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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
アメリカ不動産業界を飲み込み続ける技術革新として、
AI(人工知能)の応用
ブロックチェーンの革新
VR(仮想現実)の活用
スマートコントラクト
大量データと不動産
についてお伝えしています。
アメリカ不動産業界に従事する者として、私(佐藤)自身が当初から最もその恩恵を受けている技術は
電子署名
です。
今でこそアメリカでは電子署名が当たり前になっていますが、ひと昔前までは膨大な書類の一つひとつにイニシャルを記入し、最終ページに直筆で署名をするという、途方もない作業がなされてきました。
アメリカの不動産取引が無法地帯だった昔を考えれば、近年は見事なまでに法整備がなされ、より安心な売買取引ができる時代になったと思います。
けれども売主と買主の双方の利益をバランスよく実現するべく、不動産法が整えば整うほど、扱わねばならない書類の種類と数が増殖し続けたことも事実です。
だからこそ
書類の電子化
署名の電子化
はアメリカ不動産業界でも大いに歓迎され、今ではそれなしでは不動産取引は到底なりたたない、と信じられるほどまでに定着しました。
このことは私(佐藤)のみならず、日本を含め、不動産取引において電子署名がまだまだ浸透しきれていない国の方々からも、米国内不動産取引の際にはとても便利がられています。
かくしてほんの10年ほど前よりも遥かに便利になった昨今ですが、ここからは更に輪をかけて契約手段は便利になってくると思います。
それが、ここから対等するだろう
スマートコントラクト
です。
スマートコントラクト:自動化されたリースと契約
スマートコントラクトとはブロックチェーン技術を基盤とした自動実行契約で、不動産業界における契約プロセスの自動化と効率化に大きく貢献するものです。
このことを
契約プロセスの自動化
透明性の向上
という二つの観点から見ていきましょう。
契約プロセスの自動化
スマートコントラクトでは契約条件をデジタル形式でコード化し、特定の条件が満たされた場合に自動的に契約を履行します。
スマートコントラクトは、ブロックチェーン技術の一部として機能し、契約条項をプログラムコードの形でデジタル化します。
これは、従来の紙ベースの契約や手動プロセスとは大きく異なるものです。
プログラミング言語を用いて契約の条項がコード化されるため、契約の実行が完全に自動化され、透明かつ効率的な方法で行われます。
たとえば、不動産購入契約において、購入者が決済を完了すると、スマートコントラクトはその条件を検知し、自動的に次のプロセス、例えば登記の更新や所有権の移転を行うのです。
このプロセスは、条件が満たされた際にトリガーされるイベント駆動型のプログラミングに似ていると思います。
ブロックチェーン上でスマートコントラクトがデプロイされると、関連する取引やイベントがそのコントラクトに記録されます。
特定の条件、例えば決済の確認や契約期限の到来が満たされると、コントラクトは自動的に関連する契約条項を実行するというわけです。
このような自動化はもちろん、不動産取引の時間とコストを大幅に削減することになります。
手動での契約確認や紙ベースの文書処理が不要となり、さらに、契約の実行に伴う誤りや遅延のリスクも減少します。
また、契約の各条項が明確にプログラムコードとして記述されているため、契約の透明性と精度が向上し、取引の信頼性が確保されるのです。
透明性の向上
そして透明性は不動産取引における重要な側面であり、ブロックチェーンとスマートコントラクトの導入によって大幅に強化されています。
ブロックチェーンは本質的に、取引の記録が変更不可能であり、ネットワークのすべての参加者によって確認できるデジタル台帳です。
スマートコントラクトを通じて行われる契約履行は、このブロックチェーン上に透明かつ恒久的に記録されます。
その結果、取引の各ステップは、関与するすべての当事者によってリアルタイムで追跡可能となります。
このシステムの透明性は、特に不動産取引のような複雑で価値の高い取引において非常に重要です。
不動産取引には通常、複数の当事者が関与し、多額の資金が動くため、取引の各段階を正確に追跡し、記録することが必要になります。
スマートコントラクトとブロックチェーンを使用することで、取引の透明性が大幅に向上し、参加者は契約の状況や履歴をいつでも確認できるのです。
たとえば、売買契約がスマートコントラクトで行われる場合、契約の条件、支払いの履行、所有権の移転など、契約に関連するすべてのアクションがブロックチェーン上で透明に記録されます。
これにより、契約の履行が正確に行われているか、また期限内にすべての条件が満たされているかなど、関係者は取引の状況を正確に把握できます。
さらに、ブロックチェーンに記録された情報は改ざんが困難であるため、不正行為や詐欺のリスクを大幅に軽減します。
このような透明性の高い取引環境は、参加者間の信頼を構築し、より安全で信頼性の高い取引を促進していきます。
この透明性はまた、誤解や紛争の可能性を低減します。
取引に関する情報が明確かつアクセス可能であるため、契約の解釈に関する誤解や紛争が生じにくくなります。
これは、特に不動産取引のように高価値で複雑な契約関係を持つ分野において、大きな利点となるはずです。
。。。
最後に例として、スマートコントラクトを利用した不動産取引プラットフォーム「Propy」が挙げておきたいと思います。
Propyは、購入者と売り手の間での不動産取引を完全にデジタル化し、ブロックチェーン上で管理しています。
このプラットフォームでは、買い手が支払いを完了すると、スマートコントラクトが自動的にトリガーされ、所有権の移転や登記の更新が行われます。
これにより、伝統的な不動産取引における複雑な紙ベースのプロセスが排除され、効率的かつ迅速な取引が可能になるのです。
さらに、スマートコントラクトはリース契約の自動化にも応用されています。
たとえば、テナントと家主間の賃貸契約で、テナントが毎月の賃料を支払うと、スマートコントラクトが自動的に賃料の移転を行い、支払いの確認を記録します。
これにより、家主は賃料の遅延や未払いのリスクを減少させることができ、テナントも支払いの確実性を得ることができます。
かくして、スマートコントラクトの利用は、不動産投資の分野においても革新をもたらしています。
不動産トークン化の際、スマートコントラクトは投資家間の収益分配を自動化します。
投資家がトークンを購入すると、スマートコントラクトが自動的に収益を分配し、各投資家の収益シェアを正確に計算します。
これにより、不動産投資の透明性が高まり、より多くの人々が小規模投資を通じて不動産市場に参入できつつあるのです。
明日に続けます。
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