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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
キャッシュフローを大きく引き上げる手法の一つとして
「Short Term Rental(ショート・ターム・レンタル:短期賃貸)」
についてお伝えしています。
Short Term Rental(ショート・ターム・レンタル)の場合は伝統的な年間契約のLong Term Rental(ロング・ターム・レンタル)と比べるとテナント(宿泊者)の回転数が大きくなります。
Long Term Rental(ロング・ターム・レンタル)の年間契約であれば1年を通してテナントは同じであり、仮に1年後に退去した場合はそこで一回転です。
けれどもShort Term Rental(ショート・ターム・レンタル)の場合は1カ月の中でも
10回転
15回転
20回転
。。。
と30回ないし31回を上限として、テナント(宿泊者)がクルクル入れ替わることになります。
そして1泊あたりの単価はShort Term Rental(ショート・ターム・レンタル)の方が高い為、総額ではShort Term Rental(ショート・ターム・レンタル)の利益が遥かに大きくなるわけです。
けれども気になるのが、
「Short Term Rental(ショート・ターム・レンタル)はそんなに需要があるのか?」
という疑問です。
「回転数が上がるというのは聞こえがいい」
「単価が高いから、空室がそれなりに出ても利益が出る理屈は分かる」
「けれどもそれ以前に、そんなに需要があるのか?」
そんな、民泊に対する根本的な疑問が湧いてきます。
そこでどれくらいの人々が実際にShort Term Rental(ショート・ターム・レンタル)を利用しているのかを見てみましょう。
ここでは分かりやすく、
- Airbnb(エアビーアンドビー)の利用者数
- 米国内の利用者のみ
という条件で見てみます。
Airbnb(エアビーアンドビー)以外にも民泊サイトは充実しつつありますが、今回はAirbnb(エアビーアンドビー)のみに絞り、保守的な数字として俯瞰してみます。
さっそく統計サイトの大家Statista.comで見てみると
このような推移になっています。
興味深いのは、2020年初頭から始まったパンデミック下では利用者数は横ばいかと思いきや、
「パンデミック下の米国でAirbnb(エアビーアンドビー)の利用者の伸び率は多少の鈍化」
という程度で、パンデミック下でもAirbnb(エアビーアンドビー)の利用者総数そのものは増え続けています。
日本ではコロナ下において各種規制により旅行業界やホテル業界が悲鳴を上げ、中には惜しまれながら閉鎖となったホテル施設も少なくないと聞きます。
けれども米国の場合はAirbnb(エアビーアンドビー)の利用者はコロナ下において減るどころか、多少鈍化した程度で増え続けているのです。
実情としてはパンデミック下の米国においては諸国と変わらず
- 飛行機の利用者は激減
- ホテル利用者は激減
という結果にあり、米国市民が旅行に費やすお金は昨年暮れの2021年12月にようやくパンデミック以前に水準に戻ってきたところです。
けれども、それとは正反対にAirbnb(エアビーアンドビー)の利用者は上のグラフのように鈍化しつつも、パンデミック下ですら増え続けていたという事実。
この統計一つを見るだけでも、Airbnb(エアビーアンドビー)を代表格とする民泊市場の力強さが浮き彫りになっています。
そして実際にAirbnb(エアビーアンドビー)を利用する人々の目的はビジネス出張というよりも
「家族や仲間で一軒家を丸ごと借りる」
という使い方が増えています。
米国内の利用者の率直な声として、民泊がホテルに勝る利点は
「完全なプライベート性が保たれること」
「(通常のホテルにはない)キッチンもあり家にいるかのような生活ができること」
です。
家と変わらない心地よさを
私(佐藤)自身もそれなりの頻度で米国内で民泊を利用しますが、ホテルにはない心地よさがあります。
今どきはどこの民泊でもWIFIが整備されていますし、パンデミックの影響もありよほど除菌には力を入れている為に
「民泊物件の衛生管理レベルは確実に向上している」
ことは間違いありません。
皮肉にもパンデミックの影響で衛生管理レベルが高まっていることは間違いなく、以前よりもより安心して宿泊できるのです。
そして宿泊者にとってホテルに勝る利点として、
「チェックイン・チェックアウトの煩わしさがない」
という点が評価できます。
通常はホテルに宿泊する場合は
チェックイン時
チェックアウト時
の双方において受付に並ぶ必要があります。
運悪く団体様と一緒になろうものならチェックイン・チェックアウトに結構な時間がかかるものです。
この点、民泊の場合は予約や支払いはネット上で済ませており、かつ大抵の民泊物件は
「コード式の玄関鍵」
になっており、オーナー(或いは物件管理者)から教えられるコード番号を玄関のドアノブの真上に取り付けてあるコードロックに入力するだけで玄関の開閉が出来ます。
チェックイン・チェックアウトの煩わしさは皆無なわけで、誰にも合うことなく自分の都合で出入りが出来るのです。
このあたりの
- プライベート性の高さ
- 高い衛生管理レベル
- 自分の時間を奪われることのない利便性
等が受け、パンデミック下ですら登録者数を増やしていることになります。
またより現実的な例を上げると、米国では
「Reunion(リユニオン)」
と呼ばれる、家族・親族が一堂に会する習慣がどこのご家庭にもあります。
遠方から複数の世帯が集まる際は
1.家族と飛行機/車で実家に帰る(集まる)
2.集まりに参加する
3.宿泊は近くのホテル
というパターンが一般的です。
同じ親族とはいえどもReunion(リユニオン)に集まる全員がホストの家に全員宿泊できませんし、また家族・親族間でもプライベートを重要視して、集まり後には最寄りのホテルに宿泊する世帯も多いのです。
このReunion(リユニオン)そのものは習慣の一つとも言え、かくしてこの年末年始や Reunion(リユニオン) の集まりに付随してくる「宿泊先の需要」も、近年は民泊が吸収していることになります。
このように米国で増え続ける民泊需要を考慮しかつ自分の物件が有利な立地にあるのならば、Short Term Rental(ショート・ターム・レンタル)は大いに検討する余地があると思うのです。
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