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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
最近の住宅ローン市場で注目すべき大きな変化がありました。
それは、家賃を期日通りに支払っていることが、住宅ローン審査に有利に働く可能性が出てきたという話。
これまで住宅ローンの審査は主にFICOスコアを基準としていましたが、今回Fannie Mae(ファニーメイ)とFreddie Mac(フレディマック)が新たにVantageScore(バンテージスコア)という信用評価方法を導入することになりました。
従来のFICOスコアでは、ローンやクレジットカードなど借入履歴が中心でした。
ところが、VantageScoreでは家賃支払い履歴を信用評価に加えることが可能です。
つまり借金をあまりしたことがない人でも、家賃を毎月しっかり支払っている実績があればそれが信用力の証明となるわけです。
ファニーメイとフレディマックがこの新しい評価方法を認めたことで、特に初めて住宅を購入する人や若い世代、地方在住の人々など、これまで住宅ローンを借りにくかった人たちにも道が開けたことになります。
また、このことは住宅ローン業界にとってもメリットがあります。
VantageScoreが導入されることで信用評価市場の競争が激しくなり、手数料やクロージングコストが下がる可能性があるのです。
近年クレジットスコアを取得する費用が大幅に増加しており、この状況に対して批判もありました。
特に、Consumer Financial Protection Bureau(消費者金融保護局)が昨年、「ジャンクフィー」と呼ばれる不要な手数料の調査に乗り出したこともこの流れを後押ししました。
全米不動産業協会もこの件は歓迎しており
「家賃、光熱費、通信費の支払い履歴を考慮することで、より正確で公平な住宅ローン審査が実現できる」
ことになります。
ここで気になるのは、VantageScoreとFICOスコアの違いです。
両者とも信用評価スコアを300から850の範囲で算出しますが、VantageScoreは最低1ヶ月の履歴で信用スコアを作成できるのに対し、FICOスコアの多くは最低6ヶ月の履歴を必要とします。
またVantageScoreは無料でアクセスしやすく、消費者が手軽に自身の信用状況を確認できるという利点もあります。
つまり住宅購入希望者にとって、より身近で使いやすい信用評価方法が使えるわけです。
ただし、FICOスコアを提供するFair Isaac Corporationとしては
「信用評価の安全性や堅牢性はFICOスコアの正確さに基づいている」
とのコメント(ポジショントークともいえますが)。
それでも、多くの専門家は今回の変更が住宅市場全体に良い影響をもたらすと予想しています。
「信用履歴が薄い人々にも住宅ローンが認められれば、潜在的な住宅購入者が増え、市場全体が活性化する」
と期待です。
かくして信用評価方法が多様化することで、これまで住宅市場から遠ざかっていた人々にも新たな機会が生まれます。
特に初めての住宅購入を目指している人にとってはこの変更を最大限に活用し、家賃の支払い履歴をきちんと信用情報として報告することで有利な面が出てくるのではないでしょうか。
住宅購入を検討している場合、自分の家賃の支払い履歴が信用情報として報告されているか、早速確認してみましょう。
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