昨年以来、米ドルで資産運用を志す方々からのコンサルティング依頼が急増しています。
弊社ではアメリカ不動産コンサルティングに加え、州規制当局に登録されるRegistered Investment Advisor (RIA)としてアメリカ国内での資産運用全般のコンサルティングも提供しており、内容は不動産投資以外となりますが、初心者の方々からのご質問を総括する意図で株や債券に関するまとめ記事を1月7日から期間限定であげさせて頂きます。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
全米各地での経済再開と同時に新規お問い合わせが増えつつある旨をお伝えしました。
米国に暮らす方々の中で
⇒ 昨年の街の雰囲気
⇒ 今の街の雰囲気
この2つに大きな違いを感じない方はいないのではないでしょうか。
パンデミックがもたらした影響は決して小さいものではなく、あるいは仕事スタイルどころかライフスタイルそのものに変化があった人々も少なくありません。
かくいう私(佐藤)自身も昨年を通して大きく身の回りの環境が変化し、将来に向けていよいよ揺るぎない自信と基盤が確立された時期となりました。
米国には
401Kリタイアメントプラン
という米国政府により用意された仕組みの中で老後資金を自己責任の元に増やしていく制度があります。
実を言うと、私(佐藤)はこの401Kリタイアメント口座は開設したことがありません。
今後も開設する予定もありませんし、このまま資産は401Kリタイアメントプランの外で育て続けていくと思います。
その理由は、計算をしてみると自分基金の構築は不動産事業をベースに401Kの外で積み上げた方が確実に有利だからです(あくまで佐藤の場合です)。
もちろん401Kリタイアメントプランそのものを否定しているわけではなく、誰もが自分の信念と計画に合った老後準備に取り組むべきでしょうし、けれども当初その詳細を調べてみると少なくとも401Kは自分に合わなかったのです。
また興味深いことに、金融知識に長けている公認会計士の方々でも
「401K口座は持っていない」
という知り合いが結構います。
結局のところ401Kリタイアメントプランを活用しようがしまいが、自分自身で金融知識を高め続けて自分の将来は自分で準備するしかないのでしょうし、パンデミック以降の経済対策による副作用も末長く続いていくだろう今からは待ったなしで人生に対して攻め続けていく必要があるように感じています。
本日も続けます。
全米に「罠」をしかけてみる
昨日までは投資用の物件を探す時に
- 物件の見た目(間取りと詳細)
- 物件の価格
を見る以前に大切なポイントとして、よく聞く
「不動産はロケーション、ロケーション、ロケーション」
と3回唱えるこの言葉を
ロケーション(州)
ロケーション(市)
ロケーション(スイートスポット)
と解釈してお伝えしました。
アメリカ不動産市場もまた地域市場の塊であり、すべての地域を
キャッシュフロー市場
キャピタルゲイン市場
ハイブリッド市場
に大まかに分けた時に、最初のロケーション(州)はこのいずれかに落とし込まれることになります。
最初のロケーション(州)をどこにするかは
⇒ 経済の動き
⇒ 市場の動き
⇒ ポートフォリオ内の物件の運用成績
により、早ければ1カ月単位で変化していくものです(佐藤のパターンです)。
そしてタイミングに応じて
ロケーション(州)
を定めた後に来るのが
ロケーション(市)
であり、
「この州であればこの都市」
というのはほぼ決まっています。
もちろん投資物件は全米どこにでもあるものですが、純粋に事業として成り立たせたいのであれば
「伸びている市。これからも伸びていく市。」
であることは必須だろうと思うのです。
そして自分が州の中で狙いを定めている市の中に、最後のキーワードである
ロケーション(スイートスポット)
が出てきます。
ロケーション(スイートスポット)
この3回唱えるロケーションの定義そのものは佐藤が個人的に使っている言葉ですが、3番目のロケーション(スイートスポット)とは
「市の中に位置する特定のボーダーライン」
のことです。
ここもまた私(佐藤)が過去から現在までの知見から個人的に定義しているラインのことですが、分かりやすく言えば
「このラインの中に出てきた物件は要チェック」
であり、やや大げさにいえば
「このラインの中に出てきた物件は目をつぶって購入してもよい」
とも言える、不動産投資安全区域のようなものです。
余談ながら、私(佐藤)の手元には1日に相当数の物件情報が飛び込んできますが、その物件情報の99%以上はスルーしています。
その理由は、99%以上の情報はロケーション(スイートスポット)の中に入っていないからです。
けれども1%以下の物件が目に飛び込んだ時、それまでの作業をすべて中止して
- 物件の見た目(間取りと詳細)
- 物件の価格
を始めて精査することになります。
結局のところ、物件を精査する段階でそれ以前に勝負は半分以上ついているものだと思います。
そしてこのロケーション(スイートスポット)を定めておくとよいのは、自分の判断にブレが出ないことです。
物件がいくら立派だろうがロケーション(スイートスポット)に入っていないのであれば検討の対象外にしますし、その方が時間的にも報われるものです。
そしてこの自分定義のロケーション(スイートスポット)を定めるとき、そのラインを確信させるのはやはり
「現地視察」
になります。
過去に現場を見て周辺の環境と雰囲気を掴んでいるからこそ、そのロケーション(スイートスポット)にハマる物件を見るときにはその視察時の情景と雰囲気を思い出しながら精査できるわけです。
「自分が理解していないものには手を出さない」
これは不動産事業に限った話ではないでしょうし、投資として定義するのであればいよいよ自分が肌身で理解するものに資金を投じる方が結果が育まれていく可能性は高いと思うのです。
不動産は
ロケーション(州)
ロケーション(市)
ロケーション(スイートスポット)
私(佐藤)は個人的にそんな風に定義しています。
明日に続けます。
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