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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
米国の商務省よりアメリカの
2021年第1四半期(2021年1月〜3月)
のGDPの発表がありました。
これによると、
「2020年第3四半期と第4四半期に続いて、3四半期連続のプラス成長」
の結果になったとのこと。
「コロナウイルスの拡散で経済が停滞していたのだから、プラス成長は当たり前でしょう。」
という声も多くありますが、実情は少し違います。
「コロナウイルス後のV時回復」
と呼べるものは
2020年第3四半期(2021年7月〜9月)
2020年第4四半期(2021年10月〜12月)
の2期を通してすでに達成されており、今回の
2021年第1四半期(2021年1月〜3月)
ではその回復が本物かどうかを推し量る試金石として注目されていました。
蓋を開けてみると、今回は季節調整済みの年率換算で前期比6・4%増の結果だったとのこと。
ということは、数字上はアメリカ経済はパンデミック以前の水準に完全に戻っていることになります。
もっぱら、この数字が「健全」かどうかは全く別の話です。
この点は当ブログでも度々お伝えしていますが、このような元気な数字が出てきた真因は
「天文学的な数字の量的緩和政策が(今この瞬間にも)継続されている」
この理由に尽きると思います。
米国政府による人為的な数字操作の結果、ドーピングを注がれた国の経済は骨と内臓が弱体化しているにも関わらず、見た目の筋肉だけは隆々と育っているわけです。
恐らくこの勢いは夏に本年の絶頂期を迎え異様な盛り上がりを見せるのではないかと予想しますが、かくも夏に経済が大きく盛り上がるだろうと予想される理由は下記の2点です。
1.ストレス発散消費
昨年から今に至るまで、アメリカ国民のみならず世界中の人々がかなりの我慢を強いられています。
とりわけ親族の集まりや家族とのレジャーに積極的に時間とお金を使う人々が多いこの国では、この分野に年間を通して相当なお金が動きます。
そのレジャー消費意欲が過去1年以上に渡り押さえつけられていたわけですから、
「コロナも落ち着き始めている」
「いよいよバケーションだ」
そんな気負いで夏の計画を立てている人々は私(佐藤)の周りにも数多くいます。
いわゆる「ストレス発散消費」とも言えるだろう勢いは、この夏に一気に噴火する可能性は高いのではないでしょうか。
2.蓄えられた貯蓄
そして「1」とつながる話ですが、昨年を通して米国民の所得は上昇しています。
これが過去3度に渡る
「Stimulus Check(スティミュラス・チェック:景気刺激政策としての現金支給)」
の結果であることは明らかですが、この予定外の収入を多くの家庭は先に備えて貯蓄に回す傾向にありました。
ここまでに貯めたお金は結構な割合で夏に搬出するでしょうし、それこそ「ストレス発散消費を支える資金源はある」ことになります。
このような2つの理由で、今夏に向けてアメリカ経済は数字上は大きく上向いていくと思うのです。
アメリカ不動産の行方は
このように人為的にでも経済が盛り上がる中、アメリカ不動産市場はどのように推移していくのでしょうか。
この点については
1.Eviction Moratorium(エヴィクション・モラトリアム)...テナントの強制退去禁止
2.Mortgage Forbearance(モーゲージ・フォーベアランス)...物件差し押さえの禁止
これらの執行がいつになるのか、そして同時に
3.モーゲージ金利の上昇率
がどのように推移していくかにかかっています。
分かりやすく言えば、もしも
→ エヴィクション・モラトリアムが失効となった
→ モーゲージ・フォーベアランスが失効となった
→ モーゲージ金利(特に変動金利)が急激に上昇した
これら3つが全て現実となった時、
「債務不履行率が高い地域市場」
については結構な割合で物件の供給数が増える結果、物件価格が相応に下落し始めることが予想されます。
けれどもそこから注目するべきは、仮に物件価格が下がり始めた後に投資家を始めとするバイヤーがどれだけ市場に参入してくるかです。
例えばテキサス州からは
「昨年の物件購入者の約1/4が不動産投資家」
という統計を聞いています。
資産バブルとも言える今の時期にこれだけの勢いがありますから、殊の外様子をみている投資家はいざ狙いを定めている市場で物件価格が下がり始めたら一斉に殺到することも予想されるのです。
この点は明らかに地域市場により結果が違ってくることになりますが、力学としては
↓ 供給量の増加に伴って価格が下がる
↑ けれどもチャンス到来に一気に参入する需用により価格が上がる
この2つが押し合い(綱引き)を始めることになります。
その意味でもたった今の時期に購入してもよい不動産市場は、後者の力が強くなることが分かりきっている市場に絞った方がよいだろうと思うのです。
いずれにせよ、
1.Eviction Moratorium(エヴィクション・モラトリアム)...テナントの強制退去禁止
2.Mortgage Forbearance(モーゲージ・フォーベアランス)...物件差し押さえの禁止
3.モーゲージ金利の上昇率
これら3点が失効もしくは深刻な状況に陥らない限り、この夏の不動産需要も元気に伸び続けていく可能性は高いと思います。
。。。
そして数字のみならず、実は夏からの更なる盛り上がりを私(佐藤)自身が体感している理由は
「春先からのお問い合わせの増加」
です。
たった今も相当数の方々をアメリカ不動産市場の各地にご案内していますが、経験上、このペースでは夏場にはかなりの方々が投資してこられるだろうと思います。
そこで
→ 米国のGDPが大きく回復
→ 夏に向けて更に盛り上がる兆候
→ 不動産市場も上向きに進む傾向
という状況下にあり、けれども
「けれども投資するなら手堅い市場に」
という点を押さえて不動産投資をご案内する中でいくつか共通して頂いている質問がありますので、今回は
「投資を検討する前準備の質問」
にお答えする形式でシリーズを進めていきたいと思います。
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