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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
ある日の公園で、父親と思われる男性が一緒にいた2人いる子供のうち1人に注意をしていました。
「弟に勝っても仕方がないだろう」
「自分より強い子と勝負しなさい」
何かといえば、ある程度年の差があるだろうお兄ちゃんが弟と自転車でスピード競争をしていたのです。
子供だから仕方ありませんが、お兄ちゃんはムキになってスピードを上げ、まだ自転車に乗れるようになって間もないだろう弟に圧倒的な差をつけて勝利。
負けて泣きべそをかいて悔しがる弟を横に意気揚々とするお兄ちゃんに対して父親が諭していたのでした。
「自分より強い子と勝負しなさい」
父の言葉を聞くお兄ちゃんは黙って向こうを見つめたような表情をしています。
その言葉の意味を理解したかは分かりませんが、
「弟を負かしてもさほど父親は喜んでくれない」
という事実だけは理解したかもしれません。
。。。
のどかな公園のちょっとした場面でしたが、
「自分よりも強い者に挑む」
「より困難なことに挑戦する」
こういった考え方を子供の頃に繰り返し教えるのは情操教育としてもとても有効なように思います。
あくまでも一般論ですが、人は自分よりも出来ない他者のことを無意識にも下に見る傾向があるのではないでしょうか。
その反対に、自分よりも出来る他者のことは無意識に自分よりも上に見るものです。
本当は上も下もないと思うのですが、無意識のレベルで
「他者を上に見る」
「他者を下に見る」
という心理は良し悪しではなく、誰もが自分の人生と他者との関係を「山登り」に例えることの結果ではないでしょうか。
頂上を目指す中で自分が先を言っていると思えば(無意味な)優越感を覚えることもあるでしょうし、中には下からくる人々にやさしく手を差し伸べる人もあり、或いは登ること自体に興味を失った人もいるかもしれません。
そうかと思えば、世の起業家を見ているとその誰もが上を見続けているように思います。
分かりやすく著名な起業家として例を挙げるなら
アマゾンのジェフ・ベゾス氏
テスラのイーロン・マスク氏
ソフトバンクグループの孫正義氏
と誰でもよいのですが、彼らの行動を見ていると全員が
「上だけを見て山を登り続けている」
「未知のことに挑戦し続けている」
そんな気がします。
この中の誰もが下を見ることなく
「自分の脅威になり得る相手」
だけを見て、または
「自分が挑んだことのない未知の分野」
だけを意識し、前に進み続けているものではないでしょうか。
そして恐らくこのことは個人の人生にしても同じであり、出来て当たり前のことを周囲にひけらかすような人生だけは避けたいもの。
起業家だろうが会社員だろうが、自分にとって未知の世界や力量の及ばないものに挑戦し続ける方がよほど人生が充実してくるのではないでしょうか。
不動産投資も挑戦の連続
その意味では不動産投資という行為も
「自分が出来ないものに挑む」
「未知のものに突き進む」
という類であることは間違いありません。
私(佐藤)自身はひょんなことから予想もせずに不動産業界に入ってきたタイプです。
住居物件や商業物件の管理をする羽目になり、現場ではいつも業者のおっちゃんたちが先生でした。
不動産管理について体系立てて説明する書籍など当初からほとんど存在していませんでしたし、結果として教科書なしに体当たりで挑んでいくしかなかったのです。
このことを
「佐藤は自分よりも強いもの、未知のものに挑戦し続けてきた」
と言えばかっこいいものですが、実際にはカッコイイ姿とは程遠く選択なしに投げ込まれた世界で分からないことばかりの毎日。
自分が好む好まないに関わらず未知の出来事は日々目の前に現れてきますから、それこそ初期には失敗を量産していたものです。
けれども一面、自分が分からないものや
「このレベルは自分には早いかも」
と思えることでも出来る出来ないは横において
「でも、とりあえずやってみる」
という習い性を身につけることが出来たのもこの時期だったように思います。
その期間は
- ディール物件の探し方
- 不動産管理業者との付き合い方
- 会社の設立の仕方
- ローンオフィサーとのやり取り
- 弁護士とのやり取り
等の未知のことだらけでしたが、少なくとも
⇒ 出来て当たり前の無難な範囲で同じ毎日を繰り返す佐藤
⇒ (否が応でも)自分が知らないことをやり続ける佐藤
の両者を比較したときに、人生そのものに対する満足度は後者の方が圧倒的に高かったことは間違いありません。
今でも、自分のアメリカ不動産事業において
「このパターンは今までなかったな」
「この人もあの人も強いなー。」
と思うことは常にあります。
しかも新規プロジェクトを立ち上げれば立ち上げる程、未知の分野が次々と出てくるものです。
けれども
「未知の分野(知識のみで実際には足を踏み入れていない)」
に対して
「出来る出来ないではなく、とりあえずやってみる」
という思考と行動パターンは死ぬまで続けたいと思いますし、死ぬ瞬間に後悔だけは残したくありません。
とはいえ私(佐藤)自身はまだまだ道半ばですが、先人に学ぶと前のみを歩いて生きる姿に個々の人生は光ることは間違いないでしょうし、自分の身の程を考えるとまだまだではありますが、大切な人たちを守りつつ自分の在り方を通してほんの少しでも社会に貢献できたとしたら、これほど満足な人生はないのではないでしょうか。
そして、あの日公園で耳に入ってきたお父さんの
「自分より強い子と勝負しなさい」
という言葉を思い出すと
「自分(佐藤)はまだまだだなぁ」
と思わずにいられないのです。
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