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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
渡米して間もないころ、私(佐藤)は仕事の中でフラストレーションを覚えることが結構な頻度でありました。
何かといえば、
「そんな簡単なことにも気づかないのか」
「仕事の進め方が荒すぎるな」
「日本人の方が仕事ができるじゃないか」
そんな風に、日本人以外と仕事を始めたての頃に、「彼らは仕事ができない」と決めつけて一人でぷんぷんすることがあったのです。
実際のところ、今でも不動産事業に関する関係各社とやりとりをするときに目の当たりにする事象は今でも変わりません。
「そうなるのなら、なぜ予め教えてくれないのか」
「後にそのサービスが必要になるのなら、なぜ最初から教えてくれないのか」
と、気が利かないなと思えることはいくらでもあります。
例えば見積もり一つにしても
「言わないと相見積もりは出てこない」
ということはざらにありますし、業者にしても気の利いたサービスはさほど期待できません。
けれどもそういった起こる事象は変わらないものの、受け止める印象としては
「仕事ができないな。。」
と思うことは今では全くなくなりました。
それは
「言っても仕方ないや」
とあきらめたわけではなく、とある一般的な西洋人の考え方に気づいたからです。
一つの動向に気づく
率直に、今の日本国内の現状はさほど精通していませんが、少なくとも外から日本を見たり、たまに日本に帰ると
「日本人は勤勉でまじめだ」
「微に入り細に入りで、サービスはどれも素晴らしい」
と心底思います。
10の仕事があれば10をきちんとこなそうとしますし、それどころか11も12もこなそうとする民族です。
この精神性が戦後の日本を作り上げてきたことは間違いありませんし、それこそが日本人が世界に誇れるものです。
そのノリで若かりし佐藤がアメリカに出た時に、前述のように
「あれ、このレベルの仕事か?」
と思った印象につながるのですが、よくよく考えてみると、ここには一見して矛盾する結果が見えてきます。
それは、
「発明品を世に送り出す力は、日本よりもアメリカの方がはるかに強い」
という事実です。
もちろんこのことは人材の豊富さに起因する点は多々あると思います。
世界共通語の英語がベースであることに加え、アメリカには世界から優秀な人材が陸続と集まり続けています。
また〇〇系アメリカ人と呼ばれる人々が活躍する場合も多々あり、自由な風土の上に開発がどんどん進んでいくものです。
ただし、人口の差だけでは語れない事実があります。
例えばここ最近特に世界の注目を集めるAIの分野ではそれが顕著ですが、人口だけでいえば、米国よりも中国の方が遥かに人口が多く、それだけに優秀な人材も多く輩出されています。
2000年以降の中国の変化は目覚ましく、社会主義を謳いつつもその中身は資本主義で変化を繰り返し、相当な経済成長を続けてきたことは論を待ちません。
そして人口に比例する優秀な人材をもって、AI開発にしても論文の数では中国が米国を遥かに上回っていると思います。
ところがです。
論文数では中国が圧倒しているはずのAIの分野ですら、蓋を開けてみると世界にその技術をいち早く公開したのは米国でした。
ここには各国政府による規制の差も大きくあることはもちろんですが、それ以上に、西洋人圏で多くみられる特徴に真因があるように思います。
パレートの法則に動く
多くの人に知られているだろう、ヴィルフレド・パレートの法則、俗称パレートの法則というものがあります。
この法則は、パレートがイタリアの国民所得分布について行った調査に基づいて発見されました。
パレートの法則によると、収益や所得の分布が不均衡な場合
「20%の人々が80%の収益を持ち」
「残りの80%の人々が20%の収益しか持っていない」
という現象が生じます。
この法則は、ビジネスや経済学においてもよく使われており、例えばビジネスにおいては、顧客の80%は20%の商品から生み出されるとされています。
また、20%の顧客が全体の80%の売上を生み出す傾向にあるのだとか。
これが理由でよく企業は重要な顧客に注力することが重要としており、それに応じてマーケティング戦略を立てる必要があります。
そしてアメリカで仕事を進める中でふと気づいたのが、
「多くの人々が、無意識にもパレートの法則の20%に注力している」
ということでした。
もちろんこのことを一般論として語るには、私(佐藤)の個人的な経験のみではかなり頼りないものです。
それでも個人的な見解として語ることが許されるのであれば、全員ということはないにせよ、
「西洋では、80%の成果を期待できる、20%の仕事に注力する人が多い」
ように感じるのです。
このことを合理的と片付けて良いのかは分かりませんが、言い換えると
「(対して成果を上げることはないだろう)80%の仕事には注力しない」
或いは
「成果をあげないだろうと思われる80%の仕事のことは意識すらしない」
ように思います。
結果として、10の仕事をそのままきちんとする人々からしてみれば
「仕事ができない」
「気が利いていない」
という風に見られがちかもしれませんが、よくよく考えてみると、その10の仕事の中には
「その仕事って、本当に必要なの?」
と思えるものも、無きにしも非ずなのです。
事実、
「気が利かないな。。(気づいてすらいないな)」
と率直に感じたはずの人々の方が、世界のスタンダードを取る傾向があることは否めないように思うのです。
そんな経験から私(佐藤)もまた、いつしか人様に配慮しつつも、自分の時間と労力を20%のみに注ぐようになりました。
それがスタイルが正しいかどうかは分かりませんが、それからは周囲の大切な人たちと、心落ち付けて濃厚な時間を過ごせるようになったことは間違いないのです。
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