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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
Yahoo Finance(ヤフー ファイナンス)に掲載されていた
「2024年に最も価格が上昇し得る10の都市」
についてお伝えしています。
Post Falls, Idaho(83854 アイダホ州 ポストフォールズ)
Knoxville, Tennessee(37918 テネシー州 ノックスビル)
Lenoir, North Carolina(28645 ノースカロライナ州 レノア)
Brownsville, FL(33142 フロリダ州 ブラウンズビル)
North Miami Beach, Florida(33162 フロリダ州 ノースマイアミビーチ)
Muskegon, Michigan(49442 ミシガン州 マスキーゴン)
Winston-Salem, North Carolina(27105 ノースカロライナ州 ウィンストンセーラム)
North Miami, Florida(33161 フロリダ州 ノースマイアミ)
Knoxville, Tennessee(37920 テネシー州 ノックスビル)
Rio Grande City, Texas(78582 テキサス州 リオグランデシティ)
この中でフロリダ州ノースマイアミビーチについては先だってお伝えしましたが、今日はそのご近所となるフロリダ州ノースマイアミです。
今回のトップ10はZip Cord(ジップコード:郵便番号)で見ているためにご近所地域が出てきますが、要はこの周辺の地域が大いに盛り上がっている、ということです。
マイアミは周知のとおり、特にコロナ以降に大きくその人口を増やしている地域。
もともとニューヨーク近辺の富裕層が冬に過ごしたり、あるいは老後のシニア生活を温かい地域で過ごすべく引っ越してくる人々が多かったものですが、生活コストの安さが大いに寄与して、一気に人口を増やしてきた経緯があります。
ただし後述しますが、人口推移の観点ではその反動ともいえる様子が見受けられ、徐々に人口が減少する局面にあります。
そんな中でも物件価格は大いに上昇が見込まれており、この点は先日もお伝えした富裕層の影響と同地域もその一つとする局地的な人口増加がありそうです。
その詳細を見ていきましょう。
North Miami, Florida(33161 フロリダ州 ノースマイアミ)
予想価格上昇率:8.8%
2023年7月31日の住宅価値:$461,145
2024年の予想住宅価格:$501,725
ノースマイアミはフロリダ州の南東部に位置する多文化的な都市で、マイアミの郊外にあたります。
この地域もまたその歴史的背景と多様な文化が特徴で、特にカリブ海系やラテンアメリカ系のコミュニティが影響を与えています。
ノースマイアミには美術館や文化センターが豊富にあり、地元の芸術や独特な文化は、その近辺を歩くだけでも楽しいものです。
経済は小売、サービス業が中心で、観光業も重要な役割を果たしています。
市内にはフロリダ国際大学のキャンパスがあり、教育機関としての側面も持ち合わせていることも特徴です。
そしてノースマイアミはその立地からビスケイン湾へのアクセスも良好で、水辺のレクリエーションも楽しむことができる魅力的な場所として知られています。
人口推移
そんなノースマイアミですが、人口そのものは近年減少傾向にあります。
2020年の人口は約59,839人でしたが、2022年には58,906人に減少し、その減少率は0.27%でした。
風船が徐々に空気を失いそのサイズが縮むように、ノースマイアミの人口も少しずつしぼみ始めているのです。
この人口減少の傾向が続くと予想される中で、少し前までの人口増加を取り戻すためには、それなりの施策が必要そうです。
全米トップ10に食い込むど価格上昇が期待されるのは喜ばしいわけですが、冷静に考えてみると、その価格上昇こそが人口を減らす要因になっているかもしれないのです。
人口の減少を食い止めて逆に成長へと転じるためには、教育や雇用の機会を増やし、住みやすい環境を提供することが求められます。
このあたりは物件が上昇しつつ人口も増加させるとなると、結構なレベルの教育や雇用を整える必要がありますが、ノースマイアミではここに取り組むしかないということです。
雇用の変化
そしてノースマイアミの失業率については、2024年2月のデータでは1.6%となっています。
これは前月の1.4%からわずかに増加しており、前年同月の1.7%からは少し改善しています。
ほとんど変わらない静かな状態に小さな変化が現れたが、それでも全体的には安定している様子です。
もちろん失業率が減少するのは喜ばしいことであり、現在の微小な増減を見るとノースマイアミの失業率は今後も大きな変動がない限り、この低い範囲内で安定する可能性が高いと言えます。
地域経済の健全性が維持されることが予想され、失業率は低水準を維持することが期待されます。
ちなみにノースマイアミには特に大手企業が多く集まっているわけではないものの、地域の小規模ビジネスや商業施設が雇用を支えています。
これらの企業活動が地域経済に安定をもたらし、失業率の低さを維持する一因となっているわけです。
そこで期待できるのはやはり観光業になると思いますが、失業率の推移につては観察を続けていく必要がありそうです。
明日に続けます。
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