昨年以来、米ドルで資産運用を志す方々からのコンサルティング依頼が急増しています。
弊社ではアメリカ不動産コンサルティングに加え、州規制当局に登録されるRegistered Investment Advisor (RIA)としてアメリカ国内での資産運用全般のコンサルティングも提供しており、内容は不動産投資以外となりますが、初心者の方々からのご質問を総括する意図で株や債券に関するまとめ記事を1月7日から期間限定であげさせて頂きます。
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謹賀新年、明けましておめでとうございます!
昨月はパンデミック以降の資産バブルの様相が大きく変化した年でした。
2020年から2022年初頭までは
「近年稀に見る低金利」
「今が千載一遇のチャンス」
とばかりに多くの人々が
- 住居物件購入
- 投資物件購入
- リファイナンシング
に動いた結果アメリカ不動産市場は活況を呈し、ブローカーたちも
「物件を出せば飛ぶように売れる」
「在庫がまだまだ足りない」
という嬉しい悲鳴の中で恩恵に預かり、業界全体が大きく飛躍した時期でした。
この流れがほぼ完全に断たれたのが昨年の3月、FRB(連邦準備制度理事会)による政策金利の引き上げで市場の引き締めが開始された後です。
アメリカ不動産市場でもしばらくは余力で勢いが続いていたものの、モーゲージ金利が
5%台
6%台
7%台
とジリジリと上昇していく中で購入を躊躇する人々が増え始め、寄せる波が引くかの如く年末に向けて急激に需要が低下していきました。
飛ぶように売れていたはずの物件が
「市場に出してもなかなか売れない」
「大きく値下げをしないと売れない」
という状況に陥り、アメリカ不動産市場の年間サイクルの流れも手伝って本年初頭は引き続き価格は下がっていきそうです。
もっぱらこの市場価値が下がる現象は地域市場毎に違いがあり、私(佐藤)のひざ元である南カリフォルニア市場においては値下がりの傾向が堅調に見えている一方で、中西部地区では堅調な様子が伺えます。
南カリフォルニアにおいては下げの勢いで昨年末から買主にはにわか勢いがつき、2022年初頭には考えられなかった「買い手市場」がほぼ出来上がりつつあり有利な物件購入に案内を展開しています。
かくして全米平均としては昨年までの流れを引き継いで本年2023年も価格調整は続く見込みですが、相対的には
「買い手市場」
の傾向はより顕著になり、物件購入を待ちわびていた方々にとってより有利な展開が可能な年となるのではないでしょうか。
横への展開を開始
そんな価格調整が本格化するだろう中、弊社においてはいよいよこの2023年を
「横への展開を開始する年」
と位置付けていきたいと思います。
おかげさまで当ブログも運営開始から6年目となる今も毎日更新を継続しています。
この間に世界中の同胞(日本人)の皆様にその存在を認知頂きましたが、ブログ開始元年からコツコツと時間をかけて
⇒ 記事をアップし続け
⇒ 新しい人々と出会い
⇒ 関係性を温めて
⇒ 求める方々だけにアメリカ不動産市場へと案内
を続けてきました。
けれども当ブログの体裁をご覧頂いて一目瞭然に分かる通り、6年目の今ですらデザインそのものは当初から変わらない「個人ブログ」の体そのものです。
毎日更新の記事をトップ画面に出しつつ、アメリカ不動産市場の様子をお知らせする以外は何の変化もないブログサイト。
実のところ、長期計画としては当ブログ開設からここまでの道のりはいわゆる
「準備運動」
の期間でした。
本日までに2000記事以上を上げる中で
「アメリカ不動産知識」
「アメリカ不動産市場の様子」
「アメリカ不動産投資の考え方」
を更新し続け、その間に着々と検索エンジンに当ブログの記事1つひとつをゆっくりとじっくりと読み込ませ続けてきましたが、おかげさまで
「アメリカ不動産関連キーワード」
としてはそれなりに検索結果に出てくるようになり、ここまでにかけた広告費はゼロのままです。
そして本年2023年からはいよいよ過去5年以上の準備期間を終え、ここまでの主なサービスは
- 南カリフォルニア不動産売買の仲介
- 全米不動産投資の仲介
で柱を築き上げてまいりましたが、これらの土台をもとにいよいよ「横に展開」するべく
⇒ サービスの数を増やし
⇒ サービスレベルを深め
⇒ アライアンスをより強化
し、太く広くアメリカ不動産を求める方々を支援してまいります。
モーゲージブローカーサービスを展開
そんな横展開の中でも本年から本格的に指導させるのが
「日本語でのモーゲージブローカーサービス」
です。
米国のみならず、不動産投資において一つのポイントとなるのが
「融資を受けてのレバレッジ投資」
ですが、とりわけアメリカ不動産の場合は
「物件価値が上昇基調」
という強みがあります。
FRB(連邦準備制度理事会)がインフレ誘導目標を2%強とする中でたった今は市場を引き締めるべく政策金利を上昇させ続けていますが、やがて最終的に落ち着かせたいレベルは2%強であることに変わりはありません。
これに伴いアメリカ不動産は物価指数に間接的に影響を受け、概ね物価指数以上の割合でその価値が推移していく傾向があります(現在のような価格調整の時期を除きます)。
このことが不動産投資家にとって何を意味するかといえば、
「融資を引いてレバレッジ投資を実践する時、デフレ基調の国と比較すると借金をコントロールし易い環境にある」
ということです。
ここがアメリカ不動産投資の強みの一つであり、ウォーレン・バフェット氏の強調する
「資産はゆっくりと形成するもの」
という王道に沿っての資産形成が可能になる所以です。
けれどもアメリカ不動産購入で融資を受けるにあたりネックになるのが
「アメリカでの不動産購入・不動産投資で融資を受けたいが、どこに問い合わせたらいいのか?」
「問い合わせた際に何をどう対応したらいいのか?」
「ただでさえ英語で書かれている為に、契約書内容が分かりにくい」
そんな英語での手続きの問題であり、アメリカ不動産を購入する際に融資を受けるにあたり難を覚える同胞(日本人)は米国内外に数多くいます。
このモーゲージに対するニーズを弊社の得意とする
- アメリカ不動産市場知識
- アメリカ不動産投資知識
- アメリカ不動産購入手続き知識
と掛け合わせることで、モーゲージを必要とする方々に大きく付加価値をお与えしていきたいのです。
かくして弊社ではモーゲージに対する需要に対し日本語でお応えするべく、事業の横展開の一つとして
「モーゲージブローカー事業」
を本年2023年から開始していきます。
皆様、本年2023年もどうぞよろしくお願いします!
元旦
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