FSBO(For Sale By Owner:物件オーナー自身による売却)コンサルティング案件が増加中です。
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という方はこちらからご連絡ください。
コンサルティング料金は発生しますが、リスティングエージェント雇用よりは大幅に節約が可能です。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
本年のアメリカ不動産市場のピークタイムにあたり、最近は売主と買主のそれぞれの視点で項を度々上げています。
売主にとっても
買主にとっても
ここから9月までのピークタイムは実に動きやすいタイミングです。
もちろん賃貸市場へ投入するにも最適な時期で、私(佐藤)が支援する方々の中でこの時期に1ヵ月以上も申し込みが全くないパターンは珍しいように思います(賃貸力が低いだろう物件はそもそもご案内しませんが。。)。
この時期は一年を通して不動産業界が最も活発に動く時期であり、全体の取引数と取引価格共にこの時期が群を抜いてくるものです。
そしてこの時期に不動産業界と共に盛り上がる産業がもう一つあります。
物件を売却する売主
物件を購入する買主
これらの売買の結果、買主は自分自身が物件に入居したり、或いは然るべき修繕の後に賃貸市場に出して投資物件として運営を開始しテナントを入居させることになります。
すなわち物件購入後は
⇒ オーナーの入居
⇒ テナントの入居
のいずれかは必ず発生するはずであり、イコール「引越し」という段階が100%発生してきます。
つまり不動産業界と共に盛り上がるもう一つの産業とは引越し業界のこと。
大抵は引越し業者を使って住居移動を行うことになりますから、引越し業者にとってもこの時期が一年で最も稼ぎ時なのです。
それではアメリカで引越しを行う手順はどのように行うべきなのでしょうか。
この点も日本の引越し業者とは違う点が大いにあり、アメリカではアメリカの引越し業の慣例なるものがあります。
そこで今日はアメリカで引越し業者を雇う際の最初、見積もりについてポイントを押さえてみましょう。
ざっくりと見積もる
まず最初の手順として、引越しを物件Aから物件Bまで行った際に発生する
「おおよそのざっくりとした見積もり」
は見ておきましょう。
「Moving Cost Calculator」
の検索キーワードにかければ、数多くの引越し見積もりサイトが出てきます。
大抵は
引越し元住所
引越し先住所
箱詰めサービスが必要か否か
引越し予定日
等の簡単な情報を入れれば、大まかな見積もりが出てくるものです。
ごく平均的な一世帯の引越しにかかる金額としては統計上の
平均重量 7,400ポンド
平均距離 1,225 マイル
で計算すると
州内 … $2,300
州外 … $4,300
あたりです。
まずはこのような大まかな数字を念頭に、実際の見積もりを取りにいきます。
そしてアメリカで引越し業者から見積もりを取るパターンとしては二つ、
Binding estimate(バインディング・エスティメイト:価格が定められた見積もり)
Nonbinding estimate(ノンバインディング・エスティメイト:価格が変更し得る見積もり)
があることを覚えておきましょう。
Binding estimate - バインディング・エスティメイト
Binding estimateは日本語で意訳すれば「価格が定められた見積もり」です。
すなわち、
引越し料金
手数料
保険
等の全ての要素が網羅され、かつ「この金額を超える支出はない」と保証されているのがその特徴です。
つまるところ引越しを行う前に発生する費用は完全に見えていますから、安心感があるわけです。
ただしこのバインディング・エスティメイトにはマイナス点が二つあります。
一つは「この価格でお約束しますから、前料金を頂きますよ」と見積の段階で前金の支払いが発生することです。
この為に後から引越し業者を代えることは出来ません(前金を損切りしない限り)。
そしてもう一つは「価格が高めになること」です。
引越し業者からしてみれば、実際に引越し作業をするさなかに出てくる問題(追加請求せねばならないこと)が発生するのは日常茶飯事。
そうすると定価で約束して仕事をすると不当に割に合わない結果になることも考えられますから、定価を出す段階でクッションを置いて多めに請求してくるのです。
Nonbinding estimate - ノンバインディング・エスティメイト
それとは反対に、Nonbinding estimateは意訳すると「価格が変更し得る見積もり」です。
ノンバインディング・エスティメイトの場合は通常は無料の見積もりですが、それはあくまでも見積もりであり、実際に引越しを行うと価格が上がることが度々あります。
このノンバインディング・エスティメイトが重さを基準に出された場合、当然ながら依頼主本人も本当に正確な重さなど分かりません。
そして引越しトラックが計量ステーションで重さを実際に計ってみると、大概は見積もり時の申告重量よりも重くなるものです。
そうすると、結果として最初の見積よりも最大で10%コスト増になることもあり得ます。
正確な見積もりを出す
結局のところ、バインディング・エスティメイトでもノンバインディング・エスティメイトでも結局は予想以上に高くついてしまう可能性があるわけです。
それでも、ノンバインディング・エスティメイトの無料見積もりをもってより正確な見積もりに近づける方法はあります。
それは、「引越し業者に現場をみてもらうこと」です。
見積そのものは
電話
立ち合い
のいずれでも可能なはずですが、ここではあえて立ち合いによる見積もりを選ぶことが得策です。
とりわけ物件を引越し業者に見せ、
一つひとつの部屋
道路から屋内へのアクセス
等、現場検証まで行ってもらうことでより正確に近い無料見積もりを出すことが可能になります。
この方法が分かりやすく、かつノンバインディングでも最も正確に近い見積もりを出すことが出来るのです。
そこであなたがアメリカ国内で引越しを行う場合、この見積もりについては
・ノンバインディングを選ぶ
・業者立ち合いで見積もりを取る
この方法が最も安く確実性があると思います。
引越しが必要な場合はこの手法をもって、極力早い時期に見積もりを完了するように努めましょう。
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