アメリカ不動産への直接投資、プロ案件への出資で将来の自分基金を着実に育て上げていきましょう。
→ 最新の案件詳細はこちらから
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
久しぶりにアメリカ市場の今について触れておきたいと思います。
2022年の今頃は
「2023年、アメリカ不動産は大暴落する可能性がある」
そんな風に吹聴する声が多く聞こえていました。
ところがそんな噂はどこへやら、案の定、アメリカ不動産は堅調な推移を示す結果となりました。
或いは本年ほど、昔から言われてきた
「アメリカ不動産はインフレに対するリスクヘッジに効果的」
との言葉を証明する年はなかったのではないでしょうか。
結果としてアメリカ国内の中央値リスト価格は歴史的に高い水準であり、販売物件数そのものが非常に少なく、かつ住宅ローンの金利が7.5%近くにとどまっている状況に直面しています。
このような不動産市場においてはとりわけ初めての住宅購入者にとって、住宅所有のアメリカンドリームは以前よりも遠く感じられるものです。
とはいえ、全米各地の全ての物件が割高ということはありません。
今でも
「破格に安い」
と思える市場は存在しており、住宅購入が夢物語でなくアメリカ人にとってもまだまだ現実となる市場は存在しています。
価格にして30万ドル前後、或いはそれ以下で庭付きの物件を購入することは今でも出来るのです。
最初に言及しておくと、一部の地域が住宅に関して手頃な価格であるにはれっきとした理由があります。
これら価格の安いほとんどの大都市圏は人口減少を含む経済的な課題が見えていることも事実です。
けれどもほとんどの地域は生活費がかなり低く、不動産価格も手頃です。
これらの地域は当ブログでも度々言及しており、一般的には価格が急騰するような強力な需要がない中西部や南部に位置しています。
コロナ禍ではこれらの多くの地域で価格が急上昇したこともありましたが、それでもこれらの地域は国内のほとんどと比較してかなりお得な選択肢といえる市場です。
また特筆するべき点として、これらの大都市圏には経済的な課題があることとは裏腹に、多くの地域は雇用市場が成長しているのです。
ここから紹介する物件価格が安い地域10選の中で7つは、なんと平均以下の失業率を誇っています。
これら10選は100の都市圏で中央値の住宅リスト価格を比較したものです。
またより厳密にかつ平均的な視野で見るべく、1つの州あたり1つの都市圏に絞ってみていきます。
アメリカ不動産市場の今として、「今でも物件価格が安い都市10選」を見ていきましょう。
物件価格が安い都市10位:Baton Rouge, LA(ルイジアナ州バトンルージュ)
ルイジアナ州バトンルージュはその歴史が1721年からと古く、名前は"赤い棒"という意味のフランス語に由来します。
初期のミシシッピ文化の影響を受けた地域でもあり、1763年のパリ条約でフランスからイギリスとスペインに分割され、アメリカ独立戦争中には一時スペインの支配下に入りました。
19世紀初頭にアメリカの領土となり、1812年にルイジアナ州の一部として連邦に加盟しています。
また、実はこの地域は「ルイジアナの経済エンジン」とも称されるほどです。
ミシシッピ川沿いに位置するこの都市は中規模都市としては非常にコストパフォーマンスが高いことで知られており、大型の深水港を擁しています。
海辺にあるこの街は歴史的な地区や活気あるダウンタウンがあり、ジグソー、ブルース、ケイジャン音楽、さらにクレオール、フランス、スペイン、アフリカ系アメリカ人の影響を受けた地域です。
人口に関してはバトンルージュは2023年の時点で217,665人となっており、2020年の国勢調査以降3.04%減少しています。
ハリケーン・カトリーナの後に一時的に人口が急増しましたが、近年では市内の人口増加が停滞しており、郊外地域の人口が増加している状態です。
けれども失業率については、バトンルージュは2023年現在3.1%と、比較的低水準にあります。
そんなバトンルージュの不動産市場において、2022年10月の時点での中央価格は301,954ドルでした。
歴史的なスパニッシュタウン地区ではダウンタウンまで徒歩圏内の4ベッドルーム2バスルームの家が324,900ドルでリストアップされています。
この手の家はかなり美しく修復されており、税額控除の対象にもなっています。
ダウンタウンの良質な物件が32万ドル程度で購入できるとは、全米平均で考えるとかなり安価です。
物件価格が安い都市9位:Wichita, KS(カンザス州ウィチタ)
ウィチタはカンザス州の南中央部に位置し、1929年以降の大恐慌の間に出稼ぎによる人口流出の結果に経済が大きく縮小した過去があります。
けれどもそれ以降は回復を続け、2020年以降は更にウィチタ都市圏の人口はゆっくりながらも再び成長を見せています。
ウィチタは
- クライド・セスナ
- ウォルター・ビーチ
- ビル・リア
などの航空機の先駆者たちの故郷としても知られ、「世界の航空首都」という異名を取るほどです。
セスナとビーチクラフトは今でもウィチタに本拠地を置き、リアジェットやスピリット・エアロシステムズも同地に拠点を持っています。
そんなウィチタは第二次世界大戦中にボーイングB-29爆撃機の主要な製造センターにもなり、戦後も航空機の製造が主要産業として残りました。
そのまま冷戦時代にはボーイングの軍用航空機部門の本部となり、マクコネル空軍基地の所在地でもあります。
1990年代にはボーイングが労働組合との対立を背景に商業航空機のサブアセンブリ工場の多くをスピリット・エアロシステムズに売却し、この工場は今でもボーイングの主要な部品供給者として機能しています。
かくして航空産業を中心に軍需産業が根付く同地ですが、1924年に建てられた4ベッドルーム、2バスルームの家はウィチタ・カントリークラブの向かいに位置する歴史的なカレッジヒル・パークにあり、295,000ドルで購入可能です。
いささか古い物件が多いことは事実ですが、比較的新しい家では10万ドル台もざらにあるのです。
投資案件をメールマガジンで無料購読。
下記よりメールアドレスをご登録ください。