こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
最近、モバイルパークと呼ばれるモバイルホームが集まるエリアへの投資に参加する方々が増えているようです。
このモバイルホームが集まるモバイルパークへの投資は、好景気・不景気に関係なく安定するきらいがあり、それだけに私(佐藤)も専門的な見地からいえばお薦めです。
モバイルホームは、一般的な一戸建て住宅と比べて低コストで、購入にかかる手続きも比較的簡単で、近年では若年層を中心に人気が高まっています。
そこで本項ではモバイルパークへの投資を検討する方々への情報共有を兼ねて、あえてモバイルホーム購入者の視点からお伝えしてみたいと思います。
モバイルホームの魅力や種類、設置場所、購入時の注意点、さらには財務面でのポイントまで、簡潔に網羅していきましょう。
モバイルホームとは何か
モバイルホームとは、工場で製造され、組み立てられた住宅のことを指します。
通常はこのモバイルホームはトラックやトレーラーによって運搬され、指定された場所に設置されます。
モバイルホームの最大の特徴は、そのコストパフォーマンスの高さです。
伝統的な一戸建て住宅に比べて建設費用が安く、購入者にとって手頃な価格で購入が可能なのです。
特に若年層にとっては、モバイルホームは住宅所有への手頃な解決策として見直されています。
例えば一戸建てを購入するためには高額な頭金が必要ですが、モバイルホームの場合はその費用を大幅に削減できます。
また、モバイルホームの購入は、一戸建てよりも柔軟な選択肢が持てるものです。
住む地域や敷地の広さ、そして住宅のデザインを自由に選ぶことが可能であり、そんな柔軟さも魅力の一つと言えます。
モバイルホームの種類
モバイルホームには大きく分けて、以下の三種類があります。
- シングルワイド
- ダブルワイド
- トリプルワイド
シングルワイドは、幅が狭くコンパクトな構造で、比較的小規模な住宅として適しています。
例えば単身者や小規模な家族にとっては、十分なスペースを提供しつつ、費用を抑えることができるのがこのシングルワイドです。
またシングルワイドの魅力は、設置や移動が容易である点にもあります。
これに対してダブルワイドはシングルワイドの二倍の広さを持つため、より快適な生活空間を期待することが出来ます。
一般的な一戸建て住宅に近いデザインと広さが特徴で、多くの家族にとって理想的な選択肢となっているのです。
そしてトリプルワイドはさらに広いスペースを提供する高級モデルで、広々とした間取りや高品質な設備が魅力です。
モバイルホームながらも、大きな家族や贅沢な生活を求める方に適しているといえます。
モバイルホームの設置場所
そんなモバイルホームを購入する際には、設置場所が重要なポイントとなります。
設置場所の選択肢として、以下のようなパターンが考えられます。
自分の土地を購入する
自分の土地を所有している場合、そこにモバイルホームを設置することが可能です。
この自分の土地を使う選択はプライバシーを重視する方にとって理想的といえるかもしれません。
また、土地とモバイルホームを一緒に購入できる"土地・ホームパッケージ"というオプションもあります。
これは、土地と住宅を同時に契約できるため、手続きが簡略化される利点があります。
モバイルホームパークを利用する
都市部では、多くの人がモバイルホームパークに住んでいます。
これらのパークは住宅を設置するためのロット(区画)を貸し出しており、月々の賃料を支払うことで利用できます。
モバイルホームパークには共用施設や管理サービスが提供される場合もあり、手軽な生活が送れるのが魅力です。
このような設置場所の選択は、生活の質やコストに大きく影響します。
購入前に、ライフスタイルや予算に合った場所を慎重に検討することが大切になるわけです。
モバイルホーム購入時の注意点
そんなモバイルホームを購入する際には、いくつかの注意点があります。
特に重要なのは、隠れた費用や資金調達の問題です。
隠れた費用
モバイルホームは初期費用が低いことで知られていますが、以下のような隠れた費用が発生することがあります。
保険料:モバイルホーム専用の保険は、火災や自然災害、盗難などをカバーします。保険料は地域や住宅の種類によって異なりますが、年間で数百ドルから数千ドルかかることがあります。
設置費用: モバイルホームを設置するためには、基礎工事や配管工事が必要です。これらの費用も数千ドル以上になる場合があります。
土地利用料: モバイルホームパークを利用する場合、毎月の土地利用料が必要です。この費用は地域によって異なりますが、都市部では特に高額になる傾向があります。
資金調達の問題
そしてモバイルホームの購入には、通常の住宅ローンを利用できない場合がありますので注意です。
特にシングルワイドの場合は金融機関がリスクが高いと見なすため、ローンの承認が難しいことがあります。
この問題に対処するためには、以下のような方法があります。
モバイルホーム販売会社のローン:多くの販売会社が独自のローンオプションを提供しています。これらのローンは柔軟な条件で利用できることが多いです。
信用組合や地方銀行のローン:一部の信用組合や地方銀行では、モバイルホーム専用のローンを提供しています。
政府支援プログラム:地方自治体や連邦政府が提供する補助金や支援プログラムを活用することも検討するとよいと思います。
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このように利点・欠点のあるモバイルホームですが、いずれにせよモバイルホームはコストパフォーマンスに優れたオプションとして、多くの人々にとって魅力的な選択肢になり得ます。
特に
- 初期費用が低いため、少ない資金で住宅を所有できる
- 柔軟な設置オプションがあるため、生活スタイルに合わせた選択が可能
- モバイルホームパークを利用することで、都市部でも比較的低コストで暮らせる
といったの点でメリットがあるのです。
かくして、モバイルホームは伝統的な住宅購入が難しい方々にとって非常に現実的で効果的な選択肢。
投資対象としてもモバイルパークにエクイティ投資で参加する場合、そのリターンはかなり良好な部類に入るものと思います。
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