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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
コンサルティング業務を通して常々して意識しているのは
机上の数字
と
現場のフィールド調査
のバランスです。
投資家であれば当然のことですが、順番でいえば
1.机上で数字を調べる(投資としてまわる物件なのか)
2.現場のフィールド調査
の双方に相応の時間を取る必要が出てきます。
通常の住居物件であればその流れは
1.クライアントの希望に見合った候補物件を複数上げる
2.クライアントと共に現地視察に行く
であり、割合としては比較的後者の方に時間をかけることになります。
現代のリアルター用データリソースはかなり充実していますから、クライアントが希望される物件を探し出すことにはさほど難儀はありません。
けれども投資家の方々を支援するコンサルティング業務の場合は違った力学を働かせる必要があり、前述のように
1.机上で数字を調べる(投資としてまわる物件なのか)
2.現場のフィールド調査
の双方にバランス良く時間をかける必要が出てくるのです。
特に後者の現場のフィールド調査の場合、対象の物件が立地する
地域市場全体の様子
物件周辺地域の様子
地元人の声
等、現場に出向かないと掴むことの出来ない
- 事前に引き出した各種データとの整合性を測る作業
- 街の雰囲気を感じ取る作業
を通し、最終的には過去の知見と兼ね合わせて投資として回る地域か(投資を開始できる物件か)を判断することになります。
ところがコロナウイルスが拡散し始めて以降、後者のフィールド調査はかなり制限されてきました。
完全なロックダウン直後には自宅の屋外に出ることすら不可能。
規制が緩和されてからも移動制限の為に以前にように全米を駆け回ることは出来ませんでした。
本当におかげさまで、コロナウイルス期に入ってからお問い合わせは急増する一方ではあるものの、
1.机上で数字を調べる(投資としてまわる物件なのか)
2.現場のフィールド調査
この後者でもとりわけ「新規開拓」動きに支障が出ていたのです。
過去に訪れたことのある地域であれば現地の雰囲気や様子をよく把握していますから、その市場に初めての投資家をご案内する時には、現地のパートナーに動いてもらうので問題はありません。
けれども自分も未だ訪れたことのない地域となると盲目的に投資家の皆様をご案内することは出来ませんから、新規開拓のフィールド調査は必要なのです。
実際には過去にフィールド調査を行ってきた地域だけでも相当数にのぼる為、投資家の方々をご案内するのに困ることはありません。
けれども過去に一度も訪れたことのない地域でのフィールド調査に関しては、どうしても制限がかかっていたのです。
フィールド調査を本格的に再開する
そのようなわけで、過去半年ほど新規市場の開拓が出来ていなかったのですが、10月からようやくフィールド調査が再開出来る流れとなりました。
フィールドの対象とするのは
- 自分が過去に一度も訪れたことのない地域市場
- 机上の事前調査では投資として回る可能性が高いと見受けられる市場
- 知名度の低い市場(いわゆる穴場市場)
です。
新規開拓のフィールド調査に向かうきっかけは特定の依頼であることはなく、十中八九
「あ、ここは穴場っぽいな」
「ここは自分の目で見ておきたい」
とデータを見て判断する地域市場です。
正直なところ、お金をかけてフィールド調査に飛んだところでそれがすぐに契約につながるわけではありません。
「目先の売上につながらないのに、なんでわざわざ時間とお金をかけるの?」
そんなお声も多々あるだろうと思います。
けれども、過去の経験からもこのような「無用の用」は大切だと考えています。
目先の利益になるならないではなく、事前のデータ判断は元より
「ここは面白そうだ」
「こんな市場があったのか」
「この地域はぜひ見ておきたい」
純粋に、そんな風に直感する地域に先行投資するのです。
その先行投資がすぐに実を結ぶことはないのかもしれません。
けれども現地を訪れて、実際にそれが当たりだった時にはそこは
「英語サイトでも日本語サイトでも紹介されていない穴場市場」
ですから、完全なブルーオーシャンと化するのです。
常日頃から、私(佐藤)は群雄割拠のアメリカ不動産業界にいるくせに人様との競争は避けてマイペースに事業を進めています。
それでも本当に皆様のおかげさまで事業は順調に伸び続けており、その仕込みとしてはこういった長年に渡る
「 人の行く裏に道あり花の山」
「ブルーオーシャンにプカプカ浮かぶ浮き輪」
式の、穴場市場のフィールド調査を継続している部分が大きいと感じています。
あえて例えるなら、アメリカ国内でリアルに「一人モノポリー」を継続しているようなものでしょうか。
その時にすぐには成果につながらずとも、同じ色(投資として回る地域)を集め続けるて一定のところまで来ると、突然大きな成果にひっくり返る現象が起きてきます。
。。。
そのようなわけでようやくフィールド調査を再開出来る運びとなりましたが、実は本項も穴場市場のフィールド調査の合間に書いています。
この地域は少し前からかなり気になっていた、やけにフォープレックス物件が集中している地域です。
人口が増え続ける安定市場の中に、高い賃貸需要をスポンジのように吸収し続けているフォープレックス物件があちらこちらに存在しています。
今回はこの地域市場で最も実績を上げている不動産会社のエージェントに現地案内を依頼し、いつかの売りに出ているフォープレックス物件を見せてもらいました。
昨日は飛行機で空港に着陸する前に上空からこの地域を見て
「あ、この地域は回るな」
と半ば確信したのですが、現地リアルターの案内を受けながらのフィールド調査で間違いないことを確認した次第。
こんな風に、机上の調査とフィールド調査の双方で守備範囲を全米各地に広げていくことは本当に楽しいことです。
もちろんコロナウイルスに対して十分に配慮しながら行動する必要はあるものの、じっとしているだけでは何も始まりません。
過去に開拓した市場だけでも十分に事業としては成り立ちますが、それは未開拓地域でのフィールド調査を止める理由にはなりませんし、
「現状への満足は衰退の始まり」
だと肝に銘じるべきだと思うのです(自戒の意味です)。
行動を起こさないと人生に新しい展開は決して起こりませんし、反対に然るべき方向に動き続けるのなら、必ず新しい展開が開けてきます。
動き続けるからこそ人生は素晴らしく楽しいものになる、そんな風に思うのです。
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