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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
アメリカでビジネスを立ち上げる際、心に誓っていたことがありました。
それは
「ビジネスパートナーの9割以上をアメリカ人で構成すること」
です。
誤解のないように最初に補足すると
「同胞(日本人)は駄目だ」
という意味ではなく、
「アメリカで勝負するのなら、ビジネスモデルに関わる人々は現地人でなくてはならない」
ことをビジネスを立ち上げる前から痛感していたのです。
先の先輩を言えば、とある日本人の年配の方で60年代の日本から飛び出してアメリカで勝負に出た方がいます。
この方は医療器具の営業でアメリカに飛び込みそれなりのコミッションを得て暮らしていましたが
「営業でコミッションを得るよりも自前で製造して売った方が割に合う」
と気づいてプランを実行。
同時に数奇なめぐり逢いがあり、製造した医療器具を
「俺がお前を金持ちにしてやる」
とセールスを買って出たユダヤ人とパートナーシップを組むことになりました。
果たせるかな、このユダヤ人パートナーがセールスを担当してくれたおかげで売上は破竹の勢いで伸びて大成功。
今では悠々自適な老後を過ごしていらっしゃいます。
恐らくこの時に日本人パートナーと組んで日本人2人で勝負していたとしたら、それなりのレベルには達したとしても今ほどの成功には到底至っていなかっただろうと思うのです。
繰り返しとなりますが、ここで言いたいのは
「日本人はアメリカでは通用しない」
という話ではなく、少なくともアメリカで勝負するのなら
「(セールスのような)表の顔はアメリカ人でなければならない」
という現実的な話です。
そしてこのことはアメリカのみならず、その反対に日本でも全く同じことが言えます。
外資系の会社は日本にも多く存在していますが、少なくとも成功を収めている会社は
「トップは日本人が社長を努めている」
或いは
「トップは外国人でも、表の顔は日本人」
というパターンが多いのではないでしょうか。
戦略系コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーが日本に入った時もアメリカ流儀の仕事が全く通じず閑古鳥で、日本からは徹底かと思われていたところを
「あなたは日本人のやり方を全く分かっていない」
と上司に指摘して
「じゃあ、君がやってみなさい」
と任され、その後に当時のマッキンゼー・アンド・カンパニーを日本で軌道に載せたのは大前研一氏のだとか(ご本人の著書より)。
これこそが
「郷に入っては郷に従え」
という諺の通りでしょうし、日本で商売するなら日本人に合うように、アメリカで商売するならアメリカ人好みにアプローチする必要があります。
そして不動産業界というほとんどが白人社会で回っている商売などそれこそ表立つのはアメリカ人でないと立ち上がるものも立ち上がらないと考えていましたし、それが米国最大手の不動産会社ケラーウィリアムズの門を叩いた理由でした。
多民族で素養を混ぜてみると
時折、日本国内の声で
「日本人は丁寧すぎる」
「不必要な仕事が多すぎる」
「決定が遅すぎるから日本は世界から取り残される」
等の声を聞くことがあります。
それが事実な部分もあるかもしれませんが、けれども日本人はそれでも優秀です。
他の民族を低く言う意味ではなく、卑下する必要もなく、純粋に日本人は根が真面目で勤勉さを備えた人々だと思います。
私(佐藤)自身も人生アメリカの方が長いとはいえ根っこは日本人のつもりですし、日本国内の優秀な人材のレベルには遠く及ばないかもしれませんが、それでも平均的な日本人としての仕事力は備えているつもりです(多分)。
そして前述の如くアメリカで商売を立ち上げる上で心がけていたのは、アメリカで勝負する以上はやはり
「郷に入っては郷に従え」
の式でアメリカ人と組んで商売を立ち上げる為でした。
ちなみに巡り合うパートナーは不思議とユダヤ系が多く、加えて他の人種を交えてチームで動くのは刺激的なものですが、長年彼らとビジネスを続けてきて率直に思うのが
「多人種間で特色を混ぜ合わせると成果が出やすい」
という点です。
その絶対条件は
「お互いの人種を尊重し合う姿勢」
ですが、互いが出すものを出し合って混ぜこねると面白いことに飛躍の結果が出てくる傾向は確かにあるように思います。
その意味でも体験上
「日本人の仕事術はアメリカでは通用しない」
ということはないと確信していますし、実際に日本人としての仕事レベルはごく平均的だろう佐藤ですら現地人と協力し合うことで面白い仕事を楽しめるのです。
結局のところ、どこの人種の誰と事を同じくしようとも、所詮他人種同士が融合されることは不可能ですし、けれども各人種の独自性が消えることはない中で
「お互いがちょっとした尊重する念を持ち寄り合う」
ここに発展のコツがあるように思います。
それぞれの人種が自分の民族的な持ち味を圧し殺すことなく、上手に組み合わせることで物事は見事に成就していくことは間違いありません。
現在も残念ながらロシアとウクライナでは紛争が続いていますが、この2国間のみならず、全ての国々がちょっとした尊重の念を持ち寄って協業が出来たならば、たった今のエネルギー問題や食料問題もいとも簡単に解決するように思うのです。
そのレベルに各国が歩み寄る時代はまだまだ先になりそうですが、少なくとも
「人類に明るい未来はある」
アメリカで商売を続けてきた経験から、佐藤はそんな風に信じる起業家の一人です。
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