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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
興味深いことに、最近は物件管理アドバイスについてのお問い合わせが非常に多くあります。
日本でもいよいよ個人資産運用の機運が高まりつつあるようですが、アメリカ不動産を資産ポートフォリオの一つとして運用を開始する人々が着実に増えているのです。
不動産投資の場合は株式のように単純な売り買いというわけにはいかず、それなりの知識を持って事業と同じ考え方で取り組む必要があります。
その意味では多少なりともハードルは高いかもしれませんが、一たび慣れてくると
「アメリカ不動産ほど手堅い資産形成方法はない」
そんな風に実感するものです。
その歩みは亀かもしれませんが、着実に、力強く、資産形成の土台は時間とともに固まっていくことになります。
そこで今回は不動産管理に関する質問の増加にお応えし、何回かにわけてアメリカ不動産における管理の側面についてお伝えしていきたいと思います。
物件管理に関するポイントを
- 賃貸市場の理解
- 入居者のスクリーニング
- リース契約
- 物件のメンテナンスと修理
- 法律遵守
- 財務管理
- テナントとのコミュニケーション
- 空室率の管理
- 保険とリスク管理
- 投資のパフォーマンス分析
の項目に分けて、整理して考えてみましょう。
今日は最初の項目、賃貸市場の理解からです。
賃貸市場の理解
アメリカにおける不動産投資に関して、特に物件管理の観点から「賃貸市場の理解」は非常に重要です。
アメリカの賃貸市場は非常に大きく、多様な特徴を持っています。
都市部、郊外、地方によって、需要の動向、賃料の水準、入居者の特性などが大きく異なるのです。
たとえば、ニューヨークやサンフランシスコのような大都市では、高い賃料と激しい競争、そして高い入居者の期待があります。
これに対して、中規模の都市や郊外ではもう少し安定した市場が見られることが多いです。
こうした地域的な違いを理解することは、投資戦略を立てる上で非常に重要なのです。
そこでアメリカの賃貸市場において地域ごとの特性を理解し、投資戦略を立てる際には、以下のようなアプローチが有効です。
市場調査の実施
地域ごとの賃貸市場の特性を理解するためには、まずは広範な市場調査が必要です。
これには、平均的な賃料の水準、空室率、地域経済の健全性、雇用市場の動向、人口統計などのデータを集めることが含まれます。
また、特定の地域における供給と需要のバランスを理解することも重要です。
現地調査
実際にその地域を訪れ、現地の不動産市場を直接観察することも重要です。
現地の不動産仲介業者と話をする、地域の賃貸物件を見学する、地域の住民やビジネスオーナーと話をするなど、直接情報を収集することで、市場データだけでは得られない貴重な洞察を得ることができます。
歴史的データの分析
過去の市場データを分析することで、その地域の賃貸市場がどのように変化してきたかを理解することができます。
これには、過去数年間の賃料の動向、物件価格の変動、地域経済の成長パターンなどが含まれます。
専門家の意見の収集
地元の不動産業者、投資アドバイザー、市場アナリストなどの専門家からの意見を収集することも有益です。
これらの専門家は、その地域の市場に精通しており、貴重な洞察やアドバイスを提供できます。
法規制と政策の把握
地域によって異なる賃貸に関する法規制や政府の政策を理解することも重要です。これには、家賃規制、住宅政策、税制などが含まれます。
これらのアプローチを通じて、アメリカ各地の賃貸市場の特性を詳細に理解し、地域ごとに異なる投資戦略を立てることが可能になります。
賃貸市場の動向を把握
その次が賃貸市場の動向を把握することです。
市場動向には、経済状況、雇用市場、人口動態など多くの要因が影響します。
例えば、経済が好調な地域では、賃貸需要が高まり賃料も上昇する傾向にあります。
また、大学や病院などの施設が近くにある場合、特定のタイプの入居者(学生や医療従事者など)が集まりやすいです。
こうした要因を踏まえた上で物件を選定し、適切な賃料設定を行うことが求められることになります。
その上で、賃貸市場の動向を把握するための具体的な方法を見ていきましょう。
市場データの分析
賃貸市場のデータを収集し分析します。
これには、平均賃料、空室率、賃貸期間、物件のタイプやサイズ別の需要などの情報が含まれます。
不動産データベースや市場調査レポートなどを利用して、これらの情報を集めることができます。
経済指標の追跡
地域経済の健全性は賃貸市場に大きな影響を与えます。
雇用率、平均所得、経済成長率などの経済指標を追跡し、これらが賃貸市場にどのように影響しているかを分析します。
人口統計の分析
人口の増減、移動傾向、年齢構成、家族構成などの人口統計データを分析することで、賃貸市場の需要の変化を予測できます。
例えば、若い世代が多い地域では、小型アパートの需要が高まる可能性があります。
競合分析
同じ地域における他の賃貸物件との比較を行い、自身の物件が市場内でどのような位置づけにあるかを把握します。競合他社の賃料設定、アメニティ、プロモーション活動などを分析し、差別化のポイントを見つけます。
地元の専門家とのネットワーキング
地元の不動産業者、市場アナリスト、建設業者などとのネットワークを構築し、彼らから市場の洞察やアドバイスを得ます。
顧客フィードバックの収集
既存の入居者からのフィードバックを収集し、市場のニーズや期待を把握します。入居者の満足度調査やレビュー分析が役立ちます。
。。。
ここに掲げた項目の多くは
「えっ、ここまでのことを自分ではやれないよ。。」
ということばかりが多いと思います。
けれどもこれらの調査は自分で行うというよりも、自分が雇うプロパティマネージャーに問いかけることで知識を深めていけばよいのです。
物件管理に卓越するべく質問をするにしても何を質問したらよいか分からない場合、上のような項目を参考にして頂ければと思います。
明日に続けます。
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