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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
今日は、最新のカリフォルニア住宅市場の予測をもとに2026年の展望について考えてみたいと思います。
結論から言えば、「住宅価格は下がらず、しかし売れにくい」。
この一言に尽きます。
金利は依然として高く、供給は限られ需要は二極化。
この三つのバランスが、2026年の住宅市場を大きく左右する要素になります。
まず注目すべきは、価格が依然として高止まりしているという点です。
コロナ禍を経て急上昇した住宅価格は、2024年後半以降ほぼ横ばい。
いわゆる「価格調整局面」は一見終わったように見えますが、それは景気が強いからではありません。
単に、住宅供給が少なすぎるのです。
実際、住宅建設のペースは過去数十年と比べて著しく低い水準にあります。
土地規制や資材コスト、人件費の上昇などが重なり新築供給は長期的に追いついていません。
この「構造的な供給不足」が、カリフォルニア市場の最大の特徴であり、同時に最大のリスクでもあります。
その一方で、購入者層は確実に変わりつつあります。
かつてはローンを組んで家を買う中間層が中心でしたが、今は違います。
キャッシュで購入する投資家や富裕層が、マーケットを支える存在になっており、「買える人」と「買えない人」の格差が広がり住宅市場が分断されつつあるのです。
実際に現場で見ていても、ローン審査で弾かれる人が増えています。
金利が6%台に固定化している今、月々の支払い負担は数年前の1.5倍にも達します。
年収が同じでも、買える家の価格は以前より20〜30%下がる計算です。
この現実を前に、多くの人が「買いたいけれど買えない」という状況に陥っているわけです。
その一方で、売り手側も楽ではありません。
価格を下げない限り、売れるスピードは鈍化しています。
以前のように「出せば売れる」時代は終わりました。
いまは見せ方・タイミング・交渉術の三拍子が揃っていないと、簡単には売れません。
特に2026年は「価格を維持したい売り手」と「負担を抑えたい買い手」の静かなせめぎ合いが続く年になりそうです。
それでも、市場全体が悲観的というわけではありません。
住宅の本質的価値は、今もなお強固です。
カリフォルニアは全米でもっとも人口と雇用の集まる地域の一つであり、気候や教育、文化的魅力が依然として多くの人を惹きつけています。
またリモートワークの定着によって、都市中心部から郊外への住み替え需要も根強く残っています。
こうした中で、2026年にチャンスをつかむのは、「数字を見極められる人」です。
たとえば金利が5%台に下がれば、一気に需要が戻るはずです。
その前に「今のうちに仕込む」人こそ、次の波でリターンを得られる可能性が高い。
逆に「もう少し待てば下がるだろう」と静観する人は、再び価格上昇に置いていかれるかもしれません。
投資家の視点で見ても、カリフォルニアは依然として安定した資産防衛エリアです。
家賃は緩やかに上昇し、特に郊外のファミリー向け賃貸は空室率が低水準を維持しています。
短期のキャピタルゲインを狙うよりも、「保有して育てる」タイプの投資が中心になるではないでしょうか。
ローンコストを織り込んでも、長期的には価値を維持できる資産が多いのが特徴です。
。。。
かくして、2026年のカリフォルニア住宅市場は、売り手にとっても買い手にとっても「戦略」が試される年になります。
衝動的に動くのではなく、目的を明確にし、数字と現実の両方を見ながら判断する。
これが成功の鍵です。
2026年は「静かな攻防の年」。
けれどもその裏で、次の上昇サイクルの芽が確実に育ち始めています。
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