「ロサンゼルスやオレンジカウンティで理想の住まい」を。
全米最大手の不動産会社ケラーウィリアムズが日本語で南カリフォルニアの魅力的な物件をご紹介します。
ペット可、学区の良い新築物件からリフォーム済みの一戸建て、豪華なマンションやコンドミニアムまで、あなたのご希望に合った住宅が見つかるはずです。
予算100万ドル以下の安い不動産から高級住宅まで、プール付き、駐車場完備、家具付き賃貸など、様々な条件でお選びいただけます。
安全で便利なエリア、自然が多い地域に住みたい方にもぴったりの物件を取り揃えていますので、
南カリフォルニアで住宅購入をご希望の方は、こちらのレターから詳細をご確認ください。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
本シリーズではZip Cord(ジップコード:郵便番号)も分けて、2024年に物件価格が上昇すると予想される10都市
Post Falls, Idaho(83854 アイダホ州 ポストフォールズ)
Knoxville, Tennessee(37918 テネシー州 ノックスビル)
Lenoir, North Carolina(28645 ノースカロライナ州 レノア)
Brownsville, FL(33142 フロリダ州 ブラウンズビル)
North Miami Beach, Florida(33162 フロリダ州 ノースマイアミビーチ)
Muskegon, Michigan(49442 ミシガン州 マスキーゴン)
Winston-Salem, North Carolina(27105 ノースカロライナ州 ウィンストンセーラム)
North Miami, Florida(33161 フロリダ州 ノースマイアミ)
Knoxville, Tennessee(37920 テネシー州 ノックスビル)
Rio Grande City, Texas(78582 テキサス州 リオグランデシティ)
を見てきました。
人口が増え続けている
失業率が低い
しっかりとした産業が根付いている
このような要素を満たすとき、その地域の不動産需要は長く高まり続けることが期待されます。
一過性の人口増加や失業率の現象では先の見通しも明るいとはいえませんが、地理的な条件から飽和状態にならない限り、その成長は施策により大いに刺激することができるものです。
今日は本シリーズの最後となる都市リオグランデシティを見ていきます。
当地が今後も安定した需要を実現できるのかは、ここまでお読みくださった方々にとっては簡単に言い当てることができるのではないでしょうか。
Rio Grande City, Texas(78582 テキサス州 リオグランデシティ)
予想価格上昇率:12.3%
2023年7月31日の住宅価値:$113,368
2024年の予想住宅価格:$127,312
リオグランデシティはテキサス州南部のリオグランデ川沿いに位置する小さな町で、メキシコとの国境に近いことから国境の文化が色濃く反映されています。
この地域は農業が盛んで、特に柑橘類の栽培や牧畜が主要な産業として栄えています。
またリオグランデシティは歴史的な建物が多く残っており、特に19世紀の建築様式を今に伝えるフォートリングゴルドなどが有名です。
地域コミュニティは非常に緊密で、家族主義が根強く、伝統的なフェスティバルやコミュニティイベントが頻繁に開催されています。
教育の面では公立学校が充実しており、地元の子どもたちに質の高い教育を提供しています。
ビジネス面では、小規模ながらも地元経済に貢献する多くの家族経営の店舗があり、観光業も徐々に発展してきています。
このような米国南部はメキシコ国境に近い地域でも、意外にも発展してくる地域はそれなりに多いものです。
人口推移
リオグランデシティの人口は2020年の国勢調査時点で15,317人でしたが、2022年にはわずかに減少して15,269人となり、この期間の人口減少率は約0.3%です。
壁の絵の具が時間が経つにつれて少しずつその鮮やかさを失うように、リオグランデシティの人口も微妙に減少しているというわけです。
おそらくは同地域もコロナ禍で生活コストの安さから人口を増やしてきた地域の一つではないでしょうか。
けれどもこの微減の傾向を考慮すると、将来的にリオグランデシティの人口はさらに緩やかに減少するか、良くて安定というところでしょうか。
特に地域経済や雇用の機会に大きな変動がない限り、人口の大幅な増加は期待しにくい状況です。
地域社会としてはせっかく増えてきた人口を保つためにも、地元住民の生活の質を高める施策や、地域経済を支える産業の育成に注力する必要がありそうです。
雇用の変化
リオグランデシティの失業率は2024年2月時点で10.1%となっています。
これは前月の10.9%から減少し、前年同月の11.5%からも低下しています。
山を下る際に少しずつ標高が低くなるように、失業率も時間をかけて徐々に低下しているのです。
ここまでに見てきた本シリーズの都市の中では、リオグランデシティの失業率は高いと言えるかもしれません。
けれども現在のデータを基に考えると、リオグランデシティの失業率は引き続き緩やかに改善する可能性があります。
地域経済の状況が徐々に回復し、失業率のさらなる低下が期待されるところです。
また、この地域の主要な産業や企業に関する具体的な情報は限られていますが、地域全体の経済活動や雇用機会の創出が失業率の改善に寄与していると考えられます。
特に地元の小規模ビジネスやサービス業が地域経済を支えており、これらの活動が今後も地域にとって重要な役割を果たすのではないでしょうか。
ここからさらに失業率を下げていくには、同地域としては大企業の誘致に力を入れたいところです。
何かしら強烈なインセンティブがなければ難しいかもしれませんが、リモートワークが主流となる今、特異な環境を整えることで人口増加を誘発することは不可能ではないと思うのです。
特にテキサス州の中でもメキシコとの国境にほど近い地域では、そもそもが米国政府の影響が届きにくいきらいがあります。
地元人と話しても、民主党と共和党のどちらでも意味がないとする人々が少なく、このあたりは物理的な距離の問題もあるのかもしれません。
もしもこのあたりを上手にアピールできたとしたら、案外まとまりのあるコミュニティが形成できるのではないでしょうか。
。。。
本シリーズではYahoo Finance(ヤフー ファイナンス)が予想する、2024年に物件価格が上昇していきそうな地域についてお伝えしてきました。
物件価格としては手ごろとはいえない地域もありますが、何よりも安定した不動産需要が期待できるのであれば、これらの地域を検討してもよさそうです。
私(佐藤)自身はテネシー州ノックスビルに興味をもちましたが、自分の投資方針にあった地域があれば、具体的にMLSで深くみてみてはいかがでしょうか。