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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
年の差が一回り二回り以上ある年配の友人・知人の中に、少なからず
「全てを投げ捨ててアメリカに逃げてきた人々」
がいます。
ある人はアジアの某国から、またある人は南米の某国からという具合に、それぞれが祖国の事情で泣く泣く故郷を捨ててアメリカに逃れてきた人々です。
彼らの多くが今では成功して不労所得で悠々自適の老後を過ごしており、一見すると若い頃に苦労したようには見えません。
けれどもそんな彼らは、明らかに他人とは違う共通点があります。
それは「目つき」です。
鋭い眼光というよりも「活きている人の目つき」とでも表現すればよいのか、少なくとも自分を含む同世代ではほとんどお目にかからないような目つきです。
第二次世界大戦時を生き抜いた日本人、とりわけ戦場に赴いた人々もやはり日頃から目つきが違ったと聞いたことがありますが、ともすると明日を生きるかも分からないどん底を経験した人々にしか分からない感情が、今日を生きる目つきを活きたものにするのかもしれません。
著名投資家のジョージ・ソロス氏もナチスから逃れて無一文からの出発だったはずですが、それまでにどれだけ成功していようが国から搾取されることは当たり前のような時代だったでしょうし、命からがら手荷物一つで逃げ出した人々は一夜にして全てを捨てざるを得なかったことを思うと切ない気持ちがします。
冒頭の知人の一人は、会うたびにその会話の中で
「君も失敗しても、何度でも立ち上がれ」
「倒されても倒されても、何度でも立ち上がれ」
そんな風に鼓舞してくれます。
薄っぺらい言葉ではなく、実際にバック一つで祖国を飛び出してゼロからやり押した男の言葉だからこそ真実味がありますし、活きた目つきで見つめられながらそう言われると否が応でもその気になるものです。
そしてふと、
「その時は実際に来るのかもしれない」
そんな風に思う時があります。
「その時」を想定してみる
太平洋戦争に敗戦した日本は物資の不足で当時の人々は相当な苦労をしたことは現代の私たちでも知るところです。
けれどもその翌年、1946年には南海トラフ沿いの領域でマグニチュード8.0の大地震が起こっています。
戦後復興に歩き出した直後に大地震に見舞われた地域の人々は本当に苦労されたと思いますし、泣きっ面に蜂などという表現では足りないレベルであっただろうことは容易に想像できます。
そして本年、年明けからやけに目にするようになったのは、まさにこの南海トラフに関する記事です。
気象庁のホームページでは
政府の中央防災会議は、科学的に想定される最大クラスの南海トラフ地震(以下、「南海トラフ巨大地震」という)が発生した際の被害想定を実施しています。
この被害想定によれば、南海トラフ巨大地震がひとたび発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されています。
出典:国土交通省 気象庁ホームページより
とあり、シュミレーションでは
・今後30年で南海トラフは「70~80%」の確率で発生
・太平洋ベルト地帯を直撃することは確実
・全人口の半分近い約6000万人が深刻な影響を受ける
・犠牲者の総数は約23万人
・全壊または焼失する建物は約209万棟
・地震震発生後20年間の経済損失は約1400兆円
・世界の経済が停滞する引き金になる
とのこと。
統計上は起こらないはずがないでしょうし、実際に私たちが生きている間に発生する確率の方が高いのではないでしょうか。
そして天災については何も日本のみならず、世界のどこにいても起こり得るものです。
たった今は世界中の人々がパンデミックの影響に悩まされていますが、アメリカではすでに昨年12月にコロナウイルスによる死者の数が第二次世界大戦時の戦死者数を超えています。
まさに目に見えない敵と戦っているような現在は、経済的損失を考えるとなおさら戦時中と同等に考えてもよいのかもしれません。
そこに加えて天災が起こるのであれば、いよいよ歴史は繰り返されることが改めて証明されるように思います。
全てを失う先に
そしてその時がきたら、多くの人々はそれまでに築き上げたものの大半を一晩で失うこともあるのかもしれません。
決して悲観的に考える意味ではなく、冷静に統計学で考えてみると巨大地震は起こらない可能性の方が低いのでしょうし、天災のリスクは世界のどこにいても同じことだろうと思います。
ここに書くのはあくまでもシュミレーション的な話ではありますが、
もしもその時が本当にきたら。。
もしも私(佐藤)が今までに築き上げたものを全て失ったとしたら。。
そんな風にふと思う時があるのです。
本当にその時にならないと分からないものではありますが、、
。。。
けれどもやっぱり、全てを失ってもモノやお金にはさっぱり執着はないだろうと思います。
たった今もモノやお金が欲しくて経済活動を年中無休で続けているわけではありませんし、モノやお金は所詮ツールにしかすぎません。
そんなツールはまた一から稼げばよいでしょうし、それよりも冒頭にご紹介した彼らのように全てを失っても再び立ち上がれる強さ、守るべきものを守り抜ける強さが欲しいもの。
大切なのは日々の活動を通して何度転んでも立ち上がれる自分に仕上げておくことでしょうし、
- 良好な人間関係の拡充
- 商売センスの研鑚
これらを続けていく今の延長上では、たとえ今あるものを全てを失ったとしても取り戻せるはずです(自分が諦めないのならば)。
好む好まないに関わらずその時がくる可能性が高いのであれば、治に居て乱を忘れない想いで毎日を生き抜いていきたいと思います。
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