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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
「夢の家を手に入れる」。
この言葉を聞くと多くの人が頭に思い描くのは理想の間取り、美しいキッチン、そして快適な庭ではないでしょうか。
けれども実際のところ、本当に重要なのは「どこに住むか」という点にあります。
家はリフォームできても、街は変えられません。
多くのバイヤーは、価格の高騰を前に「場所よりも家」と考えがちです。
通勤が30分増えても、広い家を選ぶ。
新築の家を求めて郊外へ移る。
けれどもその決断が、数年後に後悔へとつながることが少なくないのです。
「古い家でも、良い地域にある方が最終的に満足度は高い。
逆に、立派な家でも環境が合わなければ、いつまでも落ち着かない。」
これはよく言われるところで、その理由は明快です。
壁の色は塗り替えられ、キッチンも改装できます。
けれども、隣人や通学区、通勤距離、地域の雰囲気は簡単には変えられません。
「家」は変えられるけれども、「街」は変えられないのです。
そこで予算に制限があるなら、“良い街の中で一番見栄えの悪い家”を探すのがコツです。
改修で価値を上げる余地があり、生活の質も大きく向上することになります。
私自身の経験でも、理想の街を優先したお客様ほど、長く満足して暮らしています。
反対に広い家を求めて郊外に移った方の多くが長い通勤時間や生活の不便さに悩み、数年後に再び引っ越すケースが少なくありません。
理想の街を諦めずに住まいを見つける方法は、特に州外からの移住者(土地勘の全くない方々)にはまず様々な街を案内することです。
生活スタイルや趣味、休日の過ごし方を聞くと、自然とその人に合う街が見えてくるもの。
そしてお客様が望む地域の住民全員にポストカードを送るり、「買い手がいます」と知らせることでまだ市場に出ていない物件を直接つなぐことができるのです。
売主にとっても内覧の手間が省け、買主にとっても競合のない交渉が可能になります
このようにまずは買い手の価値観を深く理解し、優先順位を整理した上で、現実的な選択肢を示して頂くのが効率が良いのです。
では実際に家探しを始める際、どのように優先順位をつけるべきでしょうか。
端的には、必要な条件(Needs)と望む条件(Wants)をすみ分けることです。
たとえば5人家族なら、4ベッドルームや2つ以上のバスルームは必要条件となります。
その一方で暖炉や広いキッチン、プール付きの庭などは望む条件に過ぎません。
この区別がついていないと、どんな家を見ても迷ってしまうことになります。
そして最終的には「通勤時間」と「土地の広さ」など、相反する条件のどちらを優先するかを決める必要があります。
ほとんどの人にとって、最終的に勝つのは「立地」です。
なぜなら、家は変えられても場所は動かせないから。
「あなたが帰り道にワクワクし、朝の光を心地よく感じ、週末にその街を楽しめるか?」
この問いに“YES”と答えられないならば、その家は本当の意味での「夢の家」ではないことになります。
ちなみに、不動産エージェントは法律上、特定の地域を勧めたり避けたりすることはできません。
あくまで選択するのは買主自身。
だからこそ、家探しは“感覚”よりも“生活の質”で選ぶことが大切になります。
音や交通量、学校、地域の雰囲気など、日常生活に直結する要素を見逃さないこと。
それが、後悔のない家選びの第一歩です。
壁の色はいつでも変えられますが、朝の景色や隣人との会話、通うカフェの香りは、その街でしか味わえません。
もし理想の家探しで迷っているなら、まずは「どの街で、どんな一日を過ごしたいか」を想像することが第一歩となるのです。
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