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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
アメリカ不動産を購入した後に手にするDeed(ディード)内で目にする、物件の法的表記についてお伝えしています。
「郵便の住所は恒久的とは限らない(ストリート名は代わる可能性もある)」
という前提から、不動産所有の権利を証明するDeed(ディード)上では通常の住所は記載されていません。
その代わり法定表記とも言えるLand descriptions(ランド・ディスクリプションズ)をもって土地が示されており、この独特な表記によりDeed(ディード)の持ち主がどの土地を所有しているかを証明することになります。
そのLand descriptions(ランド・ディスクリプションズ)には
Metes and Bound(メーツ・アンド・バウンド)
Lot and Block System(ロット・アンド・ブロック・システム)
Township and Section Method(タウンシップ・アンド・セクション・メソッド)
の三種類があり、昨日はアメリカ史で最も古い表記であるMetes and Bound(メーツ・アンド・バウンド)を見ていきました。
その土地に古くから埋もれている岩をスタート地点とするなど、Metes and Bound(メーツ・アンド・バウンド)では自然物を起点に、そして川のように自然を目印として境界線を定めていくことになります。
けれども自然にあるものはそう簡単には位置が動くことはない一方で、やはり風化や自然災害により地形が変化する場合もあるかもしれません。
またこの測定方法は非常に独特であり、統一性がなく、一つひとつの測定には相当な労力を要することとなります。
その為、後に米国では所有する土地の法的表記として別の手法も使用されるようになってきました。
今日はそんな近代的な表記の一つ、
Lot and Block System(ロット・アンド・ブロック・システム)
について見ていきましょう。
Lot and Block System(ロット・アンド・ブロック・システム)
Lot and Block System(ロット・アンド・ブロック・システム)は土地の開発や区分時に使用される土地区分の方法の1つであり、アメリカでは都市や新規開発地域、住宅団地などでの土地の管理や取引を効率化するためのシステムとして広く採用されています。
言葉の定義からいきましょう。
ブロック (Block)
大きな土地区画のことを「ブロック」と呼びます。
たとえば新しい住宅地域を開発する際、そのエリア全体をいくつかのブロックに分割します。
これにより、土地全体の管理や計画がしやすくなるわけです。
ブロックは通常、道路や自然の障壁、既存の土地利用などの要因に基づいて決定されます。
ロット (Lot)
そしてブロック (Block)の中にはさらに小さな土地区画が存在し、これをロット (Lot)と呼びます。
1つのブロック内には、複数のロットが存在することが一般的で、ロットは個々の住宅やビル、事業所などの土地として利用されます。
ロットとブロックの番号
このような各ブロックとロットには固有の番号や名前が与えられています。
固有番号を割り振ることで、特定の土地の位置や所在を正確に示すことができるというわけです。
例えばあるブロックが「ブロックA」と名付けられ、その中のロットが「ロット1」、「ロット2」というように番号が振られることが考えられます。
この場合は「ブロックAのロット1」と指定することで特定の土地を正確に指し示すことができます。
このシステムのメリットとしては、
- 土地の特定が容易
- 不動産取引後の引き渡しが的確に行える
- 都市計画やインフラ整備の際の参考情報として使える
などが挙げられます。
実際の例としては、例えばデベロッパーが大規模な新しい住宅団地を計画する場合に全体をいくつかのブロックに分けて、各ブロックごとに異なるタイプの家やアメニティ(公園、学校、商業施設など)を計画することが考えられます。
そして、各ブロック内をさらにロットに分割して、個々の住宅や施設が建てられる土地として販売や開発を行います。
こうすることでデベロッパーは「ブロック」と「ロット」の概念を利用して土地を効率的に開発・管理し、利用者や住民にとっても分かりやすい土地の区分として提供することが出来るわけです。
。。。
かくしてLot and Block System(ロット・アンド・ブロック・システム)の場合、Metes and Bound(メーツ・アンド・バウンド)と比較するとかなり人的手間が省ける記述です。
多くの場合はデベロッパーが街づくりを企画する中で最初から区画整理されていますから、特定の物件の法的表記はその時点で決定していることになります。
そして素人目にもDeed(ディード)上の法的表記は分かりやすく、どこに位置する物件かが一発で分かるのです。
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