昨年以来、米ドルで資産運用を志す方々からのコンサルティング依頼が急増しています。
弊社ではアメリカ不動産コンサルティングに加え、州規制当局に登録されるRegistered Investment Advisor (RIA)としてアメリカ国内での資産運用全般のコンサルティングも提供しており、内容は不動産投資以外となりますが、初心者の方々からのご質問を総括する意図で株や債券に関するまとめ記事を1月7日から期間限定であげさせて頂きます。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
以前
で不動産投資に向いている性格の一つとして
「貯金が大好きな人」
とお伝えしましたが、実際にこれはかなり当たっていると思います。
「豚の貯金箱」は誰でも想像しやすいと思いますが、
豚の貯金箱 = 物件
と考えればより分かりやすいのではないでしょうか。
豚の貯金箱には
「チャリン、チャリーン」
とコインを入れるたびに心地よい音がします。
不動産物件の場合は無音ですが、将来の不安をまた一つ消してくれる心地よさはあると思います。
頭金を
「チャリン、チャリーン(音はイメージ)」
と入れて、その豚(物件)がどっしりと重くなると
「ああ、この豚さん(物件)が将来の保証になってくれるんだなぁ」
と心の安心感に繋がってくるものです。
しかも現実には、その選ぶ豚(物件)は間違いさえしなければ
「メンテナンスは必須(支出が発生する)」
だけれども
「時間と共に価値は高い確率で上昇してくる(エクイティが高まる)」
のです。
もう少し言えば、不動産物件という貯金箱の場合は自分の貯金(頭金)は25%程度で、後は他人様(金融機関)が残りのお金を継ぎ足してくれることも可能です。
かつキャッシュフローを全く無視したとしても、借入金が1,000万であれば、固定金利30年なら30年後にはその1,000万円がもらえることがほぼ保証されていることになります(テナントが借金を返済してくれる意味で)。
事程左様に、
「時間をかけて、将来に備えて貯金をしていきたい(心の安心感を得たい)」
というタイプの人々にとってはアメリカ不動産を通した資産形成ほどハマるものはないと思うのです。
つい先日も銀行の担当者と話していた時に
「そろそろ401Kで分散投資を開始してはどうですか?」
と薦められましたが、どう計算しても自分自身で不動産物件に分散投資し続けた方が安全かつ利回りが良い旨を説明すると苦笑いしながら声のトーンを低めていました。
銀行マンこそ、何が本当に利回りが良いのかを知っているのです。
資産を減らさない
そこで国にも会社にも頼らずに「自分基金」で老後の準備をすると決めた場合、そこには自分基金の運用成績に圧倒的な差をつけてしまう原理原則があります。
それは
「資産を減らさないこと」
です。
これは早期リタイアした人々の多くが心がけていることですが、彼らには
「貯金を切り崩しながら暮らす」
という概念はありません。
分かりやすい例としてビル・ゲイツ氏を上げますが、彼がマイクロソフト社時代に築き上げた資産は減るどころか、年々増えているのを見ればよく分かると思います。
資産そのものは一定の金額に達すると、後は半自動的に増え続ける性質があるのです。
浪費で散財しない限り普通に生活しているのであれば、毎月の生活費そのものが劇的に増えるはずがありません。
そうすると
お金を生み出す資産からのキャッシュフロー > 必要な生活費
この式が成り立った時点で経済的自由が実現されることになり、かつ資産は減らないことになります。
ここは資産形成の上での一つのコツかつ分かれ道にもなると思いますが、残念ながら多くの人々が少しお金が入るようになると
- ブランド系の洋服を買う
- 家賃の高い賃貸物件に暮らす
- 借金して高級車を買う
等、お金を生み出さないものにお金を使ってしまう傾向があります。
もちろん自分で稼いだお金をどのように使おうが本人の自由なのですが、他意はなく純粋に指摘すると
「お金を生まない資産の購入は自分基金の構築を遅らせる(最悪、いつまでたっても構築出来ない)」
これは事実です。
それよりも資金が貯まって来たのならばお金を生み出す資産を先に構築して、
- キャッシュフローでブランド系の洋服を買う
- キャッシュフローで家賃の高い賃貸物件に暮らす
- キャッシュフローで高級車を借金をして買う
この方が良いに決まっています。
この点は資産形成を順調に進める人々に習い、
「貯金を切り崩す」
ではなく、
「資産を減らさない」
という根本的な考え方を盗む方が絶対に「お得」だと思うのです。
自己資金すら減らさない
かくして当ブログでは老後の安心に備える資金のことを度々「自分基金」と表現してお伝えしていますが、自分基金とはまさにこの切り崩すことを前提とした資産ではなく「減ることのない資産」のことを言います。
切り崩すという考え方は一定のところまで貯めると後はどんどん数字が小さくなる前提があります。
何歳まで生きるのか分からない中で数字がどんどん小さくなるのは実に心もとないことですし、そもそも2000万円問題という言葉も貯金を切り崩す前提があります。
それよりも資産そのものを減らさない方が圧倒的に有利でしょうし、アメリカ不動産を通した資産形成は正に
「世界でもトップレベルで減らない資産を形成出来る手段の一つ」
と言えると思うのです。
実際には「簡単楽ちん」などという夢物語はなく、手堅い自分基金を構築するには時間がかかります。
それでも時間と労力を費やす分、なかなか崩れず減らない資産は徐々に姿を現していくのです。
そうするとポイントは
「減らない資産を形成する」
ということになりますが、ここでもう一歩奥の大切な質問は
「減らない資産をいち早く形成するにはどうすればいいか」
です。
減らない資産を育て上げるという概念は分かりますし、
資産が生み出す毎月のキャッシュフロー > 毎月の生活費
の式になればいわゆる経済的自由を得ることは誰でも分かります。
散財しない限り、資産を適切に構築してメンテナンスし続けていくと、やがてお金のことを考える必要のない人生に転換するタイミングが訪れるのは間違いありません。
そうすると、ここで更にもう一歩踏み込んで考えるべきは
「減らない資産をいち早く形成するにはどうすればいいか」
という質問になりますが、ここには分かりきっている答えがあります。
それは
「自己資金すら減らさない」
ことです。
明日に続けます。
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