FSBO(For Sale By Owner:物件オーナー自身による売却)コンサルティング案件が増加中です。
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という方はこちらからご連絡ください。
コンサルティング料金は発生しますが、リスティングエージェント雇用よりは大幅に節約が可能です。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
「個人でも貸借対照表を持った方がよい」
そんなくだりでお伝えしています。
とある統計によると、
「個人口座をいくつ持っているか?」
という質問で最も多い答えは
「3口座」
なのだそうです。
その中で分け方として最も多いのが
生活費用
投資用
貯蓄用
なのだとか。
子供がいる場合はこれに加えて
「教育費口座」
なるものがあるかもしれませんし、或いは
「給与受取専用の口座」
なるものもあるかもしれません。
いずれにせよ
「1口座のみ」
という割合が最も少ないそうで、大抵の世帯では目的に応じて口座を複数所有していることになります。
そこで本シリーズでお薦めしているのは
「個人で貸借対照表を持つこと」
ですが、収入の高に関わらず
「基本、貸借対照表には縁がない」
或いは
「仕事では使っても個人では考えたことがなかった」
という方々もいるかもしれませんが
「個人の貸借対照表を持つもたないで、資産形成の仕上がり差は出るか?」
と問われれば、
「差が出ない理由がない」
ことになります。
その意味では
「じゃあ、資産と呼べる金額がある程度大きくなってから作成してみよう」
ではなく
「銀行口座が3口座ある今の段階から作成」
した方が断然お得です。
ちなみに米国では個人の貸借対照表を持つ人の割合はそれなりに多く(佐藤の知る限り)、いわゆる
Personal Financial Statement(個人財務諸表)
をもって、自分個人の資産を数字で管理する世帯が多くあります。
その目的はただ一つ、
「結局のところ、自分のNet Worth(純資産)はどれだけあるのか?」
これを確認する為です。
資産形成 = Equity(純資産)
Net Worth(純資産)という言葉はもともと
Net:(網の)ネット
Worth:価値
であり、
「資産あらゆる負債を差っ引いて、最後に網に残った富(価値)」
の意です。
この純資産のことを英語の財務諸表の中では
Equity(エクイティ:純資産)
と表現しており、式は
Assets(資産) = Liabilities(負債) + Equity(純資産)
であり、Equity(純資産)の算出は
Assets(資産) - Liabilities(負債) = Equity(純資産)
となります。
たまに
「Equity(エクイティ)とは何ですか?」
と質問を頂戴することがありますが、答えは上記のとおり
「純資産」
であり、日常の言葉で表現するのなら
「What you own(自分が所有しているもの)」
になります。
そこで恐らくこれからの日本でも資本主義社会の「いつか来た道」に従って
「自分の老後は自分で面倒を見るように」
「政府は老後の面倒を見切れません」
「自分自身でお金の勉強をして、老後の為に資産形成を進めてください」
そんな雰囲気が徐々に色濃くなっていくように思いますが、あえて断ずるなら
「資産形成とは何か?」
をここで語る財務諸表の言葉で表すなら
「資産形成とはEquity(純資産)を増やすこと」
と言えるのではないでしょうか。
当ブログで語るのは
「アメリカ不動産投資を通じた資産形成の話」
であり、アメリカ不動産投資の目的も寸分の違いもなく
「アメリカ不動産を通じてEquity(純資産)を増やすこと」
です。
Equity(純資産)が増す = 経済的自由度が増す
これは紛れもない事実であり、ことアメリカ不動産に関していえば
「どの市場に注目するべきか」
「この物件はどうか」
「数字は成り立つのか」
こういった行動を起こす目的はただ一つ、
「Equity(純資産)を増やすこと」
なのです。
不動産版の貸借対照表を持つ
そこで資産形の目的が
「Equity(純資産)を増やすこと」
だとするならば、資産形成そのものを最も効率よく展開するにはどこに焦点を合わせるべきでしょうか。
複式簿記が万国共通語であるように、資産形成を最も効率よく進める方法にも万国共通の考え方があります。
それは
「キャッシュを生み出す資産を購入すること」
です。
ひとっからげに資産といっても
「お金を生み出す資産(正の資産)」
「お金を奪ってしまう資産(負の資産)」
の2種類があります。
例えば車はどうでしょうか。
帳簿上の車は資産に計上しますが、その本質は
「お金を奪ってしまう資産(負の資産)」
です。
- ガソリン代
- 車検費用
- 修理代
等、車という資産を所有することでお金はどんどん懐から出ていきます。
また自宅もそうです。
- 固定資産税
- 住宅保険
- 修繕費用
等、暮らしているだけで次々とお金が出ていきます。
もちろんこれらの資産を所有してはいけないということではなく、現代社会で暮らしていくにはどちらも必要です。
けれども貸借対照表を見つめてみると、
「車や家を維持するための諸経費をお給料から支払うことは最善とは言えない」
ことが明らかです。
それならどうすればいいのか?というと、
「キャッシュを生み出す資産を購入する」
ここに最善解を見出すことが出来ます。
「資産から生まれたキャッシュで車のローンや維持費を支払う」
「資産から生まれたキャッシュで住宅ローンや維持費を支払う」
この場合、車や家に対する支出は自分の給与所得ではなく資産が賄ってくれることになります。
「自分が使う車や家にかかる費用を全て誰かが払ってくれる」
このことがどれだけ経済的負担を軽減させるかは想像に容易く、資産形成とは即ち
「資産を積み上げる」
のみならず、このような
「給与所得の使い方を変える」
「固定支出に対する支出元を変える」
といった2つのチャンネルを変えるだけで大幅に改善してくるものです。
そして不動産資産はまさに
「キャッシュを生み出す資産」
の代表格であり、それゆえに私(佐藤)もビジネスからの収入を不動産資産にほぼ全転化させ続けていることになります。
明日に続けます。
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