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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
今アメリカの不動産投資家の間で密かに、しかし確実に注目されている「水」の問題について解説してみたいと思いますが、その中でも特にアリゾナ州のフェニックス周辺で起きている、新しい住宅開発の制限という「事件」を深掘りしてみたいと思います。
家を建てるのに「100年分の水」が必要だと言われたら、どう感じますでしょうか。
実はアリゾナ州では、地下水の枯渇を防ぐために、この「100年間の給水保証」が証明できない地域での新規開発をストップさせるという決断を下しました。
「砂漠の真ん中に家を建てすぎたのではないか?」
という疑問が、ついに現実の規制となって現れたわけです。
要するに、これまでのように「土地があるから建てる」という単純な拡大フェーズは終わったということ。
これは一見すると、不動産市場にとって大きなマイナスニュースに見えるかもしれません。
ただし、私たちの視点は違うべきです。
供給が絞られるということは、既存の住宅や、すでに水利権を確保しているエリアの価値がどうなるか、想像してみてください。
希少性が高まる。
これこそが、投資判断における「本質」を見極めるポイントになります。
もちろん、水不足は生活コストに直結します。
水道料金の値上げだけでなく、庭の芝生を維持するためのコスト(あるいは人工芝への切り替え費用)など、具体的な数字として所有者の財布を圧迫します。
実際に、私の顧客でも「維持費の$300の増分をどう見るか」で頭を悩ませている方がいます。
でも、考えてみてください。
「水がないからアリゾナから人がいなくなるのか?」
と言えば、答えは「No」です。
アリゾナには、カリフォルニアの高騰から逃れてくるハイテク企業や、太陽の光を求めるリタイヤ層の強烈な需要が依然として存在します。
結局のところ、不動産というのは「不便」や「制約」との戦いであり、それを乗り越える仕組みがある場所に価値が残るのです。
今回の規制は、言わば市場の「健全な調整」だと思います。
無計画な拡大にブレーキをかけ、持続可能なコミュニティだけが生き残る。
教科書的な「右肩上がり」を信じるのではなく、こうした現地の生々しい規制の動向から、次の10年の勝ち筋を読み取る感性が求められています。
表面的な物件価格の上下に一喜一憂するのではなく、その土地の「生命線」に目を向けること。
それが、アメリカ不動産という荒波を乗りこなすための唯一の武器です。
- アリゾナ州(フェニックス周辺)での新規住宅開発が地下水不足により制限された
- 「100年間の給水保証」という厳しい基準が、今後の供給量を左右する
- 供給制限は、既存物件や水利権確保済みエリアの希少価値を高める要因になる
- 投資家は「水コスト」を維持費に織り込みつつ、地域の成長ポテンシャルを再評価すべき
こうしたインフラの制約を逆手に取り、どのエリアが「選ばれる場所」になるのかを突き詰めることはとても重要です。
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