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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
最近のアメリカ不動産市場で、特に注目すべき動きが起きています。
ICEという住宅ローン関連テクノロジー企業の最新データによると、アメリカの主要な不動産市場100カ所のうち、ほぼ3分の1で住宅価格の下落が見られ始めているとのこと。
直近のデータである2025年6月の住宅価格上昇率はわずか1.3%。
これは5月の1.6%よりさらに鈍化し、過去2年間で最も低い伸び率となっています。
背景には高騰した住宅価格、高止まりする住宅ローン金利、増加する在庫、そして弱まる需要という4つの主要因があります。
特に住宅ローン金利はコロナ禍初期の約3%から急激に上昇し、現在では6%台後半で推移しています。
金利が2倍になったことで購入希望者は住宅購入をためらい、住宅需要を大きく抑える結果となりました。
一方で、住宅の在庫数は昨年同月比で29%増加。
これだけ聞くと「買い手市場になりつつある」と感じるかもしれません。
しかし実際にはこの在庫の増加ペースも今年の春以降、徐々に鈍化しているという点に注意が必要です。
住宅市場の分析専門家によると、
「現在の市場には相反する2つの力が作用している」
と指摘。
「在庫数の増加は価格を下げ、購入のハードルを低くするものの、売却までの期間が長期化しており、それが逆に売主の新規リスティングを控えさせる要因にもなっている」
というわけです。
具体的な地域の動きを見てみましょう。
アメリカ北東部や中西部では依然として住宅価格が堅調に推移していますが、一方で南部や西部では軟調さが目立ち始めています。
特に大きな価格下落が確認されているのはフロリダ州ケープコーラルで、前年比9%以上の下落。
他にもテキサス州オースティン、フロリダ州タンパ、そしてカリフォルニア州の主要市場10カ所のうち7カ所でも価格が下落しています。
こうした動きは、特に投資家にとって興味深いものです。
価格が大幅に下落したエリアは短期的にリスクも高まりますが、見方を変えれば将来的な成長を狙った「バリュー投資」の好機にもなり得ます。
また、金利の動向も無視できません。
もし住宅ローン金利が今後低下するような局面が訪れれば、現在の価格低下地域は急速に回復する可能性もあるからです。
実際に住宅ローン金利がわずかに下がっただけでも、購入意欲が再燃するケースを過去に何度も目にしています。
そのため投資家としてはこうした地域の動向を細かく注視し、「底値買い」のチャンスを逃さないよう準備しておくことが求められると思います。
。。。
かくして、現在のアメリカ不動産市場は過渡期にあります。
価格が下落傾向にある市場、そして依然として上昇が続く市場の両方が混在する複雑な環境だからこそ、投資対象を選定する際には徹底した地域分析が重要です。
価格動向のみならず、在庫推移、金利予測、人口動態など多角的な視点からの検討を行うことで、より確かな投資判断が可能になると思います。
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