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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
Yahoo Finance(ヤフー ファイナンス)に掲載されていた
「2024年に最も価格が上昇し得る10の都市」
についてお伝えしています。
Post Falls, Idaho(83854 アイダホ州 ポストフォールズ)
Knoxville, Tennessee(37918 テネシー州 ノックスビル)
Lenoir, North Carolina(28645 ノースカロライナ州 レノア)
Brownsville, FL(33142 フロリダ州 ブラウンズビル)
North Miami Beach, Florida(33162 フロリダ州 ノースマイアミビーチ)
Muskegon, Michigan(49442 ミシガン州 マスキーゴン)
Winston-Salem, North Carolina(27105 ノースカロライナ州 ウィンストンセーラム)
North Miami, Florida(33161 フロリダ州 ノースマイアミ)
Knoxville, Tennessee(37920 テネシー州 ノックスビル)
Rio Grande City, Texas(78582 テキサス州 リオグランデシティ)
全米の不動産市場を見るときに、基本的に北の国境沿いの地域では物件価格が大きく秀でて上昇する、という傾向はありません。
ミシガン州もその一つで、歴史的な側面をいえば、一時期であったとしてもこの地域がデトロイトを中心に栄えたのはある種の偶然でした。
五大湖に面するこの地域は水路が重宝され、最初の主要産業は自転車です。
それから自動車生産地へと発展したことは周知のとおりですが、その後に人口は激しく減少してきた感があります。
そんな中、本日ご紹介する上記の10都市の一つにランクインしているのがミシガン州のマスキーゴンです。
その数字的な要素と背景を見ていきましょう。
Muskegon, Michigan(49442 ミシガン州 マスキーゴン)
予想価格上昇率:8.6%
2023年7月31日の住宅価値:$158,324
2024年の予想住宅価格:$171,940
マスキーゴンはミシガン州西部、ミシガン湖の東岸に位置する都市です。
この街はその自然の美しさとアウトドア活動の豊富さで知られており、特にミシガン湖に面した美しいビーチや公園が人気のスポットです。
マスキーゴンはかつて製造業が盛んな地域であり、現在でもその歴史的建造物や博物館を通じてその遺産を感じることができます。
夏には多くのフェスティバルやイベントが開催され、地元の音楽や芸術を楽しめる地域です。
当地の経済は観光業に加え、ヘルスケアや教育が支柱となっており、地域コミュニティの発展に寄与しています。
何よりマスキーゴンは家族連れにも優しい都市で、教育施設や公共サービスが充実しており、住みやすい環境が整っているのです。
人口推移
そんなマスキーゴンの人口は2020年の国勢調査で38,285人でしたが、2024年にはわずかに減少して38,155人となりました。
この期間の人口減少率は約0.34%です。
この人口の微減を「ゆっくりと落ち葉が散る庭」に例えると、秋が深まるにつれて徐々に庭の風景が変わり、静かに落ち葉が散っていくように、マスキーゴンの人口も少しずつ減少しているのです。
このような最近の傾向を見ると、マスキーゴンの人口は引き続き減少する可能性があります。
特に産業の多様化や新しい雇用機会の創出など、地域経済の再活性化が求められるところ。
地域の魅力を高め、若者を含む新しい住民を惹きつけるための施策なしには、人口減は避けられないのかもしれません。
雇用の変化
マスキーゴンの失業率は2024年2月に4.4%と報告されています。
この数値は前年の同月(4.7%)よりも改善されており、前月(4.5%)と比較しても若干の改善が見られます。
この失業率の推移を「山道のゆるやかな下り坂」に例えると、山道を下るように一歩一歩確実に失業率は下がりつつあり、その下降傾向は一定のペースで進んでいます。
下り坂とはいえ、失業率の推移という点で見ると大いに歓迎されるものです。
そして現在のデータと地域の経済動向を踏まえると、今後もマスキーゴンの失業率はこの安定した改善傾向を保つ可能性がありそうです。
経済の回復が続く限り、失業率のさらなる低下が期待されるのではないでしょうか。
マスキーゴンには、例えばアーメット(自動車部品製造)、マヒンドラ(農業機械製造)といった大手企業が存在し、地域経済に大きな影響を与えています。
これらの企業は地域の雇用創出に寄与し、特に製造業の分野での安定した職を提供しているのです。
今後これらの企業の活動がさらに地域経済を刺激し、失業率の低下に貢献することが期待されます。
ただし前述のように、とくに冬の厳しい北国にあっては、それでなくとも人々は外に出ていく傾向もいなめません。
事実、人口としては徐々に減少が確認されているマスキーゴン。
失業率の低下とは真逆の傾向ですが、この失業率の低下が人口減少に比例しているとすれば、人口が増えているからといって住宅需要が続くとも限らないわけです。
明日に続けます。
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