アメリカ不動産への直接投資、プロ案件への出資で将来の自分基金を着実に育て上げていきましょう。
→ 最新の案件詳細はこちらから
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
アメリカ不動産金融で押さえておきたい最低限の知識として、Primary Mortgage Market(プライマリー モーゲージ マーケット)の中でも昨日はInstitutional Lenders(機関融資者)についてお伝えしました。
Institutional Lenders(機関融資者)を一言でいえば、
「消費者の預金を融資資金とする融資機関」
です。
誰もが想像する商業銀行を始めとして、これらInstitutional Lenders(機関融資者)は預金を融資の原資としています。
お金は寝かせているだけでは何の意味もありませんから、
「取り付け騒動は発生しない」
という前提で、これら金融機関は預かっている預金の一部を貸し付けて、その返済利息で利益を出しているのです。
お金がお金を生み出す源流はここにあり、当初は金貸しは卑しい職業とされていた時代もありながらも、現代の金貸業は世界経済を牛耳る力があることは周知のとおりです。
そしてInstitutional Lenders(機関融資者)の中でも
- 住宅購入に融資してくれる機関
- 住居地域開発案件に融資してくれる機関
- 商業物件開発案件に融資してくれる機関
等、その方針により融資対象は大きくことなりますが、いずれにせよ消費者の生活にとってInstitutional Lenders(機関融資者)の存在はなくてはならないものであることは間違いありません。
そこで今度はPrimary Mortgage Market(プライマリー モーゲージ マーケット)で活動するInstitutional Lenders(機関融資者)とは別の金融機関、Non-Institutional Lenders(非機関融資者)についてポイントを押さえていきましょう。
Non-Institutional Lenders(非機関融資者)
アメリカのNon-Institutional Lenders(非機関融資者)は、従来の銀行システムの外で活動する様々な金融会社を包括する呼び方です。
要するに、これらの貸し手は州または連邦によって規制された銀行や金融機関、信用組合、投資会社、開発会社、または他の規制された貸し手ではなく、前でのInstitutional Lenders(機関融資者)が預金を融資の原資とするのとは反対に、独自の方法で調達する資金を融資に回している機関です。
いくつか例を挙げてみます。
Peer-to-Peer Lenders(ピアツーピア貸し手)
個人間のお金の貸し借りのシステムです。
著名なLending ClubやProsperのようなプラットフォームは従来の銀行インフラを使わず、個人間で直接お金を貸し借りすることを可能にします。
この辺りはIT社会ならではという気がしますが、かなりの規模で
お金を借りたい個人
お金を貸したい個人
をつなげるプラットフォームを整えて収益を得ています。
Private Mortgage or Real Estate Lenders(プライベートモーゲージまたは不動産貸し手)
不動産取引に焦点を当て、物件購入のための代替金融オプションを提供する機関です。
Online Lenders、Financial Technology Companies(オンライン貸し手および金融技術会社)
いわゆるフィンテックと呼ばれる技術が台頭する中、この手の金融機関もまたNon-Institutional Lenders(非機関融資者)として活動しています。
Quicken Loans(Rocket Mortgage)、LoanDepot、PennyMacのような会社は主にオンラインで直接融資活動を展開し、さまざまな貸付商品を提供しています。
Business Lenders(ビジネス貸し手)
ビジネス資金調達を行う金融機関です。
OnDeckやKabbageのような会社は従来の銀行よりも柔軟な要件でビジネスのための資金調達ソリューションを提供しています。
Consumer Finance Companies(消費者金融会社)
この消費者金融が最も馴染み深い言葉ですが、アメリカではSoFiやPayPalは消費者に直接個人ローンやその他の金融商品を提供する例です。
。。。
かくしてNon-Institutional Lenders(非機関融資者)は特に
- クレジットスコアが低い個人
- より簡単に融資を受けたい個人
にとって大いに歓迎される代替手段を提供していることになります。
これらの貸し手は競争力のある金利と条件を持ち合わせており、IT技術を駆使して融資プロセスそのものを合理化し、モーゲージ産業でその存在の重要性を増しつつあるのです。
同時にNon-Institutional Lenders(非機関融資者)は良い側面ばかりでなく、このNon-Institutional Lenders(非機関融資者)業界はFRB(連邦準備制度理事会)が監督しきれず、またその政策をもって直接的に誘導できない金融機関であるからこそ独特なリスクがあることも事実です。
政府保証が何らないこれらの機関で仮に債務不履行の連鎖反応が起こると、そのインパクトは過去の金融不安以上のものになると予想されています。
Primary Mortgage Market(プライマリー モーゲージ マーケット)においてはこのような
Institutional Lenders(機関融資者)
Non-Institutional Lenders(非機関融資者)
の二者が混在していることを把握しておきましょう。
投資案件をメールマガジンで無料購読。
下記よりメールアドレスをご登録ください。