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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
2026年のSpring Buying Season(春の住宅購入シーズン)が始まりました。
そして今年の春は、ここ3年で最も期待が持てる市場環境になっています。
「本当に?」
と思われるかもしれませんが、数字を見ればそれは明らかです。
まずモーゲージ金利ですが、30年固定で6.00%。1年前の同時期は6.63%でしたから、かなり下がっています。
そしてInventory(在庫)。これが長らくアメリカ住宅市場のボトルネックでした。
そもそもアメリカでは、長年にわたる住宅建設の不足が続いており、2019年と比較すると現在の売出し物件数は約15%少ない状態です。
けれどもここに来て地域差が鮮明になってきました。
Midwest(中西部)とNortheast(北東部)では依然として在庫が限られている一方、South(南部)とWest(西部)では在庫がパンデミック前の水準を上回り、価格が下落しているエリアも出てきています。
この地域差こそが、今の市場を読み解く鍵になります。
全米一律に「買い時」とも「待つべき」とも言えないのが現状ですが、逆に言えばエリアを見極めれば好条件で購入できるチャンスが広がっているということです。
Affordability(住宅取得の容易さ)も改善しています。
Zillow(ジロー)の分析によれば、1年前と比較して購入可能な住宅価格が$30,000以上上昇しているとのこと。
これは収入の上昇と金利の低下が同時に起きた結果であり、なかなか珍しいタイミングです。
一方で注意すべき点もあります。
Home Price(住宅価格)そのものは依然として「粘り強い」状態にあり、2026年1月時点での年間価格上昇率は0.7%まで鈍化してはいるものの、大幅に下がる気配はありません。
つまり今の市場を一言で表すなら、「金利は味方、在庫は改善途上、価格は横ばい」という状態です。
ここで考えたいのは、Spring Buying Season(春の住宅購入シーズン)が持つ独特の力学ですが、春は毎年、買い手が一斉に動き出す時期であり、在庫が増える一方で競争も激しくなります。
今年は金利が追い風になっている分、例年以上に買い手が動く可能性があります。
需要が増えれば価格は支えられますから、
「もう少し待てば下がるだろう」
という期待は裏切られるかもしれません。
とはいえ繰り返しになりますが、地域によって状況はまったく異なります。
南部や西部の一部では在庫が潤沢で、Seller Concession(売り手からの譲歩)を引き出しやすい環境にあるのも事実です。
大切なのは全米の平均データに惑わされず、投資対象のエリアに絞って数字を見ること。
マクロの数字はあくまで方向性を示すものであり、実際の投資判断はミクロの数字で進めていきましょう。
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