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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
不動産投資を成功させるためには、良い物件を見つけることも重要ですが、それと同じくらい「信頼できる業者」を見つけることが大切です。
けれども実際には「業者選び」に失敗して多額の損害を被るケースが後を絶ちません。
今回は、2025年6月にニューヨーク州ロングアイランドで発生した、業者トラブルの具体例を見ながら、不動産投資家が知っておくべき業者選びのポイントを詳しく解説していきます。
まず、トラブルの具体的なケースを見ていきましょう。
今回取り上げるのは、ロングアイランドのショアハムに住むサリエンティノ一家の事例です。
夫妻と幼い子供3人の5人家族が暮らす家は、外から見ると美しい外観を保っています。
ところが一歩家の中に足を踏み入れると、その惨状に驚かされます。
壁は取り壊され、床は合板のまま、電気配線はむき出しの状態。
キッチン家電の設置位置はスプレーで適当に印をつけられただけで、施工は完全に中途半端なまま、放置されています。
一家は仕方なく、この1か月間を家の裏庭に設置したキャンピングカーで生活しているのです。
この問題の原因は明らか。
一家は地元の「友人であった」業者にリフォーム工事を依頼し、前金として約96,200ドルを支払いました(リフォーム工事や修繕において、前金は厳禁です)。
けれども業者は工事を始めた直後に突然姿を消し、工事は全く進まなくなってしまいました。
後で調査したところ、この業者は実はライセンスを持っていなかったことが判明。
さらに、地域の消費者保護課の「Wall of Shame(恥の壁)」というブラックリストにすでに名前が載っている悪徳業者だったのです。
このようなトラブルは、誰にでも起こり得るものです。
ましてや遠隔地に物件を所有している不動産投資家にとっては、頻繁に現地確認ができないだけに、リスクはさらに大きくなります。
そこで、このようなトラブルを防ぐために投資家が行うべきことを具体的に見ていきましょう。
まず最も基本的で重要なポイントは、「業者のライセンス確認」です。
多くの州や郡では、工事業者にライセンス取得を義務付けています。
ライセンスを持つ業者は、工事を完遂しない場合に備えた補償基金への支払い義務があり、仮に業者が途中で姿を消してしまった場合でも補償金を受け取れる可能性が高くなります。
ライセンスの確認方法は簡単です。
Better Business Bureau(BBB)や地元の商工会議所、州や郡の公式サイトで、業者名を検索すればすぐに分かります。
次に重要なことは、「業者が責任保険(Liability)に加入しているか」の確認です。
責任保険とは工事中に家が破損したり、施工に欠陥があった場合に、それを補償してくれる保険のことです。
州の公式ウェブサイトなどでは、業者の保険加入状況をオンラインで確認できるところもあります。
そして何より効果的な方法が、「業者の評判をオンラインで徹底的に調べる」ことです。
たとえばGoogleで業者名を検索して口コミやレビューを調べたり、
「業者名+トラブル」
「業者名+裁判」
といったキーワードで過去のトラブル履歴を確認します。
実際に不動産投資家のLiz Brumer-Smith氏は契約した業者に逃げられ、被害に遭った経験があります。
彼女が後から調べてみると、その業者は過去にも同じ手口で複数の顧客を騙していたことが分かりました。
彼女は裁判を起こしましたが、その時点で既に複数の同様な裁判が係争中だったそうです。
このように、ほんの数分のネット検索を怠るだけで何万ドルもの損失を被ることになりかねません。
では、業者を雇う際の費用についてはどうでしょうか?
2025年の現在、業者のコストは物価上昇もあり大幅に高騰しています。
一般的な工事費用の平均は約4,000ドルですが、大規模な改装になると58,000ドル以上になるケースもあります。
また工事費用だけでなく、許認可取得費用や下請け業者費用など、隠れた費用も無視できません。
そこで、工事費用やROI(投資収益率)の事前シミュレーションが可能なRealtor.comの「Renovation Calculator」などを活用するのが効果的です。
具体的なZIPコードを入力すれば、改装に必要な費用の目安を簡単に把握できます。
不動産投資家としてROIを最大化するには投資コストを正確に見積もることが必須条件ですし、業者を選ぶ際には安すぎる見積もりにも注意しましょう。
不自然に低い価格を提示してくる業者は、工事途中で追加費用を要求したり、手抜き工事を行ったりするリスクが高いからです。
まとめると、投資家が業者トラブルを避けるために行うべきことは、次のようになります。
- 業者のライセンスを必ず確認する
- 業者が責任保険に加入しているかを確認する
- オンラインで業者の評判や過去のトラブルを調査する
- 見積もり額が相場とかけ離れていないかを確認する
- 工事費用やROIを事前にシミュレーションする
。。。
かくして、不動産投資における業者選定は収益性を大きく左右する重要なポイントになります。
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