FSBO(For Sale By Owner:物件オーナー自身による売却)コンサルティング案件が増加中です。
・バイヤーエージェントの報酬はバイヤーからお支払い頂きたい
・自宅も自分で売却することでリスティングエージェントへの報酬をゼロにしたい
という方はこちらからご連絡ください。
コンサルティング料金は発生しますが、リスティングエージェント雇用よりは大幅に節約が可能です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
インフレに弱い投資カテゴリー
から
インフレに強い投資カテゴリー
の順にピラミッドの下から俯瞰しています。
世界のどこで暮らしていようとも
「投資は選択ではなく必須」
の時代になったことは間違いなく、
⇒ 金融リテラシーを高め続ける
⇒ 投資を学び続ける
これらは人生で必要不可欠な要素へと変化したように思います。
生きていく上では
「働かないと稼ぐことは出来ない」
ことと同様に
「投資で殖やさないと将来に向けて十分な蓄えが出来ない」
これが現実になりつつある時代です。
そして一口に
「投資について学ぶ」
とはいっても一番最初に知っておくべき一つは
「あらゆる投資リターンは経済サイクルごとに優劣が変化してくる」
という投資リターンに関する原則であり、ある時は
「ハイリスクハイリターン」
の投資だったものが、次のサイクルでそれは
「ハイリスクローリターン」
にもなり得るという具合で、完璧な予測は誰にも出来ないものです。
結局のところ投資においては
「投資に向き合う自分スタイル」
を早期に確立してそのスタイルを徐々に発展させていくことが最も健全なように思います。
そこでインフレの度合いを基準にした投資対象の話になると本シリーズでお伝えする
急激なインフレに弱い投資
急激なインフレでも強い投資
の双方は確実に存在し、それぞれの性質を捉えた上でどのカテゴリーに自己資金と時間を費やすのかを定めることが大切なように思います。
昨日までは
第五層:現金に紐づいた資産
第四層:現金を生まない資産
と見てくる中で急激なインフレに弱いカテゴリーを下段から見てきました。
これらの層に属する資産は現在のような急激なインフレ下では非常に歩が悪く、今の時期にはその価値を落とし続ける負のスパイラルに陥りがちな傾向があります。
ちなみに極端な解釈にならないように補足すると、第五層に属する現金が不利だからといって
「銀行口座はほぼすっからかんでよい」
かと言えばもちろんそんなことはありません。
むしろ現在のような不確定要素の多い時期には万が一の為にキャッシュポジションをある程度充実させておく必要があるでしょうし、現金そのものの価値が下がったとしても不測の事態に備えた緩衝材としてある程度の現金は備えておくべきものです。
その上で、ここから先の第三層から上を見ていきましょう。
インフレに強い投資カテゴリーピラミッド ~ 第三層:現金を生み出す資産
第三層に挙げられる投資カテゴリーは
「現金を生み出す資産」
です。
ここも補足になりますが、本シリーズでお伝えする各カテゴリーの「投資」とは自分のキャッシュを転換して保有する行為のみならず、資金と同時に自分の時間も投資する部類、すなわち
「自分が所有するビジネス」
の意も含まれます。
そこで現金を生み出す資産とは
「家賃収入という形で現金を生み出す資産」
という類のみならず、
「自己資金と時間(と時に労働力)を投じた上で現金を生み出す資産」
もあり得ることになります。
その典型が自分が所有するビジネスであり、自分のビジネスを通して現金が生まれてくるわけです。
自分自身が直接ビジネスに携わらずとも株主として現金を生み出すビジネスに関わることもあり得ますが、いずれにせよビジネスという視点でより厳密に見ていくと
「通常は調子よく現金を生み出してくれる」
「けれども急激なインフレの時期には十分に収益を上げることが出来ない」
「下手をすればマイナスになりかねない」
そんなビジネスが多いことも事実。
厳しい現実を言えば、むしろ
「急激なインフレ下ではほとんどのビジネスが収益を落とす」
のは紛れもない事実であり、急激なインフレの中で最悪の場合は市場から退場せざるを得ないビジネスも出てくることになります。
そこで数字を簡単にした例えで、年間を通して
仕入れ値:$1,000
売り上げ:$1,100
という年間10%利益のビジネスがあったとします。
この時に年間利益は$100です。
その翌年には同じように仕入れ値が$1,000とすると、
仕入れ値:$1,000
売り上げ:$1,100
と同じように10%の利益が積み上がることになります。
ところが、もしもインフレが急激に進んで物価上昇率が前年比10%となった場合はどうでしょうか。
この場合は元々の仕入れ値が$1,000だったはずが、翌年の仕入れは$1,100になってしまいます。
そうすると初年度が
仕入れ値:$1,000
売り上げ:$1,100
だったとしても翌年には
仕入れ値:$1,100
売り上げ:$1,210
となり、前年の売り上げは全て仕入れ値に消えてしまうことになるのです。
さらにその翌年には
仕入れ値:$1,210
売り上げ:$1,331
となり、やはり前年の売り上げは仕入れで消えてしまうことに。
かくしてビジネスの中にはこの第三層に属する
「現金を生み出す資産 (ビジネス) 」
「けれども多額の元手が必要な資産(ビジネス)」
があり、粗利益が低いビジネスほど急激なインフレの時期には特に苦しくなる傾向があります。
その典型的な例として、世の中で必須の商売ながら今のような急激なインフレの影響をモロに受けてしまうのが「飲食業」です。
誰もが必要とする飲食業ですがビジネスとしてはその利益率は高いとは言えず、そこに費やすお金と労力は
「現金を生み出す投資」
ではあるものの、とりわけ今のような急激なインフレの時期には経営が厳しくなるカテゴリーと言えるものです。
投資カテゴリーのピラミッド構造について、明日に続けます。
投資案件をメールマガジンで無料購読。
下記よりメールアドレスをご登録ください。