済額の詳細を見てきました。
融資に対する毎月の返済額というと
Principal & Interest(元金と利息)
の合計だけを想像しがちですが、実際にはこの2つの数字のみならず
Mortgage Insurance(モーゲージ保険)
Estimated Escrow(エスクロー見積もり)
といったエスクロー会社が債務者の代わりに支払いを代行する項目に関する月額徴収も行われます。
かくして融資を受けるにあたり自分で計算する時はPrincipal & Interest(元金と利息)のみを考えて試算しまいがちですが、現実には
Estimated Escrow(エスクロー見積もり)
に記載される金額も毎月の返済に加算されてくることは事前に把握しておきましょう。
Cost at Closing(クロージングコスト)
そしてLoan estimate(ローンの見積もり)の1ページ目で最後に確認しておきたいのが
Cost at Closing(クロージングコスト)
です。
Cost at Closing(クロージングコスト)の項目には
- Estimated Closing Costs(クロージングコスト見積もり)
- Estimated Cash to Close(クロージングに必要な現金見積もり)
の2つが記載されています。
融資を受けて不動産投資を実行するということはすなわち
「レバレッジを効かせて物件を購入する」
ことに他なりませんが、レバレッジを効かせて購入する上で事前に知りたいのは
「結局のところ、一番最初の段階で自分はいくらの現金を支払わねばならないのか」
です。
その支払われるべき金額の答えがここに記載されていますので、しっかりと目を通しておくようにしましょう。
Estimated Closing Costs(クロージングコスト見積もり)
まず最初に書かれているのがこのEstimated Closing Costs(クロージングコスト見積もり)です。
ここでのクロージングコストとは物件の取引そのものではなく、あくまでも融資に特化した融資組みに派生する手続きのクロージングにかかってくるコストの見積もりとなります。
その詳細は上記リンク先の2ページ目にあるとおり、
① Origination Charge(融資組みの手数料)
に含まれる
- Points(ポイント)
- Application Fee(申し込み料)
- Underwriting Fee(アンダーライティング料)
を始めとし、
② Services you can't shop for(自分で依頼先を選択できないサービス料金)
③ Services you can shop for(自分で依頼先を選択できるサービス料金)
を含めた合計が
Estimated Closing Costs(クロージングコスト見積もり)
として算出されてきます。
ここを見ることで
「今回の融資では全体としてどれくらいのコストがかかるのか」
が分かるわけですが、上記リンク先の例ではこのクロージングコストが$8,054となっています。
Estimated Cash to Close(クロージングに必要な現金見積もり)
そこでクロージングコストそのものは先のEstimated Closing Costs(クロージングコスト見積もり)に記載されているとおりですが、最終的に実際に自分のポッケから支出するべき金額としては当然ながらここに
Down payment(頭金)
が加わってきます。
このDown payment(頭金)がEstimated Closing Costs(クロージングコスト見積もり)に加算された金額こそがクロージングの際に支払われるべき金額であり、その合計が
Estimated Cash to Close(クロージングに必要な現金見積もり)
として算出されてくるのです。
Loan estimate(ローンの見積もり)について、明日に続けます。
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