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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
全米の中でも比較的物件価格が安い市場についてお伝えしています。
日本では地方での暮らしが随分と見直されていると聞きます。
ひと昔前までは東京一極集中であることにはあらゆる面で利便性がありました。
もちろん今でも東京もしくはその近郊で暮らせばこそ、日本でも優位性に立てる部分は大いにあるかと思います。
けれども少なくとも完全に情報化社会に世界が移行した今、地球の裏側でも全く同じタイミングに同じ情報が得られる時代です。
ましてやサービスの行き届いた日本では都会と地方において暮らしの利便性はそれほどなく、従事する仕事に囚われないのであればなおさら、地方の方が衣食住において勝のではないでしょうか。
このことは米国でも同じことが言えます。
今回は住が安い地域市場の中でも目立った地域を紹介していますが、これらの地域は衣食住にかかる負担が少なく、かつおしなべて失業率も低い地域です。
それこそリモートワークで出来る仕事であれば、これらの地域で自宅を購入した方がよほど良い暮らしが出来ることになります。
人口は微増でも増えている
失業率も低い
ということであれば、投資対象としても大いに検討できるのではないでしょうか。
物件価格の安い地域について、昨日に続いて4位から3位までを見ていきましょう。
物件価格が安い都市4位:Detroit, MI(ミシガン州デトロイト)
ミシガン州デトロイトはアメリカの自動車産業の心臓部として知られる歴史的な都市です。
モーターシティとしての愛称で親しまれ、豊かな音楽文化と産業革命の遺産を持つこの街は近年、経済的復興を遂げつつあります。
かつての栄光の中心地が今、新たな活力に満ちた都市へと変貌を遂げているというわけです。
10年前に米国内最大の市の破産申請を経験した後、デトロイトは「ブルーカラーブーム」と呼ばれるほどの復活を遂げてきました。
人口の変動に目を向けるとピーク時の150万人から現在は約67万人にまで減少し、復活したと本当に呼べるのはここまで減少した都市がどれだけ復活してくるかにかかっています。
失業率の面では数年前の25%から現在は約8.8%に大きく低下し、目覚ましい改善を遂げています。
この変化は
- ステランティス組立工場
- ゼネラルモーターズ・ファクトリーZERO
- フォードのミシガンセントラルステーション
- アマゾン
などの雇用主の影響が大きいようです。
加えて
- インフラ
- 技術
- 再生可能エネルギー
- 先進製造業
への大規模な投資が経済の活況を促しています。
「グレーターダウンタウン」として知られる7.2平方マイルのエリアでは100以上の放棄された物件が再活用され、「都市変革」に大きく貢献してきました。
80年から100年前の更新されていない家が数千軒あるといわれており、掘り出し物はあるもののこれらはかなりのリノベーションが必要であることは間違いありません。
比較的新しい物件であれば4ベッドルーム、2バスルームのコークタウン調の家が28万4,900ドル、そして3ベッドルーム、1バスルームのレンガ造りのバンガローが8万7,900程度です。
2022年10月の中間住宅価格は25万2,250ドルでしたが、デトロイトの経済がどのように変化しているかに注目が集まります。
物件価格が安い都市3位:Rochester, NY(ニューヨーク州ロチェスター)
ニューヨーク州ロチェスターは「小麦粉の都」と「花の都」として知られ、小麦粉と花の生産におけるその重要な役割で知られています。
安い生活費と手頃な住宅価格を求める人々にとって最近はもっぱら人気の目的地となっており、近隣の市場の中で最も熱い市場のリストの名を連ねています。
20世紀後半の産業化後退に伴う人口減少に見舞われたものの、ロチェスター大都市圏は現在100万人以上にまで増え、売り出されている住宅の大部分は一戸建てですが、タウンハウスや新築住宅もあります。
ロチェスター市内の物件は、149,900ドル程度で購入できる1925年に建てられた2ベッドルーム、1.5バスルームの家があり、オンタリオ湖のプライベートビーチからわずか5分の立地です。
失業率に関してもロチェスターは顕著な変化を遂げています。
過去数年で失業率が大幅に減少し、経済活動の多様化と共に安定した雇用環境が形成されているのです。
特に
- 教育
- 医療
- 技術分野
の雇用が増加しており、これらの業界が地域経済における重要な柱となっています。
さらにこの都市は文化的にも豊かな要素があり、
多様な美術館
劇場
音楽会場
等が地元住民や観光客に幅広い娯楽を提供する元になっています。
また教育の面ではいくつかの有名な大学とカレッジがあり、学術研究と革新の中心地としても知られているのです。
ロチェスターの住宅価格中央値は2022年10月時点で249,949ドル。
これは他の多くの大都市圏と比較しても手頃な価格であり、住宅市場におけるその魅力を物語っています。
経済の安定と文化的な豊かさ、さらには手頃な住宅価格が融合したロチェスターは新たな住民を惹きつけ続けています。
米国でも北端に位置する当地の冬は寒く厳しいものがありますが、少なくとも衣食住が全て安く手に入る地域という意味では、むしろ雪を好む人々には人気があるのです。
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