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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
アメリカ不動産のエクイティ投資についてお伝えしています。
アメリカ不動産版のエクイティ投資を検討する時に、その大前提として把握しておきたいのが
General Partner(GP、ゼネラル・パートナー)
Limited Partner(LP、リミテッド・パートナー)
という二者の存在とそれぞれの役割です。
少し前に、
「今回、〇〇の商業案件にGPとして参加するつもりです。」
とご自身の投資予定を共有してこられた女性がいらっしゃいました。
資産構築を加速していかれるのは結構なことですが、
⇒ 案件の不確かさ(計画そのものがあいまい)
⇒ 役割の不明確さ
が気になったので軽く聞いてみたところ、この方はGPとLPの違いもよく分かっておられれない様子でした。
特に小さな戸建てではなく商業物件の類ですから、その責任は大変大きなものとなります。
しかもLimited Partner(LP、リミテッド・パートナー)の立場での参加であれば自分の出資する資金のみへの責任となり、プロジェクト全体への責任はありませんので最悪でも失うものは自分が投じた資金のみです。
けれどもGeneral Partner(GP、ゼネラル・パートナー)となると話は全く違い、プロジェクト全体への責任を他のGP達と共有することになります。
ここが一つのポイントですが、エクイティ投資の場合は
「役割の重要度に応じてリターンは高くなる」
これは事実です。
すなわち
General Partner(GP、ゼネラル・パートナー)
Limited Partner(LP、リミテッド・パートナー)
のそれぞれの役割を考えたときに、より重要な役割を果たすのはGeneral Partner(GP、ゼネラル・パートナー)の立場になります。
そもそもが案件を発掘して開発環境を整えているのはGPであり、弁護士はじめ各分野のエキスパートと提携し、自己資金で先行投資を始めているのもGPです。
GPは最初から最後まですべてをお膳立てする立場であり、何かあった時にはその責任を背負うことになるという「ハイリスク・ハイリターン」の立場なのです。
そこで前での女性もそのリターンの魅力に惹かれて安請け合いしていたのですが、GPの何たるかを伝えてそのリスクも十分に理解するように薦めたところ、案の定その案件への参加そのものを取りやめていらっしゃいました。
もちろん全ての投資事業は自己責任であり、冷たく言うなればクライアントでもない人様のなさんとすることに私(佐藤)が口を出すものでもありません。
けれども事の重要性を理解されていない方に対しては見て見ぬふりをするわけにはいきませんから、あくまでもリスクをよく把握して頂く意味で口を出させて頂くのです。
そこでアメリカでエクイティ投資に参加する場合、長年アメリカで暮らしてアメリカ不動産業界に精通している立場でない限り、アメリカ不動産版のエクイティ投資ではLimited Partner(LP、リミテッド・パートナー)の立場として参加することをお薦め致します。
そこで今日はLimited Partner(LP、リミテッド・パートナー)の役割について見ていきましょう。
Limited Partner(LP、リミテッド・パートナー)の目線
リミテッド・パートナーの利点:
リスク限定
LPの最大の利点の一つはその名前の如く、背負うリスクが投資額内に限定されていることです。
すなわち投資する案件が仮に失敗した場合はその責任は投資額に限定され、LPとして出資した本人の個人資産がリスクにさらされることはないことになります。
仮にプロジェクトの関係者から訴訟を起こされて敗訴したとしても、その損害賠償がLP個人の資産にまで及ぶことはないのです。
満足な収益性
LPとして参加したプロジェクトが成功すれば、契約時に約束したリターンを享受することになります。
GPとLPの報酬の違いは前述のとおりGPの方が上ですが、LPの立場だったとしても良好なリターンを実現できるものです。
約束されたLPのリターンが魅力的でなければそもそも資金が集まる理由がありませんから、投資案件をお膳立てするGPとしても精いっぱいのリターンをLPに約束しているのです。
時間と労力の節約
LPの立場はあくまでも出資者であり、運営に関してはGeneral Partner(GP)に任せることになります。
GPは専属的に案件から発生するあらゆることに対応せねばなりませんが、極端でもなく、LPとしては資金さえ送れば後は経過を見守るのみなのです。
いわゆる
「お金がお金を生み出す」
とはLPの立場にも言えることであり、自己の時間と労力を節約することにもなります。
また少なくとも自分が出資する案件については事前によく精査するべきですが、仮に投資する案件に対して知識がない場合でも大きなリターンを期待できることになります。
Limited Partner(LP、リミテッド・パートナー)について、明日に続けます。
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