昨年以来、米ドルで資産運用を志す方々からのコンサルティング依頼が急増しています。
弊社ではアメリカ不動産コンサルティングに加え、州規制当局に登録されるRegistered Investment Advisor (RIA)としてアメリカ国内での資産運用全般のコンサルティングも提供しており、内容は不動産投資以外となりますが、初心者の方々からのご質問を総括する意図で株や債券に関するまとめ記事を1月7日から期間限定であげさせて頂きます。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
投資の世界では誰もが馴染み深いだろう、
「長期投資」
という言葉があります。
「長期投資」は元々は
「Buy and hold(バイ・アンド・ホールド)」
という英語に起因しており、
「購入したまま保有し続ける」
というニュアンスから日本語では長期投資と呼ばれています。
私(佐藤)自身も度々お伝えするように投資スタイルは「Buy and hold(バイ・アンド・ホールド)」の長期投資そのもので、物件を購入した後はそのまま保有しています。
いつまで物件を保有するのかといえば、
「死ぬまで保有(途中で1031Exchangeはあり)」
です。
アメリカの今の税制では自分が死ぬときに物件を保有したままでも子孫に迷惑をかけることはありませんから(子孫は得しかしない)、
売却してキャピタルゲインを利確する
保有し続けて資産から利益を享受する
のどちらがよいかといえば、少なくとも私(佐藤)自身は後者のスタイルで
「死ぬまで資産から利益を享受し続けた方が良い」
と考えています。
ここからの時代はいよいよ万人が「個々に資産を形成する時代」であり、政府や勤めた会社に縋って生きる時代ではありません。
恐らく日本でも早晩今のアメリカのように副業が当たり前の時代になるでしょうし、公務員でも副業は当たり前の時代がくるのではないでしょうか。
資産形成の根本的な目的は
「経済的不安のない生活を維持すること」
にあるでしょうし、ここに金額の高は一切関係ありません。
「不労所得が20万円あるだけで十分に幸せに暮らせる」
というのであればそれで十分でしょうし、それならば
「死ぬまで毎月20万円の不労所得が入り続ける」
という資産形成が完成したら十分です。
だからアメリカ不動産はウマが合う
とどのつまり、資産形成の本質は
「純資産を増やすこと」
にあります。
給与所得を得たのであれば無駄遣いをせずに純資産を増やせるように全力で取り組むべきでしょうし、
- 年間0.3%の定期預金
- 年間0.4%の日本国債10年
の類を購入するよりは堅実に年間5~7%の利回りを実現して純資産の4%を上限に可処分所得とするのであれば、論理的には
「資産を失うことなく一生を終えられる」
ことになります。
このような「資産で暮らす」状態をじっくり、ゆっくりと実現していくのが長期投資です。
その意味では本来流動性の低い不動産投資こそ長期投資に非常に向いており、
- キャピタルゲイン増加
- (テナントからの家賃による)借入残高の減少 = 資産の増加
により、
じっくり
ゆっくり
純資産が増えていくアメリカ不動産は長期投資好みの私(佐藤)に完璧にハマっているのです。
ちなみにこの「長期投資」という言葉を世界に対し最も強い影響力で伝えているのは伝説の投資家ウォーレン・バフェット氏ではないでしょうか。
株式投資の世界でも「長期投資」或いは「バリュー投資」という言葉がよく知られていますが、私(佐藤)に言わせるのならアメリカ不動産こそ本質からして
- 長期投資
- バリュー投資
の概念がぴったり当てはまります。
アメリカ不動産こそ
「物件を極力安く購入する」
「長期運用で価値を高める(市場と共に価値を高める)」
「死ぬまで保有し続ける(もしくは1031Exchangeでより価値の高い物件と交換する)」
という式で、最後まで保有し続けることで
じっくり
ゆっくり
純資産を増やしていくことでリターンを最大化出来るのです。
長期投資とはその性質が正反対の
「机に張り付いて朝から夕方まで複数のモニターを使ってデイトレード」
というゲーム式の投資は否定はしないものの私(佐藤)の肌には全く合いませんし、それよりも
「ローリスクミドルリターン」
で年々純資産を着実に積み上げていった方が安心します。
最大の長期投資対象は
かくしてアメリカ不動産投資をして長期投資スタイルを最重要視していますが、実をいえば長期投資の対象としてアメリカ不動産以前に重要視しているものがあります。
それは
「自分への長期投資」
です。
個人で資産形成をして純資産を高め続けていくべき今の時代、経済的側面でいえばその順番は
1.元手を稼ぐ
2.稼いだ元手で資産を購入する
という、たった2つのシンプルなステップです。
資産形成で成功してゆく全ての人々を見て分かるとおり、誰もが最初に「1」の元手を大きく稼いでいます。
けれども突き詰めて本質を考えると、
「その元手はどこから現れるのか?」
という話なので、もちろん数字としてはその元手は
事業所得
給与所得
からに他なりませんが、それら「所を得る」のは他の誰でもなく「自分」ですから、
「自分への長期投資こそが元手を年々増やし、果ては資産形成の大元になる」
ことは間違いないように思います。
「資産形成」という言葉の表面だけを捉えるとどうしても目に見える結果のみを追い求めてしまいますが、それ以前に「個人としての稼ぐ能力」という内側に意識が向けられるべきです。
そして個人の稼ぐ力を伸ばすことは短期投資ではほぼ不可能であり、だからこそ
じっくり
ゆっくり
長期投資で「稼ぐ力」を高めていく以外にないのではないでしょうか。
私(佐藤)自身、本年もまた数字としての経済的目標を定めてはいますが意識的に追いかけ続けるのは「数字」そのものではなく、それ以前に
「アメリカ社会に提供できるサービスの質と量を高めること」
と定めています。
そのサービスの
(質 X 量)
の目標値を達成するのならば結果として経済的目標を達成できるように設定してあり、どこまでも焦点は
「人としての成長、経営力の成長」
にあります。
激動の様相がいよいよ深まる本年、より人として、また経営者として成長できるよう自分への長期投資を継続していきたいと思います。
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