昨年以来、米ドルで資産運用を志す方々からのコンサルティング依頼が急増しています。
弊社ではアメリカ不動産コンサルティングに加え、州規制当局に登録されるRegistered Investment Advisor (RIA)としてアメリカ国内での資産運用全般のコンサルティングも提供しており、内容は不動産投資以外となりますが、初心者の方々からのご質問を総括する意図で株や債券に関するまとめ記事を1月7日から期間限定であげさせて頂きます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
セルフフリップの方法についてお伝えしています。
米国ではインフレが過熱し、6月の消費者物価指数が40年半ぶり9.1%上昇したと報じられていたのは記憶に新しいところです。
ここからのインフレ過熱が更に進むのか、それとも早い段階で落ち着くのかは誰にも分からないところですが、こと米国では
「働き盛りの世代で80年代初期のインフレをハッキリと覚えているものはいない」
或いは
「(当時はまだ生まれていない為)全く知らない」
ことは確実で、私(佐藤)の周囲では誰もが
- 過去の統計
- 現在の統計
を参考にしながらここからの時期の進め方を模索しています。
前回はそれこそ2年前のパンデミック突入の時期に
「コロナ禍ならば、今は〇〇に集中する絶好の機会」
と自身のビジネスモデルの転換に躍起になっていたのが、今度は
「ここから景気後退であれば〇〇に集中する絶好の機会」
と、ここに改めて今の時期を好機とみる改善に
- 時間
- 労力
- 資金
を集中砲火させる時が来たと言えます。
このような耐え時に地盤を固めることこそが後の飛躍をもたらすはずですし、
「世の経済が落ち目の時は謙虚に飛躍の地盤を固め続け」
「好景気の時は兜の緒を締めつつ改善を続ける」
そんな、いつの経済サイクルでも常に謙虚かつ真摯に向き合う姿勢が吉と出るはずです。
そこで本シリーズではここから益々好機が出てくるだろうオフマーケット市場において
「アメリカでセルフフリップを行う」
という趣旨でお伝えしています。
アメリカでセルフフリップを行うことは当然ながら
「アメリカ人と組んで不動産事業を進める」
ことに他なりませんし言葉にしてもビジネス英語のレベルが必要になることも事実ですが今の時代は
「DeepL Translate」
を始め便利な翻訳ツールもありますので、ひと昔前よりは取り組みやすい環境が整っていると言えるのではないでしょうか。
セルフフリップの進め方について、本日も続けます。
フリップ経験者は知っている
昨日まではセルフフリップを実施するにあたり
1.市場を選ぶ
2.当地のプロパティマネージャーを探す
の順番にお伝えしました。
然るべき自分好みの市場を選んだら、そこから先は
「餅は餅屋」
の式で地元で評判の管理会社を探した方がよい理屈になります。
厳密にいえば一言に管理会社とは言えども
- フリップ経験のある管理会社
- フリップ経験のない管理会社
の双方がありますので、管理会社に問い合わせる際には
「フリップ工程の監督は可能か?」
「過去にフリップ経験はあるか?」
は確実に確認するようにしましょう。
出来ない管理会社ははっきりと
「出来ない」
と伝えてきますし、反対にフリップ業務の監督もやれる管理会社であればフルリノベーションに必要なほぼ全ての業者とつながりがあるはずです。
このあたりの業者とのつながりは住居用物件の売買仲介のみを行うリアルターでもある程度の紹介は出来るかもしれませんが、
売買専門リアルター = フリップ業務の監督も可能
では決してありませんから、あくまでもフルリノベーションの経験があるかつ監督業務の出来る管理会社に依頼した方がよいと思います。
ちなみにここで「監督」という言葉を使っていますが、どの地域市場のどんな物件に対しフルリノベーションを実施するにせよ、
「プロジェクト進行そのものを監督出来る者」
の存在は必須です。
特に遠隔地域への不動産投資であれば自分はその市場を現場で視察したことがあるとしても、毎回候補物件が現れる度に飛行機でその物件を視察する為だけに再訪するわけにもいかないものです。
せいぜい過去に当地を視察した際の記憶から
「ああ、この物件はあの近辺だな」
と位置関係が把握できる程度で、完全な遠隔フリップの場合は「現場監督の存在」は必須になるわけです。
売買仲介専門のリアルターを通じて購入する場合、まさか自分自身が遠隔から監督して
- 屋根専門の業者
- 床専門の業者
- キッチン専門の業者
等の各専門業者と連絡し続けるわけにもいきませんし、前提として現場に監督がいない場合はセルフフリップの成功率は低いことになります。
結局のところ遠隔地からセルフフリップを実施する場合は
「フリップ経験のある地元管理会社を探す」
ことが優先かつ必須となるわけです。
そこで私(佐藤)は通常、自分が投資する各地域市場においては
「フリップ経験のある管理会社」
と最低2社、組むようにしています。
何かあった場合の代替えとして他の管理会社とも提携しておくと万が一の場合に踏ん張りが効きますし、失敗する確率もグンと下がるためです。
そして地元の管理会社と組む理由としてもう一つ肝心なポイントがあります。
セルフフリップについて、明日に続けます。
投資案件をメールマガジンで無料購読。
下記よりメールアドレスをご登録ください。