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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
昨日は
Austin, Texas(テキサス州オースティン)
San Antonio, Texas(テキサス州サンアントニオ)
の人口を深掘りしてみました。
両市ともに全米ではトップクラスであり、人口増加の推移と将来の見立てからすると、順調に成長を続けていくだろう地域市場であることは間違いありません。
厳密に見ていくと
コロナ禍において
オースティン ⇒ 人口が鈍化
サンアントニオ ⇒ 人口増加ペース変わらず
という違いが見られましたが、大きな要因はその人種構成です。
全米全体の人口としてヒスパニック系が増え続けていることはよく知られていますが、このオースティンとサンアントニオの違いは正に、その人種構成に起因しています。
即ち
「1.5人に1人がヒスパニック系」
というサンアントニオではヒスパニック系を中心に人口がどんどん増え続けているのです。
ちなみに
「人口増加は賃貸需要の増加につながるのか?」
といえば、これは当然の如く、賃貸需要も比例して増えていきます。
物件の
- 所有率
- 賃貸率
の比較を両市で見てみると
このように
オースティン
所有率:45.5%
内、住宅ローンなしの所有:63.5%
賃貸率:54.5%
サンアントニオ
所有率:53.8%
内、住宅ローンなしの所有:65.3%
賃貸率:46.2%
となり、賃貸率が高いのはオースティンの方です。
また住宅ローンなしの所有はサンアントニオの方が若干高く、いずれにせよ両市ともに半数以上が住宅ローンなしに所有していることが分かります。
余談ながら、ここがオースティンとサンアントニオの両市場の強さの要因でもあります。
特にキャピタルゲイン市場を中心とする人口も多く高額物件が多い地域では、とてもこのような物件所有率と住宅ローンなしの比率にはなりません。
サンアントニオ産業構造を俯瞰
そこで人口と人種構成を確認した上で、今度は産業構造をより深くみていきましょう。
昨日お伝えしたとおり、
Austin, Texas(テキサス州オースティン)
San Antonio, Texas(テキサス州サンアントニオ)
の違いに産業の一つがあり、オースティンはテック系が多く、サンアントニオは普遍的な産業の方が多い印象です。
昨日の続きで、サンアントニオの5大産業をみていきましょう。
第1位:医療
サンアントニオで最も主要な産業は医療です。
サンアントニオには世界トップクラスの病院や医療センター、ヘルスケアプロバイダーが数多く存在しています。
この地に米軍の大きな基地があることもその一因で、実際にサンアントニオは現役および退役軍人の両方にとって
「医療のメッカ」
とも位置づけられているほどです。
私(佐藤)自身は移民の立場ですが、その目線でアメリカの構造を見る時、このような軍人に対する手厚い補償こそが米軍をしっかりと機能させている一因のように思います。
第2位:テクノロジー
2番目にくる主要産業はテクノロジーです。
サンアントニオはテキサス大学などの主要な研究機関や大学、企業の本社に近いことから、長年にわたり情報技術のイノベーションと才能の中心地として認知されてきました。
サンアントニオのハイテク企業は市の堅固な交通インフラと豊富な金融サービスを活用して世界中の顧客やパートナーとのつながりを深めることができるのも利点です。
またこれに伴い、サンアントニオには国内外から優秀な人材を引き寄せることができます。
テック系ではオースティンが勝るお伝えしましたが、実は全体としてテクノロジー部門はテキサス州南部の都市の中で最も急速に成長している産業の一つであり、全米で最も多くの雇用機会を提供している場所なのです。
サンアントニオでもまた、同様の傾向が見られることになります。
第3位:観光業
サンアントニオの継続的な経済発展に貢献する3番目の主要産業は観光です。
サンアントニオは豊かな歴史と活気ある文化を有しており、毎年数百万人の観光客がアラモやシックスフラッグス・フィエスタ・テキサスなどの観光名所を訪れています。
サンアントニオのかくも強力なホスピタリティは地元の企業や政府機関に大きな収益をもたらしており、実際、観光業は170億ドル以上の経済効果を生み出し重要なコミュニティサービスの収入源となっているのです。
第4位:製造業
サンアントニオで4番目にくる主要産業は製造業です。
サンアントニオはテキサス州の中心部に位置し優れた交通インフラを備えているため、製品を顧客に迅速かつ効率的に届ける必要がある企業にとって魅力的な拠点となっています。
また経済の多様性を持つサンアントニオは、製造業者にとって事業を拡大・成長させるためのさまざまな機会を提供しています。
かくしてサンアントニオの製造業は多種多様な製品を製造する世界的な企業を数多く含んでおり、都市圏には1,000以上の製造業企業が存在しているのです。
第5位:ロジスティクス
サンアントニオは
- I-35
- I-10
- I-37
などの主要な高速道路が交差する位置にあり、全米の各所と結びつく中心点です。
また鉄道網も整備されており、サンアントニオは国内外の貿易フローにおいて重要なハブスポットとなっています。
このようなサンアントニオの中心地と優れた交通インフラは、製品を顧客に素早くかつ効率的に届ける必要がある企業にとって魅力的な拠点となっており、結果として製造業者が事業を拡大・成長させるための土壌が出来ているわけです。
かつサンアントニオのロジスティクス産業はその労働力が一目おかれており、当地のこの分野の企業は豊富な人材プールを雇用機会に割り当てることが出来ているのです。
。。。
このように並べるとサンアントニオという都市が如何に将来性が高いかが分かるものです。
当地で賃貸物件を所有する上では、末長い需要を取り込める可能性が高いと思います。
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