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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
今日はテキサス州で今、投資家がタウンホームやコンドミニアムを積極的に買い進めている背景について考えてみます。
積極的な買い進めが起こっているのは、価格が下がっている一方で家賃が上昇しているという、非常に珍しい局面がテキサスに生まれているからです。
この状況は長く続かない可能性が高く、まさに「短い窓」が開いている状態だと言えます。
2025年、全米で見るとタウンホームやコンドミニアムといったアタッチド住宅の価格下落は、前年比で1%未満にとどまりました。
その一方で、テキサス州では同じカテゴリーの住宅価格が4%以上も下落しています。
全米平均との差を見ると、テキサスの調整局面はかなり急であることが分かります。
この価格下落に、投資家が気づかないはずがありません。
実際、2025年にテキサスで取引されたアタッチド住宅のうち、約5件に2件が投資家による購入でした。
これは戸建て住宅における投資家比率、約32%を大きく上回る数字です。
2019年頃までは投資家も戸建て住宅を好む傾向が強かったため、これは大きな変化といえます。
確かにタウンホームは価格帯が低く、管理効率が良いという理由で、もともと投資家に好まれてきました。
けれどもそれを考慮しても、ここまで差が広がるのは異例です。
なぜ今、ここまで投資家がタウンホームに集中しているのでしょうか。
答えは、テキサスの賃貸市場にあります。
投資家は「安く買って、高く売る」ことを狙う存在です。
つまり今の活発な購入は、このセグメントがすでに底を打ち、今後は価格上昇に転じると見ているサインだというわけです。
賃料データを見ると、この見方に説得力があることが分かります。
2024年から2025年にかけて、全米の賃料上昇率は約1.6%でした。
一方、同期間のテキサス州では、賃料が2.56%も上昇しています。
しかもその間、住宅価格は4%以上下落しているのです。
つまり、「安く買えて、高く貸せる」という、投資家にとって理想的な状態が生まれていました。
2025年のテキサス州におけるコンドミニアムの中央値価格は約30万ドルでした。
これは、同州の戸建て住宅よりも約2万4,000ドル安い水準です。
投資家は2022年頃の価格水準で物件を取得し、2025年の家賃水準で貸し出している計算になります。
こうした歪みが、投資マネーを一気に呼び込んでいるのです。
けれども、この状況が永遠に続くわけではありません。
住宅価格指数予測によれば、テキサス州の住宅価格は今年から再び上昇に転じると見られています。
レポートでは、この動きを「V字回復」と表現しています。
底の部分は短く、その間に行動できた投資家が恩恵を受ける構図です。
タウンホームやコンドミニアムの価格は、2030年まで年率3.2%で成長すると予測されています。
この見通しは、ヒューストン、ダラス、オースティン、サンアントニオといった主要都市にも共通しており、2025年に割安物件を取得した投資家にとっては、家賃収入と値上がり益の両方が期待できる展開です。
そして2025年第2四半期には、テキサス州での住宅購入に占める投資家の割合は13.4%に達しました。
これは前年よりも0.9ポイント高い数字です。
投資家が支払った平均購入価格は25万1,000ドルで、州の中央値より7万4,000ドルも低い水準でした。
つまり、多くの投資家が「安いところだけ」を的確に拾っていることになります。
今後について、テキサスの賃貸需要は引き続き強いと見られます。
金利が高止まりする限り、持ち家を買わず、賃貸を選ぶ世帯が増えるからです。
その一方で、家賃が急騰し続けるわけではありません。
だからこそ、今の価格と賃料のギャップは、投資家にとって貴重なタイミングなのです。
そしてこうした現象はテキサスだけにとどまらない可能性があります。
フロリダ、アリゾナ、ノースカロライナ、サウスカロライナといった、価格に敏感な州でも、同様の動きが広がるかもしれません。
。。。
かくして、2025年から2026年にかけてのテキサス市場はいよいよ、「待つ人」と「動いた人」で大きな差が生まれる局面に入ったと言えそうです。
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