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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
アメリカ不動産市場の中で、経済力の観点から不動産需要が高いと予想される州を上位から見ています。
州全体の経済力として、今も昔も変わらず強いのはカリフォルニア州です。
その経済規模は米国の中でも群を抜いており、成長率が鈍化しているとはいえ、パンデミックの最中に片膝をつきながらも成長し続けていたことは今更ながら驚かされます。
もっぱらその成長はシリコンバレーに牽引されているとはいえ、常にパイオニアを生み出す州の一つとしてその経済規模の盤石さを改めて数字で見せられるのではないでしょうか。
そこでこのような経済力は不動産市場にとって強い需要の要因となりますが、忘れてはいけないのはごく直接的な不動産需要の三大要素
- 人口
- 人口動態
- 賃金・雇用機会
です。
特に人口の増減は中長期的な不動産需要に大きく影響するため、どんな市場であっても見逃すことはできません。
その意味では、カリフォルニア州の経済力の盤石さはよく分かるものの、一歩下がって
「カリフォルニア州の人口は減少している」
という事実にも注目するべきです。
とはいえ、日本の面積より広いカリフォルニア州の人口を語る上では、カリフォルニア州の中でも
「どの地域市場は人口が増え続けているのか(減り続けているのか)」
に着目する必要があります。
そこでカリフォルニア州市場の今を、もう少し深堀してみましょう。
カリフォルニア州で人口が増え続けている市は、上位から下記の順番です。
カリフォルニア州で人口が伸び続けている地域市場
ロサンゼルス市 (Los Angeles)
2022年の人口: 3,883,747人
2023年の人口: 3,898,747人
人口増加数: 約15,000人
誰もが知るロサンゼルス市は多様な経済活動とエンターテインメント産業の中心地として、多くの人々を引き寄せています。
ハリウッドの存在や大規模な国際的なビジネス拠点があるため、特に若年層や専門職の人々が移住してきます。
また多文化共生の都市としても知られ、新しい移民の流入が続く都市です。
サンディエゴ市 (San Diego)
2022年の人口: 1,374,932人
2023年の人口: 1,386,932人
人口増加数: 約12,000人
サンディエゴ市はその温暖な気候と豊かな自然環境により、多くの人々が移住を希望する都市です。
テクノロジー産業や軍事関連の雇用機会が豊富で、ロサンゼルスと同様に若い家族や専門職の人々が引き寄せられています。
また品の高い教育機関と生活の質の向上も魅力とされています。
サンノゼ市 (San Jose)
2022年の人口: 1,003,240人
2023年の人口: 1,013,240人
人口増加数: 約10,000人
サンノゼ市はシリコンバレーの中心地であり、テクノロジー企業の本拠地として成長し続けています。
高賃金の雇用機会と革新的な環境が多くの技術者や企業家を引き寄せており、多文化で国際的なコミュニティが新しい移住者にとって魅力的です。
サンフランシスコ市 (San Francisco)
2022年の人口: 863,965人
2023年の人口: 873,965人
人口増加数: 約10,000人
世界的に有名なサンフランシスコ市は文化と経済の中心地であり、観光地としても有名です。
シリコンバレーの北側に位置するこの都市にはテクノロジーや金融業界の拠点として、多くの専門職が集まります。
そして高度な都市生活と豊富な文化施設が、多くの新しい住民を引きつけています。
残念ながら近年は治安の急激な悪化が懸念されていますが、それでも人口そのものは増え続けているようです。
フレズノ市 (Fresno)
2022年の人口: 537,107人
2023年の人口: 542,107人
人口増加数: 約5,000人
フレズノ市は農業が主要産業であり、中央カリフォルニアの中心都市です。
比較的低い生活費と豊富な農業関連の雇用機会が多くの人々を引きつけています。
地域のインフラとサービスの改善も、人口増加に寄与しているようです。
サクラメント市 (Sacramento)
2022年の人口: 518,943人
2023年の人口: 524,943人
人口増加数: 約6,000人
サクラメント市はカリフォルニア州の州都であり、政治の中心地です。
政府機関の存在と安定した雇用機会が多くの人々を引き寄せています。
また比較的手頃な住宅価格と良好な生活環境が、家族連れの移住を促進しています。
ロングビーチ市 (Long Beach)
2022年の人口: 460,742人
2023年の人口: 466,742人
人口増加数: 約6,000人
ロングビーチ市は大きな港湾都市であり、多様な経済活動が行われています。
港湾関連の産業と教育機関、そして医療機関の充実が新しい住民を引きつけています。
また、海岸沿いの美しい環境も魅力となっています。
オークランド市 (Oakland)
2022年の人口: 435,646人
2023年の人口: 440,646人
人口増加数: 約5,000人
オークランド市はサンフランシスコ湾エリアに位置し、多様な文化と産業が共存しています。
特に住宅価格が比較的手頃であることから、サンフランシスコからの移住者が増えています。
また豊富な文化施設と活気あるコミュニティが魅力となっています。
ただし治安面では懸念される一帯もあり、引っ越しを検討する上ではしっかりとした事前調査が欠かせません。
ベーカーズフィールド市 (Bakersfield)
2022年の人口: 398,455人
2023年の人口: 403,455人
人口増加数: 約5,000人
ベーカーズフィールド市は石油産業と農業が主要な経済活動です。
生活費が比較的低く経済的な安定性があるため、多くの人々が移住しています。
さらに都市の成長とインフラの改善が人口増加に寄与しているようです。
アナハイム市 (Anaheim)
2022年の人口: 341,824人
2023年の人口: 346,824人
人口増加数: 約5,000人
アナハイム市はディズニーランド・リゾートの所在地として知られ、観光が主要産業です。
観光業の発展とともに多くの雇用機会が生まれ、新しい住民を引き寄せ続けています。
また家族向けの住環境も魅力の一つであり、着実に人口を増やし続けている地域です。
。。。
さしあたり人口が増加し続けている10市に絞ってあげてみましたが、実際にはこの他にも人口が増加し続けているカリフォルニア州内の地域は数多くあります。
明日はその中でも、知名度の低い穴場的な市場を見てみましょう。
明日に続けます。
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